「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」パク・ウンビンが痛快な活躍…カン・テオとの関係にもときめき【ネタバレあり】

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=ENA「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」放送画面キャプチャー
6月30日に韓国で放送されたENA水木ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」第2話で、法律事務所ハンバダに入社したウ・ヨンウ(パク・ウンビン)の痛快な活躍が続いた。ヨンウは“ずり落ちたウエディングドレス”事件でもう一度核心をつき、依頼人の“お金”ではなく、“心”で事件を調べ、“本当の弁護士”の意味を考えさせた。

また、距離が縮まったヨンウとイ・ジュノ(カン・テオ)のときめく変化が今後の展開への期待を高めた。これに支えられ、第2話の視聴率は全国1.8%、首都圏2.0%で1分当たり最高2.7%(AGBニールセン、有料世帯基準)まで上がり、ENAチャンネルで自己最高視聴率を達成した。

この日、ヨンウは新しい事件を引き受け、潜入調査までした。有名ホテルで結婚式を挙げた花嫁のドレスが脱げる事故があったのだ。このことで花嫁は心的外傷後ストレス障害で精神科の治療を受けていた。新婦の父親はホテル側に損害賠償を請求するため、ハンバダを訪れ、賠償金としてなんと10億ウォン(約1億円)を超えるお金を要求した。ハン・ソニョン(ペク・ジウォン)とチョン・ミョンソク(カン・ギヨン)は2~3億ウォン(約2~3000万円)を損害賠償および慰謝料の金額として示したが、彼はライバル法律事務所のテサンと比較するだけだった。プライドが傷つけられたソニョンは「テサンができなかったことをハンバダがやり遂げることを見せる」と依頼を受け入れた。しかし、容易ではない事件だった。通常、損害による慰謝料は1億ウォンを超えないという判例があり、ホテル側の過失から調べなければならなかった。

ミョンソクは新人弁護士のヨンウをはじめ、チェ・スヨン(ハ・ユンギョン)、クォン・ミヌ(チュ・ジョンヒョク)と訟務チームの職員であるジュノとチームを組んで調査に着手した。ヨンウはミヌと共に依頼人に会い、スヨンはジュノと結婚するカップルに偽装し、ウエディングホールに潜入することにした。依頼人である新婦の家を訪れたヨンウとミヌは、彼女が破婚の危機にまで直面したことを知った。ずり落ちたドレスから花嫁の背中に刻まれた観音菩薩のタトゥーが露わになり、敬虔なクリスチャンである新郎側の祖父の怒りを買ったのだ。

しかし、ヨンウは別の視線で事件を眺めた。部屋の中のどこにもない新郎の写真、そして淡々と当時の話を持ち出す花嫁の語調をキャッチしたヨンウは、この事件にまた別の何かがあることに気づいた。一方、ウエディングホールで潜入調査に乗り出したジュノとスヨンは、ウップン(面白く悲しい)ハプニングで最初から難航した。スヨンがお腹をこわしてずっとトイレにこもってしまったのだ。彼女の代わりに投入されたヨンウがジュノと結婚する男女に偽装してウエディングホールを訪れ、職員から意外な話を聞き、事件の糸口をつかむことになった。

本格的な裁判が始まると、ハンバダはウエディングホールの職員を証人席に立たせ、有利な状況になるように思われたが、ホテル側が「婚約破棄の話が出て良かった」と新婦がネットに投稿した文章を公開し、状況は不利になった。ハンバダとヨンウには新しい突破口が必要だった。ヨンウは結婚後、新郎側の祖父から土地を贈与されることになったという新婦の話を聞き、「特別損害」という法律を挙げて請求の趣旨を完全に変え、雰囲気を一変させる新たな突破口を見つけた。ヨンウの活躍で10億ウォンを受け取ることも難しいと思われた賠償金は33億ウォン(約3億3000万円)まで上がり、新婦の父親は大いに満足した。

しかし、勝訴が目の前にあったが、誰も予想できなかった事態が起きた。ヨンウが裁判を望まなかった新婦に解決の方法を教えたのだ。それによって新婦は裁判の途中に訴訟を取り下げ、同事件と苦痛の時間から抜け出した。新婦は父親に自身の性的アイデンティティまで堂々と明らかにし、完璧な自由を得た。

ヨンウとジュノの間にもわくわくする変化が始まった。クジラの話で距離を縮めた2人は「2人だけの会話」で交流した。ジュノはクジラにハマってしまったヨンウの頻繁な電話に困惑しながらも、事件に対する彼女の温かい視線と真正性に少しずつ心を開き始めた。特にウエディングドレスを着て明るく微笑むヨンウを見て目が変わり、視聴者の胸をときめかせた。

たった2話で視聴者はヨンウにハマってしまった。感情や先入観に流されず、もっぱら事件に集中するヨンウ。ここに依頼人の事情に深く関与するアプローチは、私たちが直視できなかったことを悟らせ、感動を与えた。ヨンウの世界に温もりを与える人々の話も従来の法廷ドラマとはレベルが違った。愉快な笑いと共感、温かい感動まで与えた“ヒーリング”のフルパッケージに好評と応援が続いている。

何より自閉スペクトラム症を持つ天才弁護士のヨンウの世界を完成させたパク・ウンビンの真心に賛辞があふれた。ヨンウの目を通じて眺めた世の中、私たちにとっては慣れていて当然のことでも、新しい視点で眺めさせ、毎回余韻を残している。変わり者の弁護士ヨンウの挑戦と成長にさらに期待が高まっている。韓国で毎週水曜日と木曜日の午後9時に放送。

記者 : ヨン・フィソン