YGヤン・ヒョンソク前代表、脅迫の容疑をめぐり…ハン・ソヒと証人が対立

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写真=OSEN DB
ハン・ソヒと証人の陳述が食い違っている。ハン・ソヒは証人に、YG ENTERTAINMENTの元代表であるヤン・ヒョンソクに脅迫された事実を言ったと話したが、証人は脅迫に関する内容を聞いた覚えはないと証言した。

26日午前、ソウル中央地裁第23刑事部(チョ・ビョンギュ、キム・ソヤン、キム・ブソン)主管で行われたヤン・ヒョンソク前代表の特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(報復脅迫など)の容疑に関する裁判が開かれた。同日の裁判には、ヤン・ヒョンソク前代表とハン・ソヒに麻薬を提供したB氏が出席した。B氏は現在、別の麻薬容疑で拘束収監中だ。

検察とヤン・ヒョンソク前代表側は、ハン・ソヒの公益通報書と元iKONのB.Iの麻薬関連容疑について報じたマスコミのA記者を証人として申請することをめぐって対立した。

ヤン・ヒョンソク前代表側は、起訴後にA記者から陳述を聞いて証人申請することは、法理に違反する余地があるとした。また、A記者とハン・ソヒが会った経緯や盗聴記録に関しては、すでに証拠として提出したため、証言が必要ないと意見した。裁判部はハン・ソヒの脅迫に関する内容だけを尋問すると明らかにした。

同日の裁判には、先立って予告された通りにハン・ソヒに麻薬を供給したB氏に対する証人尋問が行われた。ハン・ソヒは、これに先立って法廷でB氏にヤン・ヒョンソク前代表から脅迫されたことを検察で会って話したと証言した。しかし、B氏はハン・ソヒからのヤン・ヒョンソク前代表から脅迫されたことを聞いた記憶がないと証言した。当時、B氏は拘束され裁判を行った状況であり、共犯関係にあるハン・ソヒと検察で会話できる状況ではないと説明した。

検察はB氏が2019年と2020年、警察と検察にハン・ソヒから「ヤン・ヒョンソク前代表から脅迫された」ことを聞いたと陳述したと明らかにした。B氏がハン・ソヒから聞いたと陳述した内容は、全て警察と検察調書に残っていた。

B氏はハン・ソヒが、公益通報を2019年6月以降、7月と8月にヤン・ヒョンソク前代表にB.Iの陳述内容を聞く内容を盛り込んだ手紙を送った。しかし、B氏はヤン・ヒョンソク前代表にどうして手紙を送ったか覚えていないと話した。B氏は「真実だけを話したし、思い出せないことは思い出せないと話した」と最終陳述を残した。

裁判部は、ハン・ソヒの陳述に対する信憑性よりは、ハン・ソヒが脅迫されて陳述を覆したという事実が、検察の証拠によって立証されるか見届けると明らかにした。

27日午後4時にはハン・ソヒがヤン・ヒョンソク前代表から脅迫されたことを取材したものと知られたマスコミのA記者に対する証言尋問が続く予定だ。

ヤン・ヒョンソク前代表は2016年、B.Iの麻薬疑惑をもみ消すためにハン・ソヒに陳述を覆したことを強要した疑いで、現在裁判を受けている。

ハン・ソヒは2020年7月、尿検査でメタンフェタミン(ヒロポン)やアンフェタミンなどの陽性反応が出て、保護観察所に拘禁された後、起訴された。当時、彼女はすでに麻薬類管理法違反の疑いで懲役3年、執行猶予4年を2017年に宣告され、執行猶予中だった。彼女は第1審裁判で有罪が認められ、昨年に懲役1年6ヶ月を言い渡されて拘束された。彼女はこれに従わず、控訴審と上告審を続けたが、全て棄却され、結局実刑が確定した。

ハン・ソヒは、収監中にまた別の麻薬投薬の疑いで、第1審で懲役6ヶ月の実刑を再び宣告された。

記者 : パク・パンソク