ユチョン出演の映画「悪に捧げ」メイン予告編を公開…手に汗握るアクションシーンに期待

OSEN |

写真=映画予告編
映画「悪に捧げ」が、暗くて重い雰囲気を暗示するメイン予告編を公開した。

「悪に捧げ」は、一瞬にして全てを失った男性テホン(ユチョン)と、最初から失うものがなかった女性ホンダン、崖っぷちでお互いの人生に向き合う2人の人生を描くハードボイルド恋愛物語だ。

28日に公開されたメイン予告編は、崖っぷちで会った2人の男女の様子を、リアルに収めている。「一瞬にしてどん底に落ちてしまった男」というフレーズと共に、一時は優秀な医者だったが、ある事件を機にすべてを失ったテホンの姿を見せている。

順番に公開される登場人物たちは、それぞれが事情を抱えている。続いて、テホンが悲しい事情を隠しているホンダン(イ・ジンリ)と並んで座って話を交わす姿は、崖っぷちの状況で出会った男女の姿を描いて、2人の俳優のシナジー(相乗効果)を期待させる。

どこかに向かうテホンとホンダンの姿は、彼らの運命を暗示し、ハードボイルド恋愛を予告している。ここに橋の上で危なっかしく立っているテホンの姿は、彼が選択の分かれ道で生存と恋のためにどのような選択をするのか、期待が高まる。

特に、「気をつけろ。恐れるのが1番安全だ」というフレーズは、シェークスピアの戯曲の1つである「ハムレット」に登場するセリフで、崖っぷちに落ちて、数々の懐柔と脅迫に苦しむテホンの状況を暗示している。

「悪に捧げ」は2021年、米「ラスベガス・アジア・フィルム・アワード(Las Vegas Asian Film Awards)」の最優秀男性演技賞をはじめ、フランス「Beyond the Curve International Film Festival(BCIFF)」の脚本賞、スウェーデン「ベルゲン国際映画祭(BIFF)」の脚本賞、監督賞、作品賞を受賞して、多数の映画祭から関心を集めた作品だ。韓国で10月に公開される。

記者 : キム・ボラ