※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
ハッピーエンドになれなかったイム・ジュファンとイ・ハナの青春ラブストーリーが描かれた。

24日に韓国で放送が開始したKBS 2TV 「三姉弟が勇敢に」では、テジュ（イ・ハナ）とサンジュン（イム・ジュファン）の過去が描かれた。

テジュは医学関連のコンテンツ企画者兼ペイドクターで、陰のある幼少時代を過ごした。早くに夫を亡くした母ジョンスク（イ・ギョンジン）が、ヘンボク（ソン・スンファン）との再婚で新しい家庭を作った中、テジュは養父ヘンボクに愛情を注がれて育つも、三兄弟のうち、自分だけがヘンボクの実の子供ではないという理由で悩みを抱えていた。

テジュが幼い年齢で医大進学を決めたのも、ジョンスクのせいだった。しかし、無理矢理進学した医大に適応することは難しく、そんなテジュを慰めたのはサンジュンだった。

「一人でいたいからちょっと帰ってくれる？ 人が泣いているのを知っていながら、あえてかまってくるなんて……」とテジュが悪態をつくも、サンジュンは「初恋の人が泣いているのに、どうやって帰るんだよ。僕が聞いてあげる」と落ち着いた口調で慰めた。

事情を聞いた後、「たくさんあることじゃないか。以前、君の学校で撮影をした時、君のことをたくさん思い出したんだ。君が医大に進学したことを知ってたから」と話した。テジュは「医大に進学したくなかった。母が望むから進学しただけ」と告白し、サンジュンは「君は、今も妹たちに全部を譲りながら生きているの？」と悲しんだ。

俳優として活動しながら、父の借金を返しているというサンジュンは、「楽しいことばかりの人生はないよ。試験を受け直して、本当にやりたいことをしなさい」と彼女を励ました。「それが何かわからない。何をどうすればいいかわからない」というテジュの愚痴には「なら僕と付き合おう！」と叫んだ。そうして2人は恋人同士になった。

一方、サンジュンはスターになったものの、大黒柱として家の生計を担っていた。サンジュンが「底抜けのかめに水を注いでいるのが僕の人生だ。僕はたくさん稼いでいるけれど……」と嘆くと、テジュは「ずっと今のように稼げるとは思わないで。人気は下がるかもしれないじゃない。その時に備えなければならないよ」とアドバイスした。

また、テジュは入隊が一番の悩みだというサンジュンに「うまくできるよ。あなたは夢を叶えたじゃない」と励ました。そして自身の家庭事情を話した。サンジュンは「僕、夢がもう一つできた。君のそばで君と一緒に幸せになることだ」と、テジュに愛を伝えた。

問題は彼らの関係がマスコミで報道され、テジュがサンジュンのファンによってひどい目に遭ったことだ。家族も、学校に行かずにサンジュンと旅行に行ったテジュを非難した。特にジョンスクは「君は何があっても医大を卒業しなさい。そして、これ見よがしに医者と結婚しなさい」と意地を張った。テジュは「どうして私がそうしなければならないの？ 私はお母さんの操り人形なの？」と怒った。

いつの間にか30代後半になったテジュは、相変わらず独身生活を続けていた。この日、妹ソリム（キム・ソウン）の結婚相手の家族との顔合わせに参加したテジュは、妹夫婦に家は譲らないと言いながら「私が結婚する前に、あなたたちは結婚できない。絶対にダメ」と宣言した。

後半にはバス停に貼られているサンジュンのポスターを破るテジュと、そんなテジュの姿を発見したサンジュンの姿が描かれ、本格的な展開の始まりを知らせた。