「インサイダー」カン・ハヌル、復讐の手がかりとなる動画を探す【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=JTBC「インサイダー」放送画面キャプチャー
「インサイダー」のカン・ハヌルが、法の刃を握ることになった。

韓国で27日に放送されたJTBC水木ドラマ「インサイダー」第15話では、ユン・ビョンウク(ホ・ソンテ)に向かって審判の刃を振り回す準備を終えたキム・ヨハン(カン・ハヌル)と、オ・スヨン(イ・ユヨン)の姿が描かれた。コールドマンカジノで起こった戦争で、ノ・スンファン(チェ・デフン)を失って殺害容疑者になったキム・ヨハン。彼は危機を免れる術を探すために奮闘した。

一方、ユン・ビョンウクに会いにいったオ・スヨンは、相変わらず反省の色がない彼の姿に怒りを示した。その瞬間、すべての状況をひっくり返す「イ・テグァン動画」の手掛かりを見つけたキム・ヨハンが、彼らの前に現れた。続いて彼と同じ信念を持つ検事キム・ウジェ(イ・ハユル)に助けてもらって、キム・ヨハンはユン・ビョンウクを審判することができるようになった。

この日の放送でユン・ビョンウクと別れた後、キム・ヨハンはオ・スヨンから緊急連絡を受けた。彼の側で警護していたプギョン派が、実は彼の命を狙っていたというのだ。電話を切った後、キム・ヨハンはプギョン派から逃げ始めた。息詰まる追撃戦、激しい死闘を繰り広げた末に、かろうじてプギョン派から逃れることができた。彼は自身を連れ戻しにきたオ・スヨンと合流した。一方、オ・スヨンはト・ウォンボン(ムン・ソングン)の遺体をトランクに乗せた後、ぼうっとしていた。この事実を知らなかったキム・ヨハンが違和感を感じた瞬間、ノ・スンファンから連絡がきた。しかし、発信者はチョ・ヘド(ハン・ジェヨン)だった。一人で支配人室に残っていたノ・スンファンが、彼の人質になってしまったのだ。

キム・ヨハンは罠だと知っていながらも、ノ・スンファンを助けるためにカジノの支配人室に向かった。招かざる客はまたいた。ヤン・ジュン(ホ・ドンウォン)とヤン・ファ(チョン・マンシク)、そしてキム・ウサン(ユン・ビョンヒ)だった。キム・ヨハンを攻撃するのに没頭していたチョ・ヘドは、この状況が自分に不利であるということに気づいた。その間に、ヤン・ジュンとキム・ウサンが、支配人室までやってきた。

支配人室はすぐ、戦場となった。キム・ヨハンとチョ・ヘドが喧嘩している間、いきなり態度を変えてヤン・ジュンを攻撃し始めたキム・ウサン。その時、ノ・スンファンが刃物の前に飛び込み、ヤン・ジュンの代わりに怪我を負った。今後あるヤン・ファとの取引のために、ヤン・ジュンを確保しないといけないと考えたからだ。致命傷を受けたノ・スンファンは、結局倒れてしまった。彼は意識を失いながらも、キム・ヨハンにUSBを渡した。続いて娘を頼むと言って、息を引き取った。

しかし、キム・ヨハンにはそれを悲しむ時間もなかった。彼はノ・スンファンのアドバイス通りに、怪我したヤン・ジュンを連れて支配人室から出ようとした。一歩遅れて現れたヤン・ファは、自身が弟を連れて行くとキム・ヨハンを止めた。しかし、キム・ヨハンは決してヤン・ジュンを渡さなかった。彼はヤン・ファに、追ってくる警察を妨害してほしいと頼み、「お前の弟は俺が絶対に守る。お前の証言が必要だから」と言って、ヤン・ジュンとそこから脱出した。

翌日、世の中は「ゴールドマンカジノ事件」で騒然となった。キム・ヨハンは昨晩の混乱の中で殺害されたノ・スンファンとホン・ジェソン(カン・シンヒョ)を殺したという疑いで容疑者になった。ここに、ユン・ビョンウクの計略により、オ・スヨンまで共犯として疑われてしまった。2人が心待ちにしていた復讐、そして正義が始まりよりもより事態を悪化させてしまったのだ。

最後を覚悟したオ・スヨンが向かった場所は、ユン・ビョンウクがいる大検察庁だった。復讐者の登場にも関わらず、ユン・ビョンウクは慌てず「僕が怖くないんですか?」と質問した。もちろん、ユン・ビョンウクが振り回した法の刃に怪我した被害者のオ・スヨンが、彼を恐れる理由がなかった。しかしユン・ビョンウクは「公正ではないのは、法じゃなく世の中だ」と嘲笑った。オ・スヨンの我慢はだんだん限界に向かっていた。すると反対に彼女が「復讐が怖くないんですか?」と質問し、ユン・ビョンウクは馬鹿馬鹿しいとでも言うように「俺が君をなぜ怖がるの? 被害者が気をつけないと」と答えた。少しの反省も、迷いもない彼の言葉は、オ・スヨンの中の理性を崩した。彼女は結局、準備してきた銃を構え、やっと怖がるユン・ビョンウクの顔を見ることができた。

しかし、銃を撃つことはできなかった。いつの間にか登場したキム・ヨハンが、オ・スヨンを止めたのだ。そして2人は、遅れて登場した検事キム・ウジェによって逮捕された。オ・スヨンは調査室でキム・ヨハンと2人きりになると、自身がト・ウォンボンを殺したと告白した。しかしキム・ヨハンは動揺せず「どんな選択でも、あなたは僕の側を守ってくれました。僕もそうします」と答えた。続いて彼は「イ・テグァン動画」の所在を見つけたと伝えた。ヤン・ジュンから動画の中にユン・ビョンウクの姿も映っていると聞いた後、キム・ヨハンはその動画を探し回り続けた。すべての答えはノ・スンファンが渡したUSBの中にあった。彼が細かく整理しておいた帳簿には、ソンジュ刑務所のハウスからお金を借りた人事たちの内訳も含まれていた。その中で銀行頭取を暴いたキム・ヨハンとオ・スヨンは、彼が管理している銀行の個人金庫へ向かった。予想通りに「イ・テグァン動画」は、そこのUSBに収められていた。

キム・ヨハンはすぐ、キム・ウジェと共にユン・ビョンウクを狙った。殺人幇助、殺人教唆、犯罪組織と関わっている一連の罪名でユン・ビョンウクを起訴したキム・ウジェは、彼をゴールドマンカジノの支配人室に呼んだ。そこにはキム・ヨハンとオ・スヨンをはじめ、モク・ジンヒョン(キム・サンホ)まで来ていた。相変わらず反省していないユン・ビョンウクに審判を予告し、「俺がついに法という刃物の柄を握ったんだ」と宣言するキム・ヨハンの姿は、立場の逆転を予告し、好奇心を刺激した。

「インサイダー」の最終回は、韓国で本日(28日)の午後10時30分に放送される。

記者 : イ・スンギル