「時速493キロの恋」パク・ジュヒョン、出演した感想を語る“作品で癒され、成長できた”

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写真=935エンターテインメント
女優のパク・ジュヒョンが、太陽のように輝く熱演で、「時速493キロの恋」(脚本:ホ・ソンヘ、演出:チョ・ウン)の最後を飾った。

所属事務所である935エンターテインメントは、パク・ジュヒョンの「時速493キロの恋」放送終了の感想などを語った一問一答を公開した。

彼女は「時速493キロの恋」で、誰よりもバドミントンを愛しているが、悲運の事故により、しばらくバドミントン界を離れてから復帰するパク・テヤン選手役を務め、毎回ハツラツとした演技を披露して、デビュー後初の青春ロマンス物を成功裏に終えた。

作品の前半、絶対に諦めず、すぐに立ち上がったパク・テヤン。いつもポジティブな姿だけを見せてくれたテヤンだが、話の流れと共に深い内面の傷と愛への渇きを表現し、ドラマに深みを加えた。

漫画の中のキャラクターのように、爽やかでハツラツとした姿をはじめ、繊細な感情を表現する演技力で役の内面までも完璧に描き出し、“総合ギフトセット”のような熱演を繰り広げたパク・ジュヒョン。“怪物女優”らしい存在感を誇った彼女が、「時速493キロの恋」とキャラクターについて紹介した。以下はパク・ジュヒョンの一問一答である。

――放送終了の感想が気になります。

パク・ジュヒョン:私にとってすごく大切な作品です。この作品を通じて素敵な人たちに出会い、たくさんの貴重な経験をし、それがきっかけになってさらに成長できたので、ありがたい気持ちが大きいです。

――最も印象的だったシーンとその理由は何ですか?

パク・ジュヒョン:最終回ですべての傷を乗り越えて、再び前に進んで試合を準備するシーンが最も印象的です。我々は誰もが傷を持っていて、また新しい傷に向き合いながら生きていきます。でも、その悲劇に若者たちが負けないよう、常に応援したいです。そしてみんな、今回も乗り越えて堂々と前に進むことができると信じています。これは自分自身に伝えたいメッセージでもあります。

――劇中パク・テヤンは運動選手として高い所へ上りたい成功への熱望と、周囲から愛されたいという寂しさに苦しんでいましたが、演技する際に一番悩んだところはどこですか?

パク・ジュヒョン:テヤンの成功と愛への欠乏が始まった地点を探そうとしました。すべての感情には始まりがあると思いますが、理由がない感情もじっくりと考えてみれば、その始まりが見えるんです。もちろんその始まりを無理やり探すよりは、ゆっくり、時間をかけて探ってみようと思いました。それでこそ傷つかず、テヤンに共感できると思ったからです。テヤンは親しくなるほど気にかかって、可哀そうだと思う人物でした。堂々とした姿だけを見せようとしていた私が、「しまった」と思う瞬間もありました。休まず台本を見て、テヤンとたくさんの時間を一緒に泣いたり、笑ったりして過ごしました。

――放送終了後のテヤンの人生を描いてみたら、どんな人生を送っているでしょう。

パク・ジュヒョン:もちろん、これからテヤンの前には新たな試練が待っていると思いますが、テヤンらしく堂々とポジティブに乗り越えていくでしょう。そのおかげでテヤンはより明るく輝くはずです。国家代表になって韓国も輝かせているのではないでしょうか?

――この作品はパク・ジュヒョンさんにとってどんな作品として記憶に残るでしょうか。

パク・ジュヒョン:個人的にたくさん癒された作品です。劇中のセリフが私の心の深いところにあった不安や暗い部分を現実的に癒してくれるような感じがしました。そして誰かを、自分の仕事を愛するということ、愛を通じて力を得ることが本当に偉大だと感じることができた作品でした。

――各作品で全く異なるキャラクターを披露していますが、今後新たに挑戦してみたいキャラクターはありますか。

パク・ジュヒョン:深い内面まで暗い役に挑戦してみたいです。思いっきり暗くなってもいいキャラクターですね。寂しそうに見えるかもしれないですが、また別の自由があるのではないかと思います。

――「時速493キロの恋」を愛してくださった視聴者の皆さんに一言お願いします。

パク・ジュヒョン:私がテヤンと「時速493キロの恋」に出会って癒されたように、視聴者の皆さんにとっても癒しになれば嬉しいです。この作品を見てたくさんの力をもらったと言ってくださる方々のおかげで、逆に私がもっとたくさんの力を得たようですが(笑)。これまでたくさんの愛をくださり、心より感謝申し上げます。これからも別の作品で、さらに成長した姿で挨拶します。

記者 : チョン・ジヒョン