「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」チュ・ヒョニョン“私が考えた挨拶が人気になるとは思わなかった”

OSEN |

写真=AIMC
女優のチュ・ヒョニョンが、ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の熱い人気に驚いた。彼女はドラマ出演前、バラエティ「SNL KOREA」に出演して顔を知らせた。

最近、ENAドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」でトン・グラミ役を熱演したチュ・ヒョニョンのインタビューが行われた。

同作は天才的な頭脳を持つ自閉スペクトラム症の新米弁護士ウ・ヨンウ(パク・ウンビン)の成長記だ。6月の初放送当時0.9%だった視聴率は、口コミで広がり上昇を続け、17.5%(全国有料世帯基準)という大記録を残して有終の美を飾った。

ドラマのシンドローム級の人気と同じくらい、トン・グラミとウ・ヨンウの独特な挨拶も愛された。この挨拶を自ら作った張本人であるチュ・ヒョニョンは「このような人気は予想できませんでした。むしろ私はそれを課題にするような気分で作ったのです。ウンビン先輩がどのように受け止めてくれるのか分からない状態で仮定して作ったもので、プレッシャーがありました。『SNL KOREA』の延長線という感じもしました。より面白く、笑わせるものにしたいという欲がありました」とし、「いざウンビン姉さんと挨拶をする時は、姉さんが可愛らしく受けて入れてくれて、人々の印象に残ったのではないかと思います」と伝えた。

またYouTube、TikTokなど各種コミュニティで「ウ・ヨンウ挨拶」をパロディーした動画が上がっていることについては、「最初、韓国の方々がやっていた時はドラマが好きな方々は真似してやってくれるんだなと思ったのですが、それを世界中の方々がパロディしてくれたんです。私にとってあまりにも大きなことで、自分のことのようには感じられませんでした。挨拶をパロディーして作られた音源もあるじゃないですか。私の声なのに、自分の声のように感じられなかったんです。実感が沸きませんでした」と明かした。

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ドラマに登場した四角形の「トン・グラミキンパプ(海苔巻き)」も放送直後に熱い反応を得た。チュ・ヒョニョンは「トン・グラミキムパプは作家さんのアイデアです。初めてそれを見た時、『トングラミ(韓国語で丸の意味)なのになぜ四角いキンパプなんだろう? 面白いな』と思いました。その部分は作家さんが台本にきちんと書いてくださったので準備してくださったものをそのままやっただけです」とし「私の実際の料理の実力はトン・グラミと似ています。トン・グラミキンパプも誰が食べても美味しい組み合わせじゃないか。誰が作っても美味しい物は私もうまくできますが、料理に挑戦することが好きな方ではありません」と打ち明けた。

チュ・ヒョニョンが引き受けたトン・グラミは、ウ・ヨンウにとって唯一の友人であり、頼れる存在だった。彼女は「トン・グラミにとってヨンウはどんな存在だろうか」という質問に「私が計算をしなくてもいい、計算したくない家族」と答えた。

彼女は「私にもそのような友人がいます。私にとってその友人は、友人を越えて本当にどのようなものにも変えられない家族のような存在です。トン・グラミにもヨンウがそんな存在なので、お互いに友情と義理だけを分かち合うだけでなく、守ることもできるのではないかと思います。ヨンウが弱者だと思ってというよりは、家族のように大切な人だからする行動だと思います。だから私に危機が迫った時も、ヨンウが私を守ってくれると考え、4話でそうだったように、いつかヨンウがまたトン・グラミを救ってくれるのではないかと思います」と話した。

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ではチュ・ヒョニョンにとってパク・ウンビンはどんな存在だろうか。彼女は、「先輩は、2つの面が共存していると思いました。本当のお姉さんのようでもありながら、同時に教科書のような感じがします。ドラマを始めてから、最もたくさんのシーンでやりとりをするパートナーが姉さんでした。ウンビン先輩が教科書のように自分の演技だけでなく、小道具、照明、音響まで全体的な流れをすべて心に留めて撮影をしていました。見て学ぶ点が多すぎて、『私も姉さんのようにしなければならない』『私がいつか姉さんのように劇を導いていく人物になった時、姉さんのようにしなければならない』とたくさん感心しながら見ていました」と尊敬心を表した。

トン・グラミというキャラクターの特性上、ややもすれば演技が過大に見えるという難しさもあった。チュ・ヒョニョンは「本当にプレッシャーを感じました。『SNL KOREA』でも『このシーンを私が生かさなければならない』『笑わせなければならない』という強迫観念があったのですが、ドラマの現場でもそうしなければならないという考えがありました。さらに『SNL KOREA』では先輩たちと長い間息を合わせてきましたが、ドラマでは初めてお会いする先輩たちで、私のシーンでやりづらいと感じられることがあるかもしれないという気がしました」と話した。

特に4話に登場した法事のシーンを撮る時は、撮影の前日に眠れなかったという。彼女は「現場に行ってからはずっとトイレで息を整えました。あまりにも重要なシーンなので、本当に大きなプレッシャーを感じていました。普段からたくさん心配する方なのに、あまりにも心配をたくさんして不安そうにしていたので、その度に監督が自信をくれました。やりたいようにやってと言われました。何をしても大丈夫で、大きすぎたら言うからまずやってみてと言われました。先輩たちも『面白い』『上手い』と盛り上げてくださいました。なんとかやり切ったシーンではありましたが、心配していたのに比べるとよくやり切ったと思いました」と打ち明けた。

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チュ・ヒョニョンは「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の人気を実感しているかと尋ねると、「普段人にあまり会っていなかったのでそこまで感じられなかったのですが、以前から私だけが一方的に知っていた先輩たちや芸能人の方々が皆(私を)知っていると分かった時に実感しました。授賞式に行った時も、そこで会った先輩たちが皆ご存じで、『皆さん私を知っているんだ』という不思議な感覚が大きかったです」と話した。

「SNL KOREA」出演者たちの反応については「先輩たちは恥ずかしがり屋で、先輩たちの方から私に声をかけませんが、私が先に『今回の放送はどうでしたか』と聞いてみると、その時に言ってくださいます。最近、『SNL KOREA』のメンバーで会議があって会いましたが、シン・ドンヨプ先輩が私に“私たちの宝物”と言ってくださって感動しました。先輩は普段、そのように賞賛することがありません。だから内心寂しいところもあったのですが、そう言ってくださったので、落ち込まずに自信を持って取り組んでもいいんだという気がしました」と明かした。

ドラマ人気に対する家族の反応はどうだったのだろうか。チュ・ヒョンヨンは「私は末っ子なのですが、私をポクトンイ(幸せを運んでくる存在)だと思っていると言われました」としながらも、「家族がむしろ気を使っているようです」と話した。

彼女は「両親も姉さんたちも職場や周りで、私が娘であり、妹であることを知られたので、普段行動する時よりももっと気をつけて、私に悪い影響を及ぼさないようにと心配していました。私にも『ファイト!』とか、声をかけたりはあまりしないんです。ただ『ちゃんと体調を管理しているの』とかそういうことだけを聞いて、私が連絡をあまりできなくても、寂しがりますが理解してくださって、『いつでも家に来て休んでね』と言ってくれます。負担をかけないようにしているようです」と家族の配慮にも感謝を表した。

記者 : キム・ナヨン