「あなたの願いを言えば」ソン・ドンイル、体を張ってチ・チャンウクを救う【ネタバレあり】

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=放送画面キャプチャー
ナム・ギョンジュが、ついに死を遂げ、根強い悪縁の輪を断ち切った。

韓国で28日に放送されたKBS 2TV水木ドラマ「あなたの願いを言えば」第15話で、ユン・ギチュン(ナム・ギョンジュ)は、運命の場所で再会したユン・ギョレ(チ・チャンウク)、カン・テシク(ソン・ドンイル)、ピョ・チョル(パク・ソンイル)と接戦の末に死去し、視聴者の手に汗を握らせた。

昨日の放送でユン・ギョレは、ホスピス病院を修羅場にしてしまったユン・ギチュンを追い出すために、カン・テシクの友人たちと緻密な計画を立てた。彼はカン・テシクを警察に通報したとし、「もう、それぞれの道を歩みましょう。班長は班長なりに罰を受け、僕は僕なりにお金を湯水のように使って、血縁の恩恵を被る」とし、ユン・ギチュンと共に病院を出た。

しかし、ユン・ギョレの下心を見抜いたユン・ギチュンは、「カン・テシクが生きている限り、僕が望めばカン・テシクに会うことができる。根強い縁だ。僕は今このショーを楽しんでいるから」とし、笑顔を浮かべた。これまでユン・ギョレにあらゆる悪行を犯したピョ・チョルは、彼がユン・ギチュン会長の息子であることを知って衝撃を受けた。

カン・テシクは、警察に偽装した道端の友人たちを見た後、すべての計画が自分を救おうとするユン・ギョレの計画であることを知って、ユン・ギチュンの後を追い始めた。ユン・ギョレは、ソ・ヨンジュとの通話で「死ぬ前に、一瞬だけでも幸せになりたかったという願い、病院に来て実現できたみたいだ。だからもう心残りはない。君のおかげで、僕が思っていたよりにずっと幸せだった」と言いながら涙を流した。

ホスピス病院で過ごした幸せな瞬間たちを思い浮かべたユン・ギョレは、深く息を吸った後、チャン・ソクジュンが待っている道路を走り始めた。逃げるユン・ギョレを見たユン・ギチュンは、ピョ・チョルに彼を捕まえるように叫び、彼らは再び追いつ追われつの追撃戦を繰り広げて、息の詰まるような緊張感を与えた。

すぐに捕まったユン・ギョレは、遠くにチャン・ソクジュンが乗っている車を発見した。チャン・ソクジュンが自分を殺しにきたことを知っていたユン・ギョレは「お父さん、僕を助けて。しっかり教えてほしい。これが最後になりそうだから」と、ユン・ギチュンを抱きしめた。チャン・ソクジュンは涙を流しながらアクセルを力一杯に踏み、ユン・ギョレに向かって突進した。

その瞬間、救急車に乗って2人の後を追っていたカン・テシクは、ユン・ギョレを救うためにチャン・ソクジュンの車を止めようとし、そのときピョ・チョルは、どさくさに紛れてユン・ギチュンを刃物で刺した。

カン・テシクと共に救急集中治療室に入院したユン・ギチュンは、とうとう息を引き取った。喪主として葬儀場にいたユン・ギョレは、ユン・ギチュンの訃報にも動揺した様子を一切見せなかった。

ユン・ギチュンの訃報を聞いたハ・ジュンギョン(ウォン・ジアン)は、彼の遺体安置所を訪れた。彼女は「ありがとう、助けてくれて。兄さんが病んでいくのを知っていたけれど、自分の人生を生きたかったんだ。そのおかげで、自分がどのように生き残れたのかを知ったから、これから死ぬことはないと思う」とし、ユン・ギョレを安心させた。ハ・ジュンギョンは、ユン・ギョレに本当の家族になろうと提案に「後で後悔するんじゃないよ。私、本当にかっこよくなるから。あの看護師のお姉さんは逃してはいけない」とし、彼への執着を諦めた。

再び平和を取り戻したチームジニーとホスピス病院の人々は、病状が悪化したカン・テシクを丁寧に介護した。カン・テシクは、ソ・ヨンジュとユン・ギョレに「2人とも、お願いだから出ていってデートでもしてきて。僕の願いだよ」し、暗い雰囲気を払拭した。しかし、彼の本当の願いは別にあった。彼はチームジニーの末っ子ユ・ソジン(チョン・チェウン)に、自分の最後の願いを密かに打ち明けて、視聴者たちの好奇心を刺激した。

「あなたの願いを言えば」は、スリルあふれる追撃戦をはじめ、チ・チャンウク、ソン・ドンイル、少女時代のスヨン、ウォン・ジアンがドラマチックな感情を濃密に表現して没入感を高めた。カン・テシクの最後の願いとは何なのか、ユン・ギョレとソ・ヨンジュの愛はハッピーエンドを迎えるのか、「あなたの願いを言えば」の最終話に期待が高まっている。

KBS 2TV水木ドラマ「あなたの願いを言えば」の最終話は、韓国で29日の夜9時50分に放送され、A&E KOREAのLIFETIMEでも配信される。

記者 : チャン・ウヨン