「時速493キロの恋」チェ・ジョンヒョプ“普段からジムで運動…バドミントン選手を演じる上で役立った”

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写真=IOKカンパニー
俳優のチェ・ジョンヒョプが「時速493キロの恋」の旅にピリオドを打ち、無限の成長の可能性を見せた。

バドミントンチームを背景にキャラクターの成長史をリアルに描き出し、地上波初主演作を見事にやりとげたチェ・ジョンヒョプは、次世代俳優として生まれ変わった。ウェブドラマから始めてじっくりと段階を踏み、デビュー3年でドラマを立派に導いていく主人公になったチェ・ジョンヒョプは、放送界はもちろん大衆からも注目を集めた。劇中のパク・テジュンの多彩な魅力を完璧に表現して演技力を証明し、今後が期待される俳優として話題となっている。

そんなチェ・ジョンヒョプが「時速493キロの恋」放送終了を迎えて所属事務所を通じて一問一答を公開した。

写真=IOKカンパニー
――昨年秋から始めて今春まで、約8ヶ月ほどをパク・テジュンとして生きてきました。最後の撮影時の気分はどうだったのか気になります。

チェ・ジョンヒョプ:撮影現場に入った瞬間、普段と違って気分がとても妙だったんです。いつも行っていた撮影現場だったので、最後という実感があまり沸かなかったのですが、仲間の俳優たち、スタッフの方々と話を交わしてみると、本当に最後なんだなと感じました。「時速493キロの恋」を通じてパク・テジュンを演じながら多方面でたくさん学び、経験することができましたし、共に過ごしたすべての人々に情がわいて、残念な気持ちが大きかったです。

――「時速493キロの恋」はデビュー3年で初の地上波の主演を務めた作品です。劇を引っ張っていかなければならない主人公として、プレッシャーはありませんでしたか?

チェ・ジョンヒョプ:以前より僕に注目してくださる方が多くなるにつれて、責任感もはるかに大きくなり、プレッシャーも心配も本当にたくさんありました。そのため作品に参加することになった時、様々な感情が複合的に感じられました。周りの方々が励ましやアドバイスもたくさんしてくれましたし、僕も主人公を引き受けたということよりは、パク・テジュンをどうすればうまく表現できるかに焦点を当てて作品に取り組み、プレッシャーを少しはなくすことができたと思います。

――劇中でパク・テジュンは、幼い頃から姉のパク・ジュニョン(パク・ジヒョン)だけに注がれた関心による孤独を感じたり、恋人パク・テヤン(パク・ジュヒョン)、パク・ジュニョンの葛藤を見守り、回を重ねていくほど内面的な感情の演技が多かったです。これによる感情の消耗も大きかったようですが、大変ではありませんでしたか?

チェ・ジョンヒョプ:大変でもありましたし、感情の表現において悩みも多かったです。テジュンの感情が表面的には隠され、見えないところで一人で気苦労をする姿が多かったです。劇中のテジュンならそんな状況の中でも一人で乗り切る人物だと思い、感情が表れないようにできるだけ排除して表現したいと思いました。そのような部分をうまく表現しようとする個人的な欲のために大変でしたが、その度に監督と俳優が助けてくれて、思ったより難しさもなく撮影を続けることができました。

――同年代の俳優たちからチョ・ハンチョルさん、イン・ギョジンさん、イ・ソファンさんなど演技派の先輩俳優たちと共演しました。現場の雰囲気はいかがでしたか?

チェ・ジョンヒョプ:いつも現場が楽しかったんです。ただ楽しかったというよりも、素敵な方々と一緒に演技ができて良かったですし、状況ごとに異なる形で、普段から尊敬していた先輩たちと演技ができて幸せで、光栄でした。

――バドミントンの競技シーンが多かっただけに、体力の消耗が大きかったようですが、普段から体力の管理はどのようにしていたのですか?

チェ・ジョンヒョプ:運動が好きななので、体力の管理は普段通りにやりました。撮影に行く前に軽く走ったり、普段からジムで運動をしていたのが役に立ったのではないでしょうか。劇中のキャラクターがバドミントン選手だったので、バドミントンを学びながら自然に体力もよりついたと思います。

――「時速493キロの恋」はやや惜しい視聴率で終了しましたが、俳優たちの熱演は輝いていました。主演俳優として物足りなさはありませんでしたか?

チェ・ジョンヒョプ:視聴率にこだわるよりは、「僕がもう少しうまく表現していたらもっと良かったのではないだろうか」という残念な気持ちは残っています。「時速493キロの恋」のために監督、作家さん、すべての俳優、スタッフの方々が本当に最善を尽くして情熱的だったので、その物足りなさが少しはなくなった感じです。

――「時速493キロの恋」を見た周囲の反応はどうでしたか?最も記憶に残っている反応はありますか?

チェ・ジョンヒョプ:劇中のキャラクターがバドミントン選手なので、バドミントンはうまいのかということについて、たくさんの方に聞かれます。たくさん聞かれたので最も記憶に残っています。バドミントンを学び始めて、実力はたくさん伸びたと思います。

――「時速493キロの恋」は、チェ・ジョンヒョプさんにとってどんな作品として記憶されると思いますか?

チェ・ジョンヒョプ:「時速493キロの恋」は僕に多くのことを経験させ、またたくさんのことを学ばせてくれたありがたい作品です。劇中のテジュンがテヤンに会って成長したように、僕も「時速493キロの恋」を通じて成長できた時間でした。いつかふと「時速493キロの恋」を思い出した時、本当に感謝した作品として記憶されそうです。

――最後まで「時速493キロの恋」を愛してくださった視聴者の方々に一言お願いします。

チェ・ジョンヒョプ:これまで視聴者の皆さんの貴重な時間を「時速493キロの恋」と一緒に過ごしていただき、言葉では表現できないほど本当に感謝しています。テジュンへの応援と関心、そしてサンバギ(パク・ジュヒョン&チェ・ジョンヒョプ)をはじめ、ユニスチームを愛してくださった皆さんに感謝し、僕はより素敵な姿で挨拶できるよう努力します。

記者 : パク・ソヨン