「還魂」イ・ジェウク“パート2で見せる新たな姿に期待してほしい”
OSEN |
写真=C-JeSエンターテインメント
俳優のイ・ジェウクが、ドラマ「還魂」に対する愛情を表した。tvNの土日ドラマ「還魂」パート1は、韓国で8月28日、破格的なエンディングで幕を下ろした。命を失ったチャン・ウク(イ・ジェウク)の復活で終わったパート1は、視聴者に新鮮な衝撃を与え、パート2に対する期待を増幅させた。
劇中でテホ国“チャン家”の上品だが不良なお坊ちゃんのチャン・ウク役を演じ、テホ国の運命を左右する術師で生まれ変わるキャラクターを完成させた。イ・ジェウクは最後まで劇を完璧に導いていく存在感を見せた。
以下は「還魂」について語ったイ・ジェウクとの一問一答である。
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――長い時間一緒に過ごしてきた「還魂」パート1を終えた感想を教えてください。イ・ジェウク:パート1を昨年から約1年間撮影しました。長い間撮影に没頭していたので、皆さんの前で僕の姿をお見せすることがあまりなくて、心配していました。でもドラマが放送され、視聴者の皆さんに気に入ってもらえて本当にありがたかったです。一生懸命に準備しただけに、報われた感じがしました。物足りなさが残る部分も、満足した部分もありましたが、皆さんがくださった関心と愛に支えられ、これからの撮影もさらに頑張ってできそうです。
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――イ・ジェウクさんに出演を決心させた「還魂」の魅力は何ですか?イ・ジェウク:台本をもらって読んだところ、ストーリー自体が興味深いと思いました。次の内容を予測できず、チャン・ウクの成長が爆発的ですが、それに違和感がなかったんです。それでさらに惹かれたと思います。その話の中に入って直接演じてみたいという気持ちになりました。ファンタジー活劇、今後いつまたこのようなジャンルをやることができるか分からないじゃないですか。そういった魅力が出演を決心した理由です。
――パート1ではチャン・ウクの成長期が描かれました。チャン・ウクを表現することは簡単ではなかったと思いますが、チャン・ウクを演じるために最も重点を置いた部分はどこですか?
イ・ジェウク:チャン・ウクはギャップがすごくあるキャラクターだと思います。真剣なところを見せたかと思えば、いつそうだったかというように、以前のことを忘れたかのように行動します。思考と行動、言葉使いがものすごく自由なところが多かったです。そういったキャラクターとセリフをチャン・ウクとイ・ジェウク化させるのに長い時間をかけました。
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――チャン・ウクの成長と共に話題を集めたのが、まさに華やかな剣術アクションでした。アクションシーンのためにどれくらい、どんな準備をしたのですか?イ・ジェウク:チャン・ウクの剣術アクションのためにアクションスクールに通って、撮影を一緒にしてくださるアクション俳優さんにも時間ができる度に聞いて、学びながら準備しました。大小の怪我もありましたが、チャン・ウクのストーリーを続けていく際に、流れが途切れないようにするため本当に一生懸命準備しました。
――深い感情の演技のほか、現実味のある演技も話題を集めました。特に初放送で見せたリアリティ溢れる足の指の演技で“足の演技の第一人者”という評価を聞いたりもしました。このような現実味溢れる演技をうまくこなすイ・ジェウクさんならではの方法はありますか?
