「今日のウェブトゥーン」ナム・ユンス、自身の性格とは異なるキャラクターを熱演“僕なら好感を抱いた相手には十分表現する”

Newsen |

写真=Agency Garten
俳優のナム・ユンスにとって「今日のウェブトゥーン」は成長ドラマだった。

彼は最近、Newsenとのインタビューで、SBS金土ドラマ「今日のウェブトゥーン」(脚本:チョ・イェラン、イ・ジェウン、演出:チョ・スウォン、キム・ヨンファン)の裏話を明かした。

最近韓国で放送が終了した同作は、毎日「今日のウェブトゥーン」をアップロードするためのウェブ漫画業界のダイナミックなオフィスライフ、その世界に足を踏み入れた柔道選手出身の新米ウェブ漫画編集者オン・マウム(元gugudan キム・セジョン)のレベルアップ成長期を描いたドラマだ。劇中でナム・ユンスはエリート新入社員のク・ジュニョン役でイメージチェンジを図った。

長い間一緒だったク・ジュニョンと別れを告げたナム・ユンスは「今でも明日になれば、バッグを背負ってNEONウェブ漫画編集部に出勤しなければならないような気分です。頑張って撮影しただけに余韻が残る作品なので、一方ではスッキリとしていますが、寂しい気持ちもあります」とドラマの放送終了に対する名残惜しさを表した。続いて彼は「NEONウェブ漫画編集部は、ク・ジュニョンのように僕をたくさん成長させてくれたドラマなので、長く記憶に残りそうです。視聴者の皆さん、最後まで愛情を持って見守っていただき、心から感謝しています。毎日自身の『今日のウェブトゥーン』のワンページをめくっている皆さんをいつも心の中で応援し、支持しています。ありがとうございます」と話した。

「今日のウェブトゥーン」はウェブ漫画会社を背景にしているが、結局はすべての人の夢を描いたドラマで視聴者に希望と癒やしを与えた。ナム・ユンスは「子供のころの夢は、普通の男の子が夢見る警察官や消防士のような職業に興味が多かったです。誰かの役に立てる職業が素敵に見えました」とし「もし、俳優になっていなかったら、性格上、会社に入社して働いていそうではない気がします。事務職よりは、もう少し自由でクリエイティブな職種で働いていたんじゃないかと思います」と自身の子供のころの夢について語った。

何よりもナム・ユンスは「今日のウェブトゥーン」で同年代のキム・セジョン、そして大先輩のチェ・ダニエルなど、多くの俳優たちと共演しながら俳優として一歩成長した。彼は「すべての編集部員、作家さんと息が良く合いました。楽しく撮影しながら作品についてもたくさん話し合い、キム・セジョンさんはいつもエネルギッシュで明るく、現場でスタッフが元気がなくなるときも、いつも力になっていました。そして僕は親父ギャグが好きなので、チェ・ダニエル先輩のギャグが本当に好みで、楽しく撮影できました」と裏話を明かした。続いて「いつも会えば楽しい現場でした。ウェブ漫画編集部だけでなく、作家さんたちと一緒のシーンでも息がぴったりで、アドリブと作品について話しながら楽しく撮影に取り組みました」と付け加えた。

もちろん、残念だったところもあったという。ナム・ユンスは「クォン・ヨンデプロデューサー役だったヤン・ヒョンミン先輩が、シーンの最後のところでいつも先輩だけの特別なアドリブで終えていました。先輩の老練さに感嘆するほどでした。四字熟語を使ったり、本当に思いつかないような面白いセリフを発していたのですが、ほとんど編集され、視聴者の皆さんがそのシーンが見られなかったのが個人的に本当に残念でした」と名残惜しさを見せた。

従来演じてきたキャラクターと性格が異なったク・ジュニョンは、ナム・ユンスにとって挑戦のようなキャラクターだったという。彼は「最初はウェブ漫画編集部で使う言葉が聞き慣れませんでした。使っている言葉の意味と語源について調べて勉強したことを覚えています。撮影現場では多くのキャラクターが登場して一つの空間に一緒に映るシーンが多かったです。なので共演者の皆さんに迷惑をかけないようにできるだけミスをしないように努力しました」と振り返った。

ナム・ユンスは出演作のうち、人々に最も強烈な印象を残したNetflixシリーズ「人間授業」のギテとは正反対のオムチナ(何でもできる完璧な息子)キャラクターを演じた。ナム・ユンスに対する関心が増幅している中、彼は「ギテとジュニョン、実際の僕とはすべて異なるキャラクターです。それでもどちらかというと近いのはク・ジュニョンのほうですね。人見知りをするところとか、徐々に一緒に染まっていく部分が僕に似ています」と説明した。

ナム・ユンスはク・ジュニョンとのシンクロ率は50%くらいだとし「人見知りするところや、チームの雰囲気が盛り上がったときに一緒に呼応する部分は僕とかなり似ていました。違うところはオン・マウムに好感を抱くようになったとき、ジュニョンは消極的な態度でしたが、僕だったら相手に好感を十分に表現し、相手が認知できるほど表現しただろうと思います」と話した。

記者 : パク・アルム