「時速493キロの恋」キム・ムジュン“キャラクターの心境と行動の変化を理解するために努力した”

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写真=9atoエンターテインメント
俳優のキム・ムジュンが、ドラマ「時速493キロの恋」放送終了の感想を語った。

今回の作品でキム・ムジュンは気難しいが、能力も外見も満点の、バドミントン国家代表ユク・ジョンファン役を演じた。高身長と優れたビジュアルで劇中の人物を完璧に表現し、次世代青春スターとして注目を集めている。

シニカルで冷たい眼差しの“冷美男子”からコミカルな演技まで、多彩な魅力で立体的なキャラクターを完璧に演じたキム・ムジュン。役に入り込み、新人らしくない活躍を見せてくれた彼がインタビューに応じ、放送終了の感想などを伝えた。

―― 作品を終えた感想はいかがですか?

キム・ムジュン:僕は放送を見る時、いつも僕の短所を探そうとします。こうやっていたらどうだっただろうか、ああしていたらどうだっただろうかと思ったりします。撮影する時には思い浮かばなかったアイデアが一歩遅れて浮かんだり、「もっと良い姿をお見せできたら良かったのに」という気持ちが大きいです。でも、足りない部分のある僕と一緒に仕事をしてくださった多くの方のおかげで、撮影している時は本当に楽しかったですし、たくさんのことを得ることができてとても幸せです。

――一番記憶に残っているシーンとその理由は何でしょうか?

キム・ムジュン:第14話で酒に酔ったテヤン(パク・ジュヒョン)を送ってあげる途中、ジュニョン(パク・ジヒョン)、テヤン、テジュン(チェ・ジョンヒョプ)、ジョンファンの4人が出会ったシーンが一番記憶に残っています。撮影しながら4人とも本当に楽しく笑った記憶がありますが、なぜか僕の心の中にその日の雰囲気が残っています。特別な理由もなく、ハハハと笑いながら撮影しましたが、本当に幸せで心地よい瞬間だったと思います。

――キム・ムジュンさんが考えるユク・ジョンファンはどんな人物ですか?ユク・ジョンファンを演じるため、キャラクターにどのように接近しましたか。

キム・ムジュン:ジョンファンは悪意はありませんが、一見人に関心がなくて無愛想に見える人です。このような子が誰かに関心を見せて、その感情を表す時、ジョンファンだけの魅力が現れると思いました。絶対にそうではないようですが、純愛のようなところがあると言えるでしょうか。ジョンファンはストーリーが進んでいくほど、心境と行動の変化を見せてくれます。ジョンファンを変化させたものは何だろうか、またその理由はジョンファンにどれほど重いことだっただろうかと考え、理解するために努力しました。

――放送終了後のユク・ジョンファンの人生を描いてみたら、ジョンファンはどうなっていると思いますか?

キム・ムジュン:ジュニョンへの痛み、悲しみの感情から全て抜け出し、ユミン(ソ・ジヘ)と新しいドラマを描きそうです。そしてユク・ジョンファンなら十分、次の五輪で金メダルを取れると思います(笑)。

――「時速493キロの恋」はキム・ムジュンさんにとってどんな作品として残ると思いますか?

キム・ムジュン:ずっと挑戦できるように、僕に勇気をくれた作品として記憶に残ると思います。作品の中で運動も恋愛も全て初めてでしたが、新しいことに接して挑戦できて光栄でしたし、素敵な方々に会って幸せに作品を終えたので、次の作品でももっと良い俳優に成長できるだろうという勇気を得ました。

――これから挑戦してみたいキャラクターはありますか?

キム・ムジュン:どんな役も全て経験してみたいです。今始まったばかりなので、僕にとっては何でも初めてで、大きな挑戦になります。ジョンファンのように特色のある職業を持ったキャラクターもまたやってみたいですし、逆に日常生活でよく見る平凡な役も演じてみたいです。また、一見似ているように見えるキャラクターたちも皆それぞれのドラマを持っているので、もう少し役に僕だけの色を着せる方法についてさらに悩むと思います。

――「時速493キロの恋」を愛してくださった視聴者の皆様に一言お願いします。
キム・ムジュン:初めて台本をもらってわくわくした時が数日前のことのようですが、もう放送終了を迎えたことがまだ実感できません。今まで「時速493キロの恋」を、ユク・ジョンファンを愛してくださった視聴者の方々に、心を込めて感謝申し上げます。もっと成長してさらに素敵な姿でお会いできるよう努力します。本当にありがとうございます。

記者 : パク・スイン