「二十五、二十一」出演チェ・ヒョヌク“制服が似合う今のうちに学生役をたくさんやりたい”

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写真=「@star1」

tvN「二十五、二十一」でテヤン高校のイップニ(可愛い子)ムン・ジウン役を愉快で愛らしく表現し、視聴者から可愛がられたチェ・ヒョヌク。ナム・ジュヒョクがお兄さんのような姿で胸をときめかせたことに対し、チェ・ヒョヌクは愉快な“男友達”の姿で視聴者を魅了した。世紀末の感性がにじみ出るファッションに白々しい姿と親和力、ユーモアセンス、コ・ユリムへの一途な愛まで。彼はX世代最高の人気者ムン・ジウン役を演じ、人々を魅了した。ドラマデビュー2年目であることが信じられないほど代替できない存在感を発揮し、強い印象を残したチェ・ヒョヌク。限りない可能性を持った2002年生まれの新人俳優が次はどんな役を演じるのだろうか、彼のこれからにも期待が高まる。

――テニスコートで撮影した今日のグラビアはいかがでしたか?

チェ・ヒョヌク:屋外でこうして撮影したのは初めてですが、天気がとても良くて気持ちよく撮影できたと思います。また、中学・高校の時によく着ていたブランドと一緒に撮影できて良かったです。

――「二十五、二十一」でムン・ジウン役に扮し、愛されました。最近、人気を実感していますか?

チェ・ヒョヌク:すごくです(笑)。ドラマがうまくいったことは視聴率で分かりましたが、僕という人間を見て分かってくれるのだろうかと思っていました。だけど最近、食堂に行ったり街を歩いたりしていると、本当に多くの方が気づいてくれます。食堂でサービスしてもらったこともあります。もちろん、まだチェ・ヒョヌクとしてではなく、「7組の可愛い子だ!」と呼んでくれていました。僕の友達の親もドラマをよく見ていると連絡をくれたりしました。最近すごく嬉しい日々を送っています。

――ナットゥギ(映画「建築学概論」でチョ・ジョンソクが演じた人物)に次ぐコミカルなキャラクターが誕生しました。コメディ演技に意欲があったみたいですね。

チェ・ヒョヌク:コミカルな演技をうまく生かしたいと思いました。アイデアも色々出しました。例えば、ドラマではジウンが髪を触るのがシグネチャージェスチャーのようなものでした。これは台本に全くなかったのですが、僕が最初に撮影する時、面白そうだったので意見を出しました。監督がそれを見てとてもいいと、ずっとそのままで行こうと言ってくれました。とても気持ちよかったです。「二十五、二十一」の背景である1998年にはまだ生まれていませんでした。

――Z世代のヒョヌクさんがX世代のムン・ジウン役を演じるため、何か参考にしたことはありますか?

チェ・ヒョヌク:ジウンは当時、ファッショニスタだったじゃないですか。それであの時のヘアスタイルや服をNAVERで検索してたくさん探してみました。DEUX先輩たちのファッションスタイルもたくさん参考にしました。実は、昔のファッションが再び流行する時代なので、ムン・ジウンが着ていた服のスタイルと、僕が普段から着ているスタイルとに大きな差はありませんでした。僕にもビンテージな服がたくさんあるんです。流行は回るものだと思います。時代も時代ですが、ジウンというキャラクターはすごく自信があるじゃないですか。厚かましい台詞も多くて自信を持つために努力しました。

――実際にファッションには興味がある方ですか?

チェ・ヒョヌク:ファッショニスタまでではありませんが、いつも僕のファッションについて研究しています。昨年は本当にすごくおしゃれをしました。出かける時、素敵なジーンズを履いたりしました。でも、最近ではまた変わりました。今は着心地のいい服の方がいいです。

――俳優たちとの共演はいかがでしたか? 末っ子でお兄さんやお姉さんたちから可愛がられたでしょう。

チェ・ヒョヌク:僕が末っ子なので、お兄さんやお姉さんたちがたくさん気遣ってくれました。5人で1話ずつシーンを撮る度にどんどん仲良くなりました。誰と一緒になってもよかったのですが、特に(ナム)ジュヒョクお兄さんと撮影するときは本当に楽しかったです。どうすればもっと面白くなるだろうかとたくさん話しました。アドリブも多かったです。お兄さんがいたずらをたくさんしてくれて僕はよくついていったと思います。(キム)テリお姉さんもあまりにも茶目っ気があって、ジウンと言い争うシーンがコミカルによく出来たと思います。(イ)ジュミョンお姉さんとはドラマでも親友ですが、実際にも仲良くなってティキタカ(相性が良く、ポンポンとやり取りする様子)がよくできました。

――宇宙少女のボナさんとの恋愛模様はいかがでしたか?

チェ・ヒョヌク:とても良かったです。ドラマでムン・ジウンがコ・ユリムをとても愛らしい目で見るじゃないですか。ボナお姉さんが本当に愛らしく演技してくれて没頭することができました。お姉さんがとてもよくリードしてくれたおかげで綺麗なシーンが撮れたと思います。

――実際のチェ・ヒョヌクさんの理想のタイプはナ・ヒドとコ・ユリムのどっちに近いですか?

