オ・マンソク、来日インタビュー!韓国ドラマの人気に感謝「すべての面でレベルが上がっているのを現場で感じている」

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大ヒットドラマ「愛の不時着」をはじめ、ミュージカル、演劇、映画とさまざまな分野で精力的な活動を続ける俳優オ・マンソクが、8月東京・神宮前にオープンしたイタリアンジュエリーブランド「ADORO(アドロ)」の旗艦店の発表会のために来日。Kstyleでソウルにて昨年末に行ったロングインタビューが大好評だった彼に、再度インタビューを敢行した。

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「3年ぶりの日本にテンションがあがりっぱなしです(笑)」

――最近はどのように過ごされていましたか?

オ・マンソク:演劇「ザ・ドレッサー」とミュージカル「ジェントルマンズガイド:愛と殺人編」」を今年初旬に終えて、専任教授として勤務している韓国芸術総合学校演劇院の授業などもしながら過ごしていました。また、9月6日から僕が演出と出演をする「True West」という演劇がスタートするので、その脚本を翻訳したり、練習をしたりと準備を進めているところです。

――とてもお忙しそうですね。お休みはないですか?

オ・マンソク:ドラマの準備もしているので、まったく休みはないですね。実はドラマも2本決まって、同時に準備が進行しているんです。

――前回のインタビューで「日本に行きたい」とおっしゃっていましたが、久しぶりの日本はいかがですか?

オ・マンソク:2019年の夏以来なので、3年ぶりの日本になります。本当に来たかったのでとても気分がよくてテンションがあがりっぱなしです(笑)。昨日、到着してすぐにお寿司を食べたから、一層気分がいいです(笑)。

――日本でやりたいことは?

オ・マンソク:まずは、おいしいものを食べたいという望みを昨日、お寿司を食べて叶えました(笑)。あとは街並みを見ながら歩きたいです。今日はスケジュールがあるので、明日、楽な服装とスニーカーで散歩をしようと思っています。ラーメンも食べたいですね。大阪にある金龍ラーメンがとても好きなのですが、今回は大阪には行かないので、しょうゆラーメンを食べたいです。韓国にもしょうゆラーメンはありますが、なかなか日本の味を出すのが難しいんですよね。

――散歩がお好きなんですか?

オ・マンソク:歩くのは好きですね。原宿とか表参道は散歩をするのにいいコースみたいなので、ぜひ歩きたいです。
 

悪役の醍醐味「次はもっと悪いことをしてやろうって(笑)」

――前回のインタビューで「凍てついた愛」「愛の不時着」「五月の青春」の3作品連続での悪役のお話もとてもおもしろかったですが、悪役の醍醐味は?

オ・マンソク:現実の生活では経験できないことを思い切りできるのがとてもいいです。台本に書いてあるのだから、悪いことをするのが当然なので(笑)。普段はストレスを受けても道徳的に破天荒な行動はできませんが、悪役をやっているときは思い切りたまっていたストレスを発散することができます(笑)。また、悪役として画面に出てくる自分を見るのも新しい自分の顔を発見したような気がして「よし、次はもっと悪いことをしてやろう」って思ったりもします(笑)。

――悪役をしても、これまでオ・マンソクさんが持たれているよいイメージがあるので、悪く言われないのでしょうね。

オ・マンソク:そんなことないです。たくさん言われますよ。最近は3つの悪役のせいで悪い人のイメージのほうが強いかも(笑)。でも、反応がないよりは、どのような形でも関心を持っていただくほうが俳優としてはいいと思います。

――エゴサーチはされますか?

オ・マンソク:ほとんどしないですね。悪口を書かれて「次はこうしなきゃ」とか思ってしまうのはよくないから、むしろ見ないほうがいいです。でも、作品が終ってからは反応を見ることはあります。悪口はSNSで直接送ってくる人もいるんですよ。「夜道に気をつけろ」とか。「愛の不時着」の時は、「お前のために射撃を習った」とDMを送ってきた人もいました(笑)。

――それだけ、視聴者に憎まれる演技ができたということですね。これまで数々の役を演じてきていらっしゃいますが、それでもまだ次にやってみたい役や作品はあるのでしょうか?

オ・マンソク:少しアナーキーな感じの役。あとはコメディもやってみたいです。
 

韓国ドラマの変化「レベルが上がっているのを感じている」

――Netflixなど海外でもリアルタイムで配信が行われるようになり、韓国ドラマへの海外からの注目もより大きくなっていると思います。俳優として感じていることはありますか?

オ・マンソク:とてもいいことだと思います。僕自身も見たい作品があっても、今まではルートがなくて見られないことがあったのですが、今は配信でなんでも見られるから便利ですよね。海外の人たちがリアルタイムで見られることで、共感度のスピードがとても速くなり、同時に同じ感情を感じて共有できるというのは演じる俳優にとってもいいことです。多くの方が知って作品を探してくれることにつながるし、他の文化圏の方々が興味を持ってくれるのですから。実は来年、僕が出演するドラマの1つはNetflixで公開される予定なんです。

――Netflixで大ヒットすると、突如ワールドスターになることもありえますよね。

オ・マンソク:僕自身はワールドスターを夢見てはいないですが、ワールドスターが出る作品に一緒に出たいです(笑)。

――「愛の不時着」の日本での大ヒットの反響は肌で感じられましたか?

オ・マンソク:日本にいる知人からたくさん連絡が来ました。「おもしろかった」とか「本当に北朝鮮の人みたいだったよ」と言ってくれる方もいました。やはり他のドラマ以上の反響の大きさを感じました。その影響で、今回のジュエリーブランドのモデルというお仕事の機会にも恵まれたのだと思います。

――韓国ドラマがここまで注目を集める理由はなんだと思いますか?

