「曲げない男、ク・ピルス」ハン・ゴウン、放送終了の感想を語る“平凡な母親役はオファーが来ないと思っていた”

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写真=KTスタジオジニー
女優のハン・ゴウンが、ドラマ「曲げない男、ク・ピルス」の放送終了を迎え、感想を語った。

彼女はENAチャンネル放送「曲げない男、ク・ピルス」で、抜群の生活力を誇るク・ピルス(クァク・ドウォン)の妻ナム・ソンミ役を務めた。

ハン・ゴウンは最近、所属事務所MADAエンターテインメントを通じて「本当に長い間にわたって、たくさんの峠がありましたが、無事に作品を終えることができて安心しています。この時期に作品を制作したすべてのスタッフと出演者は共感できると思いますが、本当に大変な時間だったと思います。越えてきた峠を一歩下がって眺めたら、ただただ美しく見えるように、今は私も視聴者として放送を楽しんで観ています」とし、作品終了の感想を語った。

続けて「最近、乾いていた空から、恵みの雨が頻繁に降ってくれて、世の中と一緒に心もしっとりとした気分です。『曲げない男、ク・ピルス』も、そのように皆さんにしっとりした気分を与える作品になったら嬉しいです。今まで愛してくださってありがとうございます」とし、視聴者に対する感謝のコメントも忘れなかった。

以下は、ハン・ゴウンの一問一答である。

――「曲げない男、ク・ピルス」の放送終了を迎えた感想を聞かせてください。

ハン・ゴウン:本当に長い間にわたって、たくさんの峠がありましたが、無事に作品を終えることができて安心しています。この時期に作品を制作したすべてのスタッフと出演者は共感できると思いますが、本当に大変な時間だったと思います。越えてきた峠を一歩下がって眺めたら、ただただ美しく見えるように、今は私も視聴者として放送を楽しんで観ています。少し残念な部分があるとしたら、いつも未熟に感じる時間と体力です。

――ナム・ソンミ役を初めて聞いた時、どのように思いましたか?

ハン・ゴウン:初めてナム・ソンミ役に抜擢されたと聞いて、最初は意外だと思いました。「本当に? 私を?」と思いました。私が今までしてきた都会的で華やかなイメージのキャラクターが、“ハン・ゴウン”という人間の世間的なイメージになってしまって、これからは母親役や平凡な妻役はオファーが来ないだろうと思っていた頃でした。なので”ナム・ソンミ”というキャラクターは、私にとってとても嬉しくて、ぜひやってみたい役だったんです。脚本を4話までもらったのですが、1話だけ読んで、すぐにこの作品に出演しようと思いました。新型コロナウイルスの感染拡大を経て、断絶された生活の中で人が恋しくなる頃に、家族ドラマ、人間模様を描くこの作品は、干天の慈雨のように思いました。

――1番記憶に残っているセリフやシーンはありますか?

ハン・ゴウン:私も視聴者として放送を観ながら、笑ったり泣いたりもしています。撮影で最も記憶に残っているシーンは、やはりピルス(クァク・ドウォン)とジュンピョ(チョン・ドンウォン)の問題で喧嘩したシーン、そしてファン・ウノ(キム・テフン)のもとを訪れて「私は自分が何が好きなのか忘れていたみたい」と話すシーンが、1番強く記憶に残っています。近年のお母さんたちの話が、よく映し出されていると思います。幸せかどうかに関係なく、家族は1番近い人たちなのに、いつもお互いに申し訳ない気持ちを持っているものです。お母さんはそこまで一生懸命に頑張っているのに、どうして申し訳ない思いをたくさんしなければならないのか分かりません。だからそのシーンは私にたくさんのことを考えさせるシーンでしたし、たくさんの方々に共感していただけたんじゃないかと思います。

――今後、新しく挑戦してみたい役柄や披露したい役柄はありますか?

ハン・ゴウン:実は私がこれまで様々な役をしてきたとは思っていません。特に20年以上も演技をしてきたら、「この役はぜひやってみたい!」とはあまり思わなくなりました。ただナム・ソンミのように平凡な母親役をしてみたいという夢はあったのですが、今後ももっと人間味溢れる役をたくさんしてみたいです。どんな役にも息を吹き込むことができる役者になりたいです。

――最後に「曲げない男、ク・ピルス」を愛してくださった視聴者の皆さんに一言お願いします。

ハン・ゴウン:最近、乾いていた空から、恵みの雨が頻繁に降ってくれて、世の中と共に心もしっとりとなる気分です。「曲げない男、ク・ピルス」も、皆さんにそのようなしっとりした気分を与える作品になったら嬉しいです。今まで愛してくださってありがとうございます。私は良い演技でまたお伺いしますので、たくさんの声援をお願いします。ありがとうございます。

記者 : パク・スイン