放送開始「チアアップ」ハン・ジヒョン&ペ・イニョク、衝撃的な出会い…青春と浪漫溢れるキャンパスライフ【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS「チアアップ」放送画面キャプチャー
「チアアップ」が視聴者に清涼なエネルギーを届けた。

3日、韓国で初放送されたSBS新月火ドラマ「チアアップ」第1話では、輝かしい歴史にも関わらず廃れてしまった50年の伝統をもつ大学応援団「テイア」に集まった若者たちと、ト・ヘイ(ハン・ジヒョン)、パク・ジョンウ(ペ・イニョク)の引き続く悪縁が描かれ、関心を集めた。

この日の放送では、厳しい現実に、現在よりは未来を、浪漫よりは実益を追う新入生ト・ヘイの明るくて溌溂とした姿を描き出し、愉快に幕を開けた。ト・ヘイの目標はたった1つ、大学の看板の力で成功することだ。これにト・ヘイは高校生の家庭教師をはじめ、洗濯物の配達、害虫の駆除などのアルバイトをし、キャンパスの浪漫も忘れたまま激しく生きていた。

そのような状況で、ト・ヘイの厳しい現実に初の浪漫である応援団「テイア」が訪れる。新入生向けの応援オリエンテーションでみた「テイア」の応援ステージは、胸を躍らせるほど躍動感あふれて楽しかったし、青春の情熱そのものだった。特に、その過程で展開されたト・ヘイとパク・ジョンウの続く悪縁が目を引く。キャンパスを歩き回りながら新しい20歳の始まりのときめきを満喫していたト・ヘイは、露天劇場の階段に自分の名前を刻み込み、これをパク・ジョンウが目撃したのだ。「きれいに消さないと通報する」というパク・ジョンウの警告を無視したが、2人の悪縁はここで終わらなかった。ベンチに横になって眠っているト・ヘイを無視することができず、彼女に大学の広報誌をかけてあげていたパク・ジョンウは、ちょうど目覚めたト・ヘイと目が合って変人扱いされるなど、誤解を招いた。

そしてある日、ト・ヘイは予期せぬ提案を受けることになる。「テイア」の第34期OBであるペ・ヨンウン(ヤン・ドングン)が、彼女に応援団の1ヶ月間の活動費として100万ウォン(約10万円)を提案したのだ。当時「テイア」は昔の名声はなくなったまま、予算横領、学園祭での応援団の不誠実な公演など、元応援団の団長が犯した事故により、学生たちの間で応援団の廃止運動が繰り広げられていた。毎日が茨の道だったため、ペ・ヨンウンは校内の人気ナンバー1であるチン・ソンホ(キム・ヒョンジン)を使って応援団の新人団員を増やそうと計画したのだ。特に、チン・ソンホがト・ヘイに好感を持っているということに気づいたペ・ヨンウンは、ト・ヘイに徹底した秘密維持だけを条件に、入団を提案した。初対面から「お金を信じるか」と聞く怪しいペ・ヨンウンの提案を疑ったが、結局母親(チャン・ヨンナム)の「これも一時だ。やりたいならやらないと」という応援の下、ト・ヘイは「大学生活で意味のある活動になると思う」という理由で「テイア」に入った。

このような状況で劇の後半、ト・ヘイとチン・ソンホが「テイア」の第51期の新しい出発を知らせて目を引いた。新人団員として第一歩を踏み出すときめきと、パク・ジョンウの「好奇心だけで耐えるのは厳しいと思うけど、1つは約束する。その先には必ずすべての補償を受けられる瞬間が待っている。その瞬間を共にしたい」という温かいアドバイスも束の間、チン・ソンホが「2019年に入団した現役生の中で、1人が死ぬかもしれないという噂が広がっているというのは、本当ですか?」とみんながタブーとしていた3大予言に言及し、雰囲気は一瞬にして逆転した。果たして、応援団「テイア」の3大予言は的中するのか? 今後の展開に注目が集まる。

また、ト・ヘイとパク・ジョンウの本当の初の出会いが公開され、関心を集めた。ト・ヘイと壁の横で共に身を隠したまま、恋人の変心を聞いてト・ヘイの涙を目撃したのがパク・ジョンウだったのだ。これに彼は、露天劇場の階段に書かれているト・ヘイの名前と顔を交互に見ていたのを思い出した。これまで応援団「テイア」に夢中になっていたパク・ジョンウの人生に、明るいト・ヘイが強烈な印象を与えた。お互い決して忘れられない出会いの瞬間を記憶に残すことになった。応援団長と新人団員として再会することになった2人が、これからどのようなストーリーを描いていくのか期待を高める。

このように「チアアップ」は、初放送からしっかりと愛しい新入生を魅力的に描き出し、視聴者の注目を集めた。特に、これを演じたハン・ジヒョンは貧乏のサイクルを断ち切るため、1日の24時間を分単位で区切って過ごす家の実質的な家長から、恋人の変心に涙を流す弱い一面まで、キャラクターの立体的な姿を完璧にこなし、“ヘイキャリー(ト・ヘイ+ハードキャリー)”という修飾語がつけられた。

また、パク・ジョンウ役のペ・イニョクも、いつも原則を最優先にする真面目な先輩であり、解散危機に直面した応援団を守りたい純粋な浪漫を持つ応援団長としての魅力をアピールした。キム・ヒョンジン(チン・ソンホ役)、チャン・ギュリ(テ・チョヒ役)、イ・ウンセム(チュ・ソンジャ役)も適材適所で存在感を発揮し、興味をそそるキャラクタープレイを完成させた。それに、Peppertonesの明るくて清涼な音楽は、視聴者に爽やかでポジティブなエネルギーを届け、我々が忘れていた20歳の青春とキャンパスの浪漫を刺激する起爆剤となった。

記者 : イ・スンギル