オ・マンソク:要因のひとつにはK-POPの流行の影響などもあるのではないかと思いますし、韓国ドラマは似た素材やストーリーであっても、それを展開していく方式が一風変わっていたり、いろんな方法が試されたりしている気がします。たくさん視聴されている作品は、感情表現の仕方も多くの人が共感できるようにうまく計算されているようです。今の時代に多くの人が求めている感性に見合った作品が支持されている。時代の流れにうまく乗れている気がしますね。

――数年前と比べると韓国ドラマの撮影環境も変わってきていると思いますが、実際にその変化や流れをどのように感じていますか?

オ・マンソク:以前はすごく追われながら撮影をしていました。オンエアの前日の夜中まで撮影して、慌ただしく編集をして放送に乗せなくてはいけなかったんです。時間に追われて徹夜するのが必須だったのに対して、今はあらかじめ決まった時間内で撮影しますし、1日15時間以上の撮影をしてはならないということが定められています。今までのようにハードな環境下で撮影することがなくなったのが一番の変化だと思います。そしてドラマも映画も見る人たちのハードルが上がるにつれて、制作側のレベルもすごく上がったように感じます。俳優たちの演技も、カメラも照明も音声も、すべての面において技術的にレベルが上がっているのを撮影現場の中でとても感じています。

――最近、ご覧になったドラマはありますか?

オ・マンソク:最近は演劇の練習があって、他のことをやる時間がないので、残念ながら見ていないんです。

――演劇の練習は、どんなふうにされるのですか?

オ・マンソク:共演者と一緒に練習する時間が十分にとれない時は、相手役のセリフを全部自分で録音します。相手の立場に立ってセリフを言って、それに合わせて自分のセリフを言うという練習をしています。
 

「ファッションに対して子どもレベルの初心者でした(笑)」

――今回、イタリアンジュエリーブランド「ADORO(アドロ)」の発表会に呼ばれましたが、ファッションには関心が高いほうですか?

オ・マンソク:これまではファッションに対して子どもレベルの初心者でしたが(笑)、今回このように呼んでいただいたことをきっかけにアクセサリーに関心を持つようになりました。今つけているジュエリーもすごくきれいだし「このジュエリーに見合う服も探そうかな」という気持ちになりました。だから今日からファッションへの意識を少しずつ変えていかなくてはと思っています。美しいジュエリーに似合う人にならないといけないとも思うので、そのためには一生懸命に働かないと(笑)。

――どういったきっかけで今回発表会に出席することになったのでしょうか?

オ・マンソク:周囲によい方が多くて、紹介を通じてこのような機会に恵まれました。僕は人の運に恵まれているようです。もちろん「愛の不時着」で僕を知ってくださる方が増えたことも影響していると思います。

――普段の私服はどんな感じですか?

オ・マンソク:とても楽なスタイルです。スニーカーにジーンズとTシャツです。

――今日かけているメガネは自前ですか?

オ・マンソク:はい。ダテメガネではなくて普段からかけているものです。

――韓国では空港の出入国や、作品の打ち上げなどの様子が撮影されることがあり、私服も注目を集めますが、プレッシャーではないですか?

オ・マンソク:僕はファッショニスタではないので(笑)。少しは気を遣いますが、楽で落ち着いて見える服装でいけばいいかなというくらいです。

――交友関係がとても広いですが、最近はどんな人と会っていますか?

オ・マンソク:最近は忙しくてなかなか会うことが難しいですが、学生時代の同期のイ・ソンギュンとは一緒に運動をしたり、ゴルフに行ったりします。あとは演劇「True West」で共演するユン・ギョンホとよく会っています。他に親しいのはキム・ドンウク、ファン・ジョンミンとか……。とにかく挙げきれないくらい友人はたくさんいますね。


「日本ファンと会える機会が持てるように努力したい」

――ドラマを準備しているとのことですが、今ここで明かせる情報はありますか?

オ・マンソク:SBSで来年の上半期に放送される予定の「花ソンビ熱愛史」というドラマに出演します。もちろん僕は“花ソンビ(イケメンで学識のある両班)”ではなく、“おじさんソンビ”の役です(笑)。時代劇のロマンチックコメディですが、その中で僕はドラマに少し重みを与えるような役割です。剣術やアクションシーンなどもあるようなので期待してください。

――絶え間なく作品をされていますが、オファーを受ける基準は?

オ・マンソク:今までやったことがないキャラクターやジャンルだったら出てみたいと思うほうですが、その時々で基準は違います。今回は時代劇を「ペク・ドンス」以降10年くらいやっていなかったので、久しぶりにやるのもおもしろいなと思って受けました。もうひとつ決まっている作品は、僕がとても好きなパク・チャヌク監督とキム・ジウ作家の作品なのですが、一緒にやったらとても幸せだろうと思ったのでやることになりました。

――では、最後に読者にメッセージをお願いします。

オ・マンソク:3年ぶりにこのようにご挨拶をすることができてうれしいです。韓国ではなく日本に来て直接挨拶ができたということで一層うれしい気持ちです。次は実際に読者の皆さんとお会いできる機会があればと思いますし、そんな機会が持てるように努力したいと思います。まだコロナの状況が収まらないので健康に気を付けて、次は健康な姿でお目にかかりましょう。

――ということは、コロナ禍が終れば、ファンミーティングなどを期待していいですか?

オ・マンソク:もちろんです。準備をしています!!

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取材:安部裕子 / 撮影:朝岡英輔

記者 : Kstyle編集部