イ・ジェウク:初めて발연기(パルヨンギ。足の演技。また大根役者という意味もある)という言葉を聞いた時は少し驚きもしました。演技が下手だったのかなと思ったのですが、身体部位の「足」が登場する演技を言うものだったんです。序盤、突拍子もないけれど機転の利くチャン・ウクを見せるため、本物のチャン・ウクを探そうと努力した部分が、このような現実味溢れる演技を見せることになったのではないかと思います。
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――ロマンスの演技も欠かせませんでした。「チャン・ウク有罪」という言葉が聞かれるほど眼差しが話題でしたが、このような反応に同意されますか?イ・ジェウク:ロマンスからブロマンス(男同士の友情)まで、視聴者の皆さんがたくさん愛してくださって、本当にありがたかったです。ムドク(チョン・ソミン)に向けた感情線をきちんと見てくれたようで感謝しました。「チャン・ウク有罪」はユノク(ホン・ソヒ)と一緒にいるシーンでそのような反応を見せてくれたようですが、ユノクがチャン・ウクに対する気持ちを抱くようになったのは、チャン・ウクの行動と眼差しが誤解を招いたためだと言われました。チャン・ウクもそれを知っているように見えました。「相手から一方的な好意を抱かれたからといって、お辞儀した人と見るのは悔しい」というセリフがありますが、これはチャン・ウクが間違っていたようです。僕自身もチャン・ウクは有罪だと思います。
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――イ・ジェウクさんが選ぶ名場面や名セリフがあれば教えてください。イ・ジェウク:最も記憶に残っているシーンは3部のエンディングです。罰を受けて起き上がったチャン・ウクが笑うのですが、撮影当時、傷ついても折れないように努力してみると、自然に笑いが出てきました。きっと痛かったでしょうが引き下がることなく、むしろ爆発的なチャン・ウクの姿が描かれました。この場面でチャン・ウクというキャラクターが最もよく表れたと思います。
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――チャン・ウク役でイ・ジェウクにイプドク(オタク入門)をしたという人が多いです。イ・ジェウクさんが考えるチャン・ウクのイプドクポイントは何ですか?イ・ジェウク:チャン・ウクは諦めることを知らない人物だと思います。命を失う数回の危機を経験しながらも、自分が成し遂げようとすることをやりきらなければなりません。このようなチャン・ウクの意志、根性が視聴者の皆さんの心を惹きつけたのではないかと思います。僕もチャン・ウクを演じながらたくさんのことを学びました。
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――ウギドギ(チャン・ウク&ムドク)、コチャン(コ・ウォン&チャン・ウク)カップル、ファンチョギドゥル(「還魂」+キムチョギ(大切な存在)たち)など多様な愛称を誕生させて視聴者たちから愛されました。一番好きな愛称は何ですか?イ・ジェウク:キャラクター一つひとつを素敵に撮ってくださった監督と素敵なストーリーを書いてくれた作家さん、スタッフの皆さん、そして一緒に演じてくださった俳優たちのおかげでこのような大きな愛をもらったのだと思います。回を重ねていくほど新しい愛称ができるのが不思議で面白かったです。これはみんな視聴者の皆さんの関心だと思うので、本当に感謝しています。すべての愛称に愛着が沸きます。
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――チャン・ウクと他のキャラクターたちのケミ(ケミストリー、相手との相性)も際立っていました。“ケミ職人”として定着した秘訣は何でしょうか?イ・ジェウク:まず、撮影現場の雰囲気が本当に良かったんです。同年代の俳優が多く、話が合って連帯感が生まれたと思います。すぐに親しくなりましたし、長期間一緒に撮影をしてみると、お互いについてもっとよく分かるようになりました。このように現実に近い姿が演技にも見えたのではないかと思います。
――20部作として放送され、視聴者の多様な反応を見たと思いますが、記憶に残っている反応はありましたか?
イ・ジェウク:時間ができれば反応を探してみる方です。視聴者の皆さんが送ってくださった反応には批判もあり、賞賛もありましたが、批判はうまくいってほしいという意味のムチだと思って謙虚に受け入れ、賞賛からは良いエネルギーをもらいました。
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――パート1を通じて俳優イ・ジェウクが得たことがあるとすれば何ですか?イ・ジェウク:まず監督、作家さん、スタッフの方、俳優、先輩たちを得ました。素敵な人たちと一緒にできて、より良かった現場でした。また、チャン・ウクを演じながら実際には経験することがなかった様々な気持ちを感じることができ、一層成長した俳優イ・ジェウクを得た現場でした。
――パート2を待っている視聴者に一言お願いします。
イ・ジェウク:まだ「還魂」は終わっていません。パート2のために一生懸命撮影をしながら走っています。パート2では、パート1とは異なる新しい姿に出会うことができると自信を持っています。視聴者の皆さんが愛してくださったチャン・ウクは消えませんでした。また帰ってくるチャン・ウクの姿に期待していただきたいです。
記者 : パク・アルム