シン・ハギュン&ハン・ジミン、新ドラマ「ヤンダー」出演のきっかけは?“イ・ジュンイク監督と作業したかった”(総合)

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写真=TVING
シン・ハギュン&ハン・ジミンが、死に別れた夫婦として20年ぶりに共演する「ヤンダー(Yonder)」がベールを脱ぐ。

10月11日午後、TVINGオリジナルシリーズ「ヤンダー」(演出:イ・ジュンイク、脚本:キム・ジョンフン、オ・スンヒョン)のオンライン制作発表会が開かれた。この場にはシン・ハギュン、ハン・ジミン、チョン・ジニョン、イ・ジュンイク監督が出席し、作品について紹介した。

10月14日に初公開される「ヤンダー」は、死んだ妻からのメッセージを受け取った男性が、彼女に会える未知の空間“ヤンダー”に招待されることから繰り広げられる物語を描く。

「ヤンダー」は、イ・ジュンイク監督の初のOTT(動画配信サービス)作品で初のヒューマンメロドラマとして注目されている。11年前に原作の本を読んで驚いたというイ・ジュンイク監督は、「時代を先んじた驚くべき世界観と設定に惚れた。あの時、映画化してみようとシナリオを一生懸命に準備したけれど、失敗した。たくさんの時間が経って、OTTという新しいプラットフォームが登場した。OTTならもっと深く表現できるんじゃないかと思う」とし、「ヤンダー」が誕生した背景を紹介した。

イ・ジュンイク監督は、実は近未来の設定が盛り込まれた「ヤンダー」が、ヒューマンメロだとはあまり思わなかったという。彼は「撮影した後にそのように言われた。これは何? と思った。おそらくシン・ハギュン&ハン・ジミンの2人の俳優のケミ(ケミストリー、相手との相性)の影響ではないかと思う。実はラブストーリーが含まれていたけれど、自覚していなかったようだ。シナリオを書く時は、科学的に論理的に説明しなければならないが、説明を乗り越える瞬間がある。すなわちそれは俳優が作り出すものだということを感じた。私も今回学んだ」と打ち明けた。

「ヤンダー」には、リアリティ、バーチャルリアリティ、仮想世界という3つの空間が登場する。イ・ジュンイク監督は「2人の男女のラブラブな眼差しでいっぱいの空間だ。空間は設定にすぎない」と説明した。

俳優たちは、イ・ジュンイク監督との作業に期待を示した。妻の死後、空虚な人生を生きていく「サイエンスM」の記者ジェヒョン役を務めて、ドラマを引っ張るシン・ハギュンは「このストーリーの世界観が気に入った。死に対する新しい解釈が印象的だった。そしてイ・ジュンイク監督との作業に対する期待が大きかった」とし、「ヤンダー」を選択した理由を公開した。

ジェヒョン(シン・ハギュン)の死んだ妻イフでイメージチェンジを図ったハン・ジミンは、「最初にシナリオを読んだ時にすらすらと興味深く読める本がある。しかし『ヤンダー』は、セリフを噛み締めるようになるし、誰もが死を迎えるが、生と死、幸せに対する考えと余韻がある作品だった。そして、不思議なヤンダーの世界はどんなものか気になったし、多くの方々がイ・ジュンイク監督との作業を推薦してくれた。明快にこういうストーリーだというふうに入ってくる本があれば、『ヤンダー』は私に今後の人生に対する余韻をもたらす作品だった」と話した。

ハン・ジミンは、自分の役割がリアクションが非常に重要な役だと言われた。彼女は「ジェヒョンの感情を追っていく作品であり、私から主導的に感情を表出するよりは、そのように感じさせる演技がユニークだった。今までやったことのない演技だった。リアクションを引っ張っていく人物だけど、イフはどうしてそんなことをしたのか、ジェヒョンはどうしてそんなことをしたのか反応を誘導することにフォーカスを当てて演技した」と振り返った。

イ・ジュンイク監督のペルソナであるチョン・ジニョンは、脳科学者ドクターKに扮する。チョン・ジニョンは、「イ・ジュンイク監督と多くの作品をした。どんな脚本でも、とにかくやる関係だった。脚本をもらってからは、どんな話なのか知りたかった。SFだと聞いた。監督が時代劇をたくさんしたけれど、現実に密着した話をたくさん描いた。しかしSFだと言われて、これはなんだろうと思ったけれど、シナリオを読んで監督がどのようにこの話を描くか知りたかった」と好奇心を示した。

「ヤンダー」は、SFドラマでありながら、SF物という表現を控えた。イ・ジュンイク監督は「2032年の近未来を背景にしているが、原作はもっと遠い未来だ。今30年後を考えてみると、ものすごく変わっているような気がする。SFといえば、宇宙人が登場して、宇宙船が浮ばなければならないような気がした。それはアメリカの映画が築いてきた世界観の中でそのような連想をするのだが、必ずしもそうではない。原作の価値は、私たちの人生と密接な瞬間を作り出す。仮想世界が現在と合わさるようにする。ほとんどのSFが、状況や設定だが、これは違う。感情のスペクタクルは、宇宙船に負けない」と強調した。

それなら俳優たちが感じた「ヤンダー」はどんなものだろうか。シン・ハギュンは「実際に撮影した空間が美しくて、想像していたよりきれいで美しかった」とし、ハン・ジミンは「近未来、SFと言われて、真っ白で仮想的な空間が繰り広げられるのかと思ったら、意外と現実的な空間だった。異質感を与えるというよりは10年後にありそうな感じ、現実的な空間だった」と話した。

近未来を背景とするが、「ヤンダー」が伝えようとしていることは、結局イ・ジュンイク監督がこれまで作ってきた映画と変わらなかった。チョン・ジニョンは、「脚本を読んで、『抽象的だ。監督の作品とは違う』と思ったけれど、全体試写会をしてみた結果、『監督が元々やっていたのと同じだ。こんなに難しい話をこんなに簡単に、感動的に作っている』と思った。死を扱い、SF作品だから難しいという先入観を持つかもしれないが、私が観た結果、とても簡単に感情を入れることができる、感情移入しやすいストーリーだった。それから監督は、いつも別の世界を描きたがる。結局は、監督が言おうとするストーリーで、人と人との関係が濃く残っており、異質感を感じなかった」と明らかにした。

イ・ジュンイク監督は「ヤンダー」を感情のスペクタクル映画であると定義した。イ・ジュンイク監督も驚くほど、ジャンルまでメロドラマに変えたシン・ハギュン&ハン・ジミン。2人の共演に期待が高まっている。

記者 : パク・アルム