俳優のパク・ヘイルが「別れる決心」で幅広い演技を披露する。

6月29日に韓国で公開される映画「別れる決心」（監督：パク・チャヌク）は、山で起きた変死事件を捜査することになった刑事のヘジュン（パク・ヘイル）が、死亡者の妻ソレ（タン・ウェイ）に出会い、疑いと関心を同時に感じることから始まる物語を描く。

パク・ヘイルは市警史上最年少で警監に上がるほどのエースだが、死亡者の妻であるソレに強烈な好奇心を抱き、混乱するヘジュンの姿を繊細な感情で表現した。端正で礼儀正しい刑事であるヘジュンの魅力は、パク・ヘイルならではの淡泊な雰囲気が加わり、より魅力的に表現された。

夫の死の前でも動揺しないソレに、刑事として持つ疑いと人間としての関心を同時に感じるようになる彼は、吹き荒れる感情に向き合う人物の内面を繊細に描き、観客に深い余韻を与えるとみられる。