※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
「ユニコーン」でシン・ハギュンとウォン・ジナが、危機に瀕したスタートアップmaccomを生かした。笑いに感動までを届けたシットコム（シチュエーションコメディ：一話完結で連続放映されるコメディドラマ）が終了した。 

Coupang Playオリジナルシットコム「ユニコーン」が、先月の30日に連続公開された第11、12話（最終話）を最後に終了した。最後まで明日が分からないスタートアップmaccomを巡って繰り広げられるストーリーを愉快に扱った。 

まず、この日maccomは、“美談”で騒いだ。ジェシー（ペ・ユラム）が酔って偶然してあげた親切が、誤った選択をしようとした脱走兵を感動させ、彼のレビューがオンラインコミュニティを通じて公開されたのだ。これを見たキャロル（ペ・ユンギョン）は、maccomのCEOスティーブ（シン・ハギュン）の美談によって企業イメージを高めようとした。 

「ブランドリニューアル」とされたが、事実上スティーブの美談を無理やり操作しようとしている状況だ。一部職員の反対にもかかわらず、有名税に目がくらんだスティーブは、キャロルの提案を受け入れた。これにフィリップ（キム・ウク）のジッパー袋100万個の注文ミスも受け入れ、宅配運転手のためのおやつ提供キャンペーンで800万ウォン（約80万円）以上のコーヒー代を出した。 

また、車に飛び込んだ指名手配犯を病院にすぐ移して勇敢な市民として崇められ、結局スティーブの美談が生成された。 

しかし、スティーブの美談もライバルのマゼンタのイ・グノ（ホ・ジュンソク）には餌食になった。無理な経営で理事会から追い出される危機を迎えたイ・グノが迂回上場で利用する会社を探していたマゼンタのためにmaccomを狙ったのだ。過去の思い出がある食堂でスティーブに後悔を告白し、同情心を刺激したイ・グノは、自らmaccomを訪ねてmaccomの迂回上場を提案した。スティーブは最初は警戒したが「お前がジョブズで私はティム・クックくらいだ」というイ・グノの褒め言葉に乗った。 

maccomの社員が上場後に浮かれている中、アシュリー（ウォン・ジナ）は違った。アシュリーはスティーブに「そんなことをされても分からないのか、虎の口に入るのだ。 虎の年に虎口（騙されやすい人）になりたいのか」と話した。しかしスティーブは「私がうまくいくのが嫌なのか。なぜ妨害するのか」と反論した。

失望したアシュリーは、協約式でスティーブに向かって「知っていながら騙されるのだ。あなたは過去にだけ生きているから。一人の力で以前のようにうまくいかないことを知りながらもそうだ。滅びるに決まっているのに、あの悪い奴のせいだと言えばいいから。虚勢を張ったが自信はなく、責任をとることは怖いが尊敬はされたいし」と怒り、社員証まで投げ捨ててmaccomを離れた。 

スティーブはアシュリーの怒鳴り声で気がついた。イ・グノも本性を現した。彼はスティーブが協約式で署名しないと「格好良く私が行こうとしたが、持分だけ食べれば良いから」とし、「私がどうやってあなたの会社を破って食べていくのかよく見てろ」と脅迫した。また、「あなたの持分は30％くらいあるよね？ 私は今、ディギングファクトリーとあちこちで20％買ってくるところだ」として、経営権紛争を暗示した。 

そのようなイ・グノに対抗してmaccomは一丸となった。イ・グノの“年俸8千”の提案も断ったフィリップはもちろん、全職員から署名をもらってきたのだ。もちろん、イ・グノもスティーブの両親と恩師まで説得し、持分の確保に熱を上げた。イ・グノとマゼンタが49.98％で、スティーブとmaccomの49.02％の持分を上回る状況になった。 

しかし、スティーブが主張した通り、結局は“人”が残った。どちらも50％の持分を確保できない中、ストックオプションにより1％の持分を持っていったアシュリー、いや株主のシン・セビョク（ウォン・ジナ）が帰ってきたのだ。彼はスティーブ側に1％を加え、maccomが50.2％で防御できるようにサポートした。 

maccomを守った会食の席でスティーブとアシュリーも和解した瞬間、全職員にジンバブエから発生したエラーのニュースが飛んできた。ジンバブエの老人だけがシルバー合コンアプリの「アゲイン」を利用できるようハッキングされたのだ。滅びたようだったその瞬間、突然“アゲイン”の加入率がアップし、新たな転換点を暗示した。