ハン・ソヒ、YGヤン・ヒョンソク前代表の裁判で証人尋問…裁判所が苦言「実際の状況が一致しない点がある」
OSEN |

本日(8日)午前、ソウル中央地方裁判所第23刑事部(チョ・ビョンギュ、キム・ソヤン、キム・ブソン)の主管で開かれたヤン・ヒョンソク元代表の特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(報復脅迫など)に、ヤン・ヒョンソク元代表とハン・ソヒが証人として出席した。
この日、検察はハン・ソヒに対する反対尋問を続けた。検察は彼女が2020年上旬に極端な選択を試みた理由を聞いた。彼女は「1月にヤン・ヒョンソク元代表との対質尋問を行ったが、調査が長くなってストレスが溜まった。すべてを放棄したいと思った」と淡々と話した。
以前の裁判で彼女の知人であるA氏は、ハン・ソヒが「飛ばし携帯を使ってでも10億ウォン(約1億円)をくれと言った」と語った。彼女は当時、A氏の陳述が嘘で、会話の録音を提出すると言ったが、検察にこの録音を提出できなかった。

また、検察はハン・ソヒが脅迫された日、YGビルのトイレで撮った写真についても聞いた。検察は区役所から受け取ったYGビルの図面に、ハン・ソヒが写真を撮ったと主張したトイレがないことを確認した。彼女はヤン・ヒョンソク代表の反対尋問でも、広いトイレで当時の写真を撮ったと繰り返し主張した。
ヤン・ヒョンソク代表はハン・ソヒに、金品を要求する目的で事実と異なる公益通報をしたのかと最後に尋ねた。ハン・ソヒは違うときっぱり断言した。
裁判所はハン・ソヒが「お前一人殺すことくらい簡単だ」と脅迫されたという主張が、公益申告書とこの事実を報道した記事にも記載されておらず、検察の捜査の過程でも出てこなかったことを根拠に、脅迫の内容が、警察の捜査を受けている途中、捜査官が言った内容なのではないかと疑った。彼女は「マスコミと弁護士B氏が接見に来て、2017年から3年間、私と会話した内容を録音し、その録音の内容を裁判に再び提出すると言った。公益申告書と記事にその内容がなかったのは、名誉毀損など敏感な問題があったためだと言われた」と説明した。
続けて裁判所は「2019年ではなく、2017年から脅迫されたと主張した陳述があれば、脅迫に関する陳述の信憑性を判断するのに役立つと思う」と伝えた。

裁判所は客観的な証拠に基づいて事件を判断するとした。裁判所は「被害者の証言の信憑性が重要だ。6年前の事件で、公益通報も一つの事件だ。陳述と実際の状況が一致しない点もある。証言の信憑性を判断する上で、客観的な証拠の確保が必要だ。証拠が提出されれば、それをもとに判断する」と、今後の裁判の方向性について説明した。
ヤン・ヒョンソク元代表は2016年、元iKONのB.Iの麻薬疑惑をもみ消すために、ハン・ソヒに陳述を翻すよう強要した疑惑で現在裁判を受けている。
ハン・ソヒは2020年7月に尿検査でメタンフェタミン(ヒロポン)やアンフェタミンなどの陽性反応が出て、保護観察所に拘禁された後、起訴された。当時、彼女はすでに麻薬類管理法違反の疑いで懲役3年、執行猶予4年を2017年に宣告され、執行猶予中だった。彼女は第1審裁判で有罪が認められ、昨年に懲役1年6ヶ月を言い渡されて拘束された。彼女はこれに従わず、控訴審と上告審裁判を続けたが、全て棄却され、結局実刑が確定した。
記者 : パク・パンソク