キム・ユンジン「ペーパー・ハウス・コリア」で新たな挑戦…「LOST」出演でワールドスターと呼ばれたことも
OSEN |

最近行われたNetflix「ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え」(以下「ペーパー・ハウス・コリア」、脚本:リュ・ヨンジェ、キム・ファンチェ、チェ・ソンジュン、演出:キム・ホンソン)のオンラインインタビューにキム・ユンジンが参加した。彼女は落ち着いた雰囲気の中でも、相変わらずカリスマ性をアピールし、劇中のソン・ウジンを連想させた。
「ペーパー・ハウス・コリア」は、統一を控えた朝鮮半島を背景に、天才的戦略家とそれぞれ異なる個性と能力を持つ強盗が奇想天外な状況に立ち向かって繰り広げる史上初の人質強盗事件を描く。
キム・ユンジンは、悩んだ末に本作への出演を決めたという。彼女は「初めて台本をもらった時、他の俳優と同じく、リメイクが早すぎるのではと感じました。また好き嫌いが分かれる作品だと思いました。現場でユ・ジテさんと『上手くいったとしても元を取れるくらいだろう』と話していました。それでも両刃の剣を素手で握った理由はいくつかあります。まず、原作のファンとして、原作の力を信じました。また、脚本家のリュ・ヨンジェさんの台本が気に入りました。そして、キム・ホンソン監督の作品のいち視聴者として、ご一緒してみたいと思いました。『LOST』に出演した当時、世界100ヶ国で公開されたのですが、それが役者としてどれほど大切な機会なのか感じています。全世界がK-コンテンツに関心を持っている今、韓国語で、韓国の監督と、韓国の俳優たちと、韓国で撮影をして全世界に公開されるということは夢のようでした。このような現場を逃したくありませんでした」と話した。

何より韓国コンテンツの成長は、環境の発展から始まった結果だった。キム・ユンジンは「『LOST』から『Mistress』まで、アメリカの作品を13年間やってきました。途中で韓国に行って映画を撮影したりしていました。当時は撮影システムの差がありました。しかし『ペーパー・ハウス・コリア』を撮影する時は、システムの差を感じませんでした。12時間の撮影時間をしっかりと守り、事前制作で撮影しました。『復讐の女神』という作品を数年前にやったときは、主演俳優は寝る時間がありませんでした。現場に急いで集まって、かろうじてやり遂げました。役者としては残念に思っていました。たくさんの人々が集まって作品を作る姿は、アメリカも韓国も同じです」とし、過去を振り返った。

キム・ユンジンが演じたソン・ウジンのキャラクターが生き生きとしているのは、たくさんの会話と悩みの結果だった。彼女は「ウジンはシングルマザーで、養育権をめぐって激しく対立しており、原作とは違って元夫が有力な大統領選候補です。権力を持つ夫を相手に戦う人物で、母が認知症で苦労しています。日常的な生活も複雑で大変な女性です。TF本部にアサインされた後は、韓国と北朝鮮のキャラクターの葛藤を表現し、女性として男性たちの世界で作戦を指揮する役割でした。このようなキャラクターをやるからには強く見られたいですし、男性的な部分を追加しようと思いました。型にはまった選択をしたくありませんでした。落ち着いていながらも繊細な部分を表現したかったです。ユ・ジテさんと同じくらい、説明的なセリフが多かったです。自分がついさっき思いついたアイデアのようにスピーディに説明してこそ、TF本部のシーンのダイナミックさが出てくると思って、監督と多くの会話をしながら気を配りました」と打ち明けた。
パート1で重要なキャラクターを務めて熱演を繰り広げたキム・ユンジンが、果たしてパート2ではどのような姿を見せるか関心が高まっている。
記者 : パク・パンソク