チュウォン、浴室シーンはほぼ裸で撮影?Netflixオリジナル映画「カーター」での高難度アクションに自信(総合)

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写真=Netflix
俳優のチュウォンがチョン・ビョンギル監督と共に、映画「カーター」での高難度のアクションを予告し、注目を集めた。

本日(2日)、ソウル鍾路(チョンノ)区JWマリオット東大門(トンデムン)スクエアにて、Netflixオリジナル映画「カーター」の制作報告会が開かれ、チョン・ビョンギル監督とチュウォンが出席した。

本作は、謎の作戦に投入されたカーター(チュウォン)が、与えられた時間内に自分を取り戻してミッションを成功させなければならないリアルタイムアクションだ。新鮮で圧倒的なアクションを披露した映画「悪女/AKUJO」で、世界的に好評を博したチョン・ビョンギル監督の新作である。本作は、より一層アップグレードしたスケールと、実際の飛行をワンテイクで収めたスカイダイビングシーンをはじめ、実際のヘリコプターと同じサイズのものを特殊製作し、俳優が自ら乗って撮影するなど、人間の限界を超えるアクションを通じて、息を呑む緊張感と快感を与える。

同日、チョン・ビョンギル監督はチュウォンのキャスティングについて「僕のデビュー作でも彼をキャスティングするかもしれなかった」と秘話を明かし「チュウォンの憂愁に満ちた眼差しを見て、彼ならカーターの複雑な心境を上手く表現することができると思った」と話した。

続けて「今作を通じて、チュウォンのイケメン俳優としてのイメージを変えたかった。どうすればタフな雰囲気を出せるだろうと悩んだが、彼と初めてミーティングをし時、“男前”な一面を知った。彼は僕が望むカーターの姿になってくれた。高難度のアクションシーンでは、スタントマンを使わなければならないと思っていたが、彼が快く『やります』と言ってくれてありがたかった」と述べた。

また「初のスチールが公開された後、アメリカの有名会社の関係者から連絡があった。『この俳優は新人なのか』と聞かれた。その方ももちろんチュウォンのことは知っていたが、あまりにもイメージが異なって見えたようで、聞いてきた。気分の良い連絡だった」と明かした。

そして「今作のシナリオは、10年前に書き始めて、最終的にシナリオ作成を終えたのは2年前だ。この台本を映画『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ監督にも見せたが、『とても面白い』と言ってくれた。彼も『これをどうやって撮るのか』と驚いていた」と話した。

チュウォンは2015年に公開された映画「あいつだ」以来、約7年ぶりにスクリーンにカムバックし、強烈なイメージチェンジを果たした。彼が演じるカーターは、自分の名前も年齢も知らないまま、全世界を焦土化したウイルスの唯一の治療薬である少女を連れてくる任務を果たさなければならない人物だ。目が覚めたら、頭の中に正体不明の装置が埋め込まれており、口の中には殺傷用爆弾が装着されている状況の中で、耳から聞こえてくる謎の声だけを頼って動くキャラクターを演じた。

特に、チュウォンはカーター役のために、バルクアップで体重を7kgほど増やし、約4ヶ月間の厳しい事前トレーニングを受けた。迫力溢れるアクションからカーチェイス、バイクの追撃、高空アクションまで、大胆なシーンを熱演したという。

これに対してチュウォンは「今作を通じて、強烈な変身を試みた。約7年間、この作品のために待っていたのではないかと思えるほど、絶対にやりたい作品だった。もちろん、台本を初めて読んだ時は『これは本当に可能なのか』とも思ったけれど、挑戦してみたかった。上手く撮影できたら、僕のフィルモグラフィーにものすごい作品として残ると思って挑戦した」と格別な意味を強調した。

また「カーターに変身するため、多くの変化を与えた。ストーリーの序盤に露出シーンもあり、カーターの第一印象を与える重要なシーンなので、体を作り上げた。僕がこれまで出演した作品の中で、最も髪が短く、声を含め全てがカーターに見えるように、細かい部分に気を配った。アクショントレーニングも約4ヶ月近く受けた。ワンテイクのアクションなので、2時間分の内容を丸ごと覚えなければならず、時間をかけて練習した」とキャラクターのための努力を振り返った。

続けて「今作は、実際に戦う時もこうなんだろうなと思われるような、ありのままのアクションになっている。事前に合わせた演技ではあるけれど、本当に自然だった。『今日は何人と戦うんだろう。何人を怪我させるんだろう』と思いながら、撮影現場に向かったほど、毎日が高難度のアクションシーンで、色々なことがあった。大変だったけれど楽しかった」と語った。

さらに「浴室でのシーンはほとんど裸で戦うシーンだったので大変だった。『あれは当然代役だろう』というシーンも、全て僕が演じた。あるシーンでは、100人を相手に戦った覚えがある。正確には分からないけれど、映画の最初から最後まで合わせると、数百人と戦ったのではないかと思う」とし「すべて簡単ではなかったけれど、トラックとバイクが走りながら戦うシーンは、影一つない炎天下で砂風に当たりながら撮影した記憶があり、スタッフたちも皆苦労していた」と明かし、会場を驚かせた。

彼は「新人の気持ちで、初心に戻って今作を撮った。カーター役は今もとても大切で、一番お気に入りのキャラクターだ。個人的には、本当に自分自身がカーターになったような気がした。なので、撮影が終わって再び日常に戻るまで大変だった」と愛情を表した。

チョン・ビョンギル監督との撮影については「監督は演じることにおいて、決まった演技を強いるタイプではなく、オープンに僕の話をよく聞いてくれた。正直、今作は『これで正しいのか、本当にできるのか』と思われるような環境だったにもかかわらず、監督の頭の中に確固たるプランが全て計算されていたので、信じて撮影に臨めた。スタッフの皆さんも、共演者の皆さんも何の疑いもなく、監督を信じて撮影した」と深い信頼感を示した。

最後に「今まで数多くのアクション映画と素晴らしい作品があったけれど、今作はまた別の領域の新しいアクション映画だと、自信を持って言える。この作品が、韓国のアクション映画を世界中に広めるきっかけになればと思っている。本当に長い間、一生懸命に皆が努力しながら撮影した作品なので、多くの皆さんがご覧になり、応援してくれたら嬉しい」と話した。

「カーター」は8月5日にNetflixを通じて公開される。

・【PHOTO】チュウォン&チョン・ビョンギル監督、Netflixオリジナル映画「カーター」制作報告会に出席

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記者 : キム・ナラ