「なぜオ・スジェなのか」ソ・ヒョンジン、過去を思い出し号泣【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS「なぜオ・スジェなのか」放送画面キャプチャー
ソ・ヒョンジンがファン・イニョプとの過去を思い出しながら号泣した。

韓国で8日午後に放送されたSBSの金土ドラマ「なぜオ・スジェなのか」では、オ・スジェ(ソ・ヒョンジン)とコン・チャン(ファン・イニョプ)の過去が明かされた。

この日オ・スジェは、コン・チャンがキム・トングと同一人物だということを知って衝撃を受けた。コン・チャンの部屋で10年前に起きた異父妹の強姦および殺人事件の記録を目撃したのだ。

雨の中でコン・チャンと向き合ったスジェは「何も言わないで。私が聞きたいという時まで何も話さないでほしい」と以前もらった傘を返して雨の中を歩いた。コン・チャンは「彼女は僕が誰なのか知っている。最初から僕がキム・トングだと話していたらどうだったのだろうか」と後悔した。

コン・チャンはヨンピョン地区の工事現場で起きた埋没事故現場で発見された白骨を見て10年前に殺害された異父妹チョン・ナジョン(ファン・ジア)を思い浮かべた。それからチョン・ナジョンが安置されている納骨堂でソジュン大学ロースクール院長ペク・ジンギ(キム・チャンワン)に会った。かつてジンギの娘カン・ウンソ(元Secret ソナ)が危機に陥った時、ナジョンが助けてくれたことがあるという。

コン・チャンはナジョンを殺害した疑いで現在収監されている犯人が真犯人ではないことを確認し、チ・スノク(ペ・ヘソン)に「ナジョンが見つかったようだ。白骨が発見された。早く警察に行かないといけない」と自身がキム・トングだと明かした。しかしスノクはを受け入れることができず、「ナジョンは生きている」と絶叫した。

スジェはヨンピョン地区の事故の解決策として、最大限の補償金の支給を提案した。拘置所で会った同窓生スジョンの息子ピルスンがヨンピョン地区の工事現場で大けがを負ったことを知ったスジェは、補償金3億ウォン(3千万円)を提案し、「あなたはこのお金を一生稼げないだろう。君の息子オ・ピルスンが工事現場で食べて寝て、働いた。あなたが息子のためにできることは、このお金をもらって一生懸命に生きること」と現実的に説得し、書類にサインをもらった。

チェ・テグク(ホ・ジュノ)はイ・インス議員(チョ・ヨンジン)の弱点を握って「内閣制の大転換」を大統領の公約として発表した。支持率は上がったものの、イ議員は同意しなかったことだった。全てテグク自身のためのことだった。

「ハンスバイオの件を処理して、ジュワン(チェ・スンヒョン)と結婚しなさい。それなら僕が君にしてあげることがとても多い」というテグクの話にスジェは「残念ながら私はチェ・ジュワンのことを人間だと思ってません。私も誰かのために動いたことが一度もありません。相手が誰であろうが、誰かの人になることはありません」と釘を刺した。

コン・チャンは警察に行ってスノクの髪の毛で白骨がチョン・ナジョンなのか確認してほしいとお願いした。しかし警察は正体も分からないコン・チャンの話を無視した。「ヨンピョン地区の白骨は僕の妹、チョン・ナジョンだ!」と叫ぶ姿をソン・ミリム(イ・ジュウ)とチェ・ユンサン(ペ・インヒョク)に見られて逃げた。

スジェに呼ばれて駆けつけたコン・チャンは「僕がキム・トングだと最初から言えなかったことは謝る。キム・トングではなく、コン・チャンとして見てくれることが嬉しかった。騙すつもりではなかった」と話した。しかしスジェは「君は私を騙したの、キム・トング」とし、10年前の事件に対して「私の弁護士人生の中で一番恥ずかしく負けた事件」と話した。

スジェは今も収監中のノ・ビョンチュル(キム・ハンジュン)は真犯人じゃないと思っているコン・チャンに「名前だけ変えても意味がないよ。10年前の事件から抜け出すこともできず、みんなを騙しているじゃない」とし「君がキム・トングだということを分かっていたら、君のことが好きだと勘違いすることもなかった。しばらく勘違いした。だから実は何でもなかったのだ」と線を引いた。

傷ついたコン・チャンは「僕は良い人として人生を生きたかったんです。無罪が明かされたのに、指を差されて一生過去を担って生きる人生じゃなくて。だから名前を変えました。そうです。僕がキム・トングだったと話したら、ここまで来ることもできなかったでしょう」とし「先生のことを好きになるのも、コン・チャンはできることでもキム・トングにはできないことです。できれば最後まで話したくなかった。もっと早くに言えなかったことに罪悪感を感じたけれど、そう思わなくてもいいでしょうね。先生が今確認させてくれたから。僕が憎ましい瞬間が来ても、他のところに行くなって言ったじゃないですか」と話した。

スジェは「このくらいの距離は守りなさい」と再度コン・チャンを追い出した。スジェが担当したキム・トングの事件には裏工作があった。当時ジンギは「キム・トングは誰がなんと言っても犯人だ」と詐欺の疑いで立件されたスジェの家族を利用して無罪の主張を防いだ。スジェが負けたのは、家族のことを思い浮かべて積極的な弁護をしなかったからだ。過去を振り返ったスジェは「私がキム・トングを捨てた。私は君のことを捨てた」と号泣した。

記者 : キム・ウンジョン