チェ・ヒョヌク:実際のチェ・ヒョヌクも理想のタイプはコ・ユリムです。女性としての理想のタイプはユリムの方にもっと近いと思います。ヒドは気さくでストレートでテンションが高いじゃないですか。ヒドとはとても良い女友達として過ごせると思います。僕の周りにもそういう友達が多いんです。

――実際に学校に通っていた時はどんな学生だったのか気になります。ムン・ジウンのように人気者だったのですか?

チェ・ヒョヌク:人気者ではないですが、ジウンとある程度似た面がありました。普通学校に行けば親しいグループがあるじゃないですか。でも僕は学校に行くと、すべての友達に話しかけました。友達に会う度に「おはよう~」と挨拶していました。高校1年生までは野球をしていたので、きちんとした学校生活を送ったのは2年ほどしかありません。高3の時は新型コロナウイルスのため学校にあまり行けず……思い出が多くはありませんが、すべての友達とまんべんなく過ごしていました。

――学生時代に野球を長くやっていたと聞きました。俳優という夢を持つようになった理由は何ですか?

チェ・ヒョヌク:野球を小学校4年生の時に始めて、高校1年生の夏までやりました。それから肘をけがして手術をすることになり、体がついていけなくなり、野球をやめることになりました。運動をやめて何をすべきかたくさん悩みました。小学生の時から運動をしていたので勉強とはほど遠い学生でした。その当時、映画を観に行く楽しみにハマり、友達と映画をよく観に行きましたが、その度にすごく涙が出たんです。泣くほど悲しい映画ではぜんぜんないんです。僕が映画を観ればすぐ泣くので、友達が「感性がすごく豊かだと思う」と言ってくれました。その言葉を聞いて、家に帰って鏡を見ました。僕の顔を見たら、突然こういう湧き上がる感情をどこかに表出したいと思いました。そうして演技の塾に通うようになりました。いざやってみると演技が面白かったんです。その後、翰林(ハンリム)芸能芸術高等学校に編入することになり、これまで俳優として活動を続けています。

――デビューした時から学生の演技だけをしてきたじゃないですか。制服を脱いだ演技に対して貪欲になると思います。

チェ・ヒョヌク:初めはあまりにも学生の役だけだったので「他の演技もやってみるのがいいのではないか?」と思っていました。でも今の年齢の時だけできる役が学生の演技じゃないですか。後で僕の顔がどのように変わるかも分からないですし、制服が似合わなくなる日もいつか来るので、着ることができる時にできるだけ制服を着て演技をお見せしたいです。もちろん制服ではなくスーツも着てみたいです。軍服や警察の制服のように、制服を着る役に対するロマンもあります。カリスマ性溢れる役も一度やってみたいですね。

――似ていると言われる俳優さんがとても多かったのですが。チャン・ギヨンさん、ユ・アインさん、パク・ソジュンさんに似ているという評価についてどう思いますか?

チェ・ヒョヌク:ハハ。恥ずかしいけどたくさん聞きました。一度は本当に似ているのかなと思ったので友達に「僕、この方に似てる?」と聞いてみました。僕の信頼できる友達はとても強く否定しましたよ(笑)。いつもそういった言葉を聞く度に気分はいいですが、あまりにも過分な賞賛だと思います。演技をする前から好きだった先輩たちなので、ファンとしていつかぜひ一度お会いしたいという気持ちが大きいです。

――演技を始めて4年目、映画デビューは昨年でした。この1年でホットな新人俳優に位置づけられましたが、これからどんな俳優になりたいですか?

チェ・ヒョヌク:最近「あの子が『ラケット少年団』のあの子?」「ムン・ジウンは『復讐代行人~模範タクシー~』不良だったって?」という言葉をたくさん聞きます。同一人物だと全く分からなかったと驚いてくれる度に本当に嬉しかったんですよ。いつも新しい演技、新しい姿をお見せしたい気持ちが大きいんです。もっと一生懸命努力して、多方面ですべてをうまくやれる俳優になりたいです。

――ロールモデルはいますか?

チェ・ヒョヌク:シン・ジョングン先輩。SBS「ラケット少年団」でお会いしましたが、演技者としても、人間的にも本当に素晴らしい先輩です。先輩を見ながら多くのことに気づきました。現場では言葉を発することがほとんどありませんが、ただ立っていても先輩の演技と行動一つひとつが大きな響きを与えるんです。僕も頑張って先輩のような素敵な姿を持つ俳優になりたいです。

――今年21歳ですが、20代をどのように過ごしたいですか?

チェ・ヒョヌク:はっきりと立てた目標はありません。さまざまな役、さまざまなジャンルを体験してみたいです。機会があれば主演もやりたいです。まだたくさん足りない部分はありますが、もっと一生懸命に努力する俳優になります。

記者 : ファン・ヨンド