BTS(防弾少年団)の入隊問題に兵務庁長が公式コメント「軍服務が望ましい」

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写真=BIGHIT MUSIC
国防部に続き、兵務庁長も、BTS(防弾少年団)が軍服務を遂行した方が、公正性、公平性に反さないという公式コメントを発表した。

イ・ギシク兵務庁長は本日(7日)、国会で行われた国防委員会の兵務庁国政監査で「BTSも軍服務をするのが望ましいと思う」と話した。

イ庁長は「兵役資源が減少している状況だ」とし、「兵役義務の履行に関する最も重要なことは、公正性と公平性だ」と付け加えた。続いて「(BTSの兵役をめぐる議論に関連し)社会的な合意を得る具体的な計画があるのか」という質問には、「様々な世論調査の結果も見ているが、特に計画はない」と答えた。

先立って4日、国防部も国政監査で、兵務庁と同じ公式コメントを発表した。国防部は、BTSにだけ兵役特例を適用するのは、公正性に反するとみている。

イ・ジョンソプ国防部長官は、9月20日に開かれた国会第4回本会議の外交統一安保分野の対政府質問で、「国防部の考えをもう一度申し上げる」とし、「BTSの兵役問題に関しては『兵役義務履行の公正性の面で代替服務制度を拡大することは難しい』という従来の立場に変わりがない」と答えた。

一方、10月5日に行われた文体部国政監査で、パク・ボギュン文化体育観光部長官は、BTSのメンバーの中で最年長のジン(1992年生まれ)の入隊の期限が今年12月末であるため、12月中に兵役問題がまとまるよう、速やかに文体部の立場を決めたいと明らかにした。

続けて、「国防は神聖な義務であり、兵役は公正さの象徴という点と、BTSが韓国の文化の先導役として韓国をPRし、経済的に非常に大きな影響力をもたらした点、そしてBTSを含む大衆芸術家と純粋芸術人の公平性の問題、BTS(全7人)のうち、1人のメンバーが軍隊に行った場合の完全体での公演の問題、世論、20代男性たちの意識、国会議員の意見を総合的に踏まえて検討中だ」と話した。

BTSは、すでに1回、兵役法一部改正の恩恵を受けている。最年長のジンは当初、昨年末が入隊期限だったが、2020年12月22日に行われた兵役法の一部改正(国威宣揚のための体育・大衆文化芸術分野の優秀者は兵役年齢を30歳まで延期可能)に従って、2022年末まで入隊の延期が可能になった。年内に法改正が行われない場合、来年1月のジンを皮切りに順次入隊することが義務となっている。

これは花冠文化勲章を基に決まったことだ。BTSは2018年、文化体育観光部側から花冠文化勲章を受賞した。彼ら同年、2018年基準で韓国の歌手としては初めて米ビルボードのメインアルバムチャートである「ビルボード200」で2つのアルバムが続けて1位になるなどの功績が認められ、文化勲章が授与された。

BTSはこれまで数回に渡り、公の場で「兵役は当然の義務だと思っている。国に呼ばれればいつでも応じる予定だ」とコメントしている。

記者 : ファン・ヘジン