カン・ドンウォン、映画「憑依」に出演決定…ホ・ジュノ&イ・ソムらとの共演に高まる期待

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写真=CJ ENM
俳優のカン・ドンウォンが新作「憑依」(仮題)でカムバックする。

同作は幽霊の声を聞くことも見ることもできないが、幽霊のような洞察力であらゆる事件を解決する偽物の退魔師のチョン博士(カン・ドンウォン)が、これまで経験したことがない強力な憑依事件を依頼されることから繰り広げられるストーリーを描く。

代々に村を守る堂主の嫡孫だったが、今はYouTubeの退魔チャンネル「ハヌルチョンTV」を運営しているチョン博士役は「プリースト 悪魔を葬る者」「華麗なるリベンジ」「MASTER/マスター」「新感染半島 ファイナル・ステージ」から「ベイビー・ブローカー」まで、幅広いジャンルとキャラクターを務めてきたカン・ドンウォンが演じる。幽霊ではなく、人の心を読むという信念で偽物の儀式を行ってきたが、強力なものに憑依された少女の事件を依頼され、変わっていくチョン博士に変身した彼は、これまでなかった魅力的なキャラクターの誕生を予告する。

「国家が破産する日」「潔白」「世宗大王 星を追う者たち」に続き、「モガディシュ 脱出までの14日間」で披露した圧倒的な存在感と熱演で、昨年の「青龍(チョンリョン)映画賞」をはじめ「韓国映画評論家協会賞」「釜日(プイル)映画賞」で助演男優賞を総なめしたホ・ジュノは、手段を選ばず、巫女の霊力を狙うボムチョン役を務め、強力な悪役のオーラを披露する予定だ。

憑依された妹を助けるため、チョン博士を探すユギョン役にはイ・ソムがキャスティングされた。「サムジンカンパニー1995」で「青龍映画賞」で助演女優賞を受賞し、ドラマ「復讐代行人~模範タクシー~」の堂々としたキャラクターで人気を集めてきた彼女は、他人とは違う秘密を抱えているユギョン役を通じて、新しい変身を見せると期待を高めている。

いわゆる“カン坊っちゃん”と呼ばれるチョン博士のパートナーのインベ役には、「エクストリーム・ジョブ」「ブラザー」など、エネルギと個性溢れる演技を披露したイ・ドンフィが務める。2人きりだが「ハヌルチョンTV」のナンバーツーというプライドで、チョン博士と共にする彼は、カン・ドンウォンと“ティキタカ(相性が良く、ポンポンとやり取りする様子)ケミ(ケミストリー、相手との相性)”を披露する。チョン博士が子ども時代から縁を結んできた、心強いサポーターのファン社長役は「ハント」「キングメーカー」など、各作品でしっかりした演技力をアピールしてきたキム・ジョンスが務め、劇に力を与える。

特に「憑依」はポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」、パク・チャヌク監督の「別れる決心」から、映画「ただ悪より救いたまえ」で助監督を務めたキム・ソンシク監督の演出デビュー作だ。今月14日から、本格的な撮影に突入した。

カン・ドンウォンは「監督をはじめ、すべてのスタッフと息がよく合って気持ちよく初撮影を終えた。面白い作品であるだけに、現場でも楽しく撮影できるのではないかと思う」と感想を伝えた。

キム・ソンシク監督は「スタッフ、そして出演陣の方々のおかげで、初撮影を無事に終えることができた。ついにこの作品を撮影することになって嬉しく、感謝している」と伝えた。

記者 : キム・ナラ