「結婚作詞 離婚作曲3」イ・ミニョン“長い間見守ってくれた視聴者に感謝…人生のターニングポイントになった”

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=ミン・ギョンフン
女優のイ・ミニョンは、ドラマ「結婚作詞 離婚作曲」のシーズン1から約2年間、ソン・ウォン役として劇を導いた。

イ・ミニョンは「放送が終わるまで俳優たちはまだその役のことを考えていて終わったとは思いませんが、今になってやっと実感が湧きました。名残惜しくもすっきりとした気分です。まず、スーツを脱いだような涼しさの方が少し大きく、そして開かれた結末だったので名残惜しい気持ちもあります」と打ち明けた。

劇中ソン・ウォンはプ・ヘリョン(イ・ガリョン)の夫だったパン・サヒョン(カン・シンヒョ)と不倫をする人物だ。最後にパン・サヒョンとプ・ヘリョンは離婚し、ソン・ウォンはパン・サヒョンの子供を妊娠しながら幸せな結婚生活を夢見たが、シーズン3の序盤、出産中に死亡して視聴者たちに衝撃を与えた。それだけでなくソン・ウォンは、死亡後も幽霊になったり、プ・ヘリョンに憑依した。

これについてイ・ミニョンは「台本を見て衝撃と悲しみがありました」としながらも「正直に言って、シーズン1時からソン・ウォンが死亡することは知っていました」と明かした。彼女は「いつ死ぬのか待ってきました。作家さんが正確に指示はしてくださらないのですが、(死亡については)少し聞いていました。シーズン3の序盤に死ぬという事実はその時になって知りました」とし、「ただ幽霊になったり、憑依するということは本当に知りませんでした。『序盤でもう出番はないだろうな』と思っていたのですが、先生があのような死後の世界を描いたとは知りませんでした。それで『ジャンルが多様になるな』と思りました」と伝えた。

イ・ミニョンは劇中、記憶に残っているシーンとして、プ・ヘリョンの体に憑依してパン・サヒョンと結婚式を挙げる場面に言及した。彼女は「台本を見て悲しくなりました。ソン・ウォンというキャラクターは不倫をした女性で、第3者から見た時には怖すぎるキャラクターですが、私はソン・ウォンを理解しなければ演技ができないので、できるだけ理解しようと思いました。でも結婚式のシーンは私がソン・ウォンであることを除外しても、悲しいと思いますね。そこには私の子がいて、死んで魂になってサヒョンの横に立って歩くのですが、スタッフたちもみんなとても悲しいと言うくらいじんと来ました。その場面を撮ってから、(作家の)イム・ソンハン先生も編集する時にじんと来たと言われました」と話した。

写真=ミン・ギョンフン
特に俳優のソンフンがパン・サヒョンを演じたシーズン1、2とは異なり、シーズン3ではカン・シンヒョが新たにパン・サヒョン役を引き受けて演技した。これと関連してイ・ミニョンは「カン・シンヒョさんを見た時、見た目は違いますが、フィジカルが似ていると思いました。また、とても演技が上手な方なので、俳優が変わったことに対してぎこちなさは感じませんでした。合流してすぐに、本当に愛した女性と死別し、嗚咽するシーンを撮影しなければならなかったので、大変だったのに演技をうまくやってくれて感謝しています。初めて共演したのですが本当に良かったです」と満足感を伝えた。

「結婚作詞 離婚作曲3」最終話で描かれたソン・ウォンの結末についても伝えた。ソン・ウォンは最終話でソ・バン(ムン・ソンホ)の車の隣の席に乗ると、「本当に少しの間だけだけど、一方では(死神が連れて行く人が)部長(ソ・バン)だったらいいと思っていた。寂しくて」とソ・バンの死を望んでいたような内心を表した。

これに対してイ・ミニョンは「『一体どうしたらそのようなセリフが出てくるのか?』と思いました。死んだ人の独り言なので、自身の本心を他人は聞くことができないために言ったことですが、セリフを言いながら私も怖かったです。どうやったら生きている人を連れて行こうと思えるのかと。死神でもないのに、生きている人に『一緒に行けたら』と言うので怖くてどのようにやらなければならないのかたくさん悩みました」と打ち明けた。

さらに最後回のエンディングでは、シーズン2で話題となったエンディングであるソ・バンとソン・ウォンの結婚式シーンが再び登場した。イ・ミニョンは「シーズン2でそのシーンを撮影する時は“魂の結婚式”だと思っていました」とし「シーズン3ではどういう意味なのか分かりません。作家さんが考えるエンディングで編集の方向が決まるので、俳優たちはどんなエンディングが出てくるのか誰も知らずに演技しました。私も知らなかったんです。俳優たちもそれぞれのエンディングを撮影しました。私の台本の最後は車の中のシーンでした。シーズン2のエンディングを再び使うことは知っていましたが、どのようにつながるかは分からなかったです」と率直に話した。

また「作家さんがソン・ウォンについて全ては解けなかったと言われたようです。シーズン3では新しい人物の方に重点を置いて使われたのではないかと思います」とし「シーズン4についてはまだ聞いたことは特にありません。シーズン4をするようになれば、ソン・ウォンはもう見送ってあげなければならないのではないかと思います。再び過去に戻らない限りは、ソン・ウォンは登場しないと思います。しかし、作家さんの考えは誰も知りませんから。事実(ソン・ウォンの話を)きちんと終えることができず、私もじれったいですが、視聴者の方々はもっとそうでしょう。仕上げができれる機会があればいいなと思います」と願った。

シーズン1から始まった「結婚作詞 離婚作曲」はこのような予測不可能なストーリーで多くの話題を集め、シーズン3まで続いた。「結婚作詞 離婚作曲」シリーズを通じてシーズン3まで作品を導いたイ・ミニョンは「初めてではないですが、長いドラマに出演することは光栄ですし嬉しいことです」と伝えた。

写真=ミン・ギョンフン
続いて「最近YouTubeやOTT(動画配信サービス)を通じて一気に見終えることに慣れているじゃないですか。ですので最近は長いものを見るのは難しくなっていると思いますが、シーズン3まで視聴者たちと一緒に来ることができたというのが私には貴重な時間で、光栄でした。一緒に参加できたことが嬉しかったです。長いドラマを見にくい時代だと思います。一緒に喜び、怒ってくれた視聴者の方々がいなかったらできなかったことなので、感謝いたします」とつけ加えた。

これに先立ってイ・ミニョンは「結婚作詞 離婚作曲2」終了当時、「女優人生の第2幕を開いてくれた作品」と言ったことがある。これに彼女は「シーズン3でソン・ウォンは死後の世界にいて、そこが中心のドラマではなかったため、私が活躍したとは思っていません」としながらも、「シーズン3まで多くの愛をもらったドラマなので、そういった部分では一緒に参加しながら、私の人生のターニングポイントになったと思います」と明かした。

最後に彼女は「まずシーズン3まで見てくださった視聴者の皆さんに一番感謝の言葉を伝えたいです。そして今回新しく加わった俳優の方や制作の方々がすごく苦労したので、拍手を送りたいです。これまでソン・ウォンを見ながら一緒に感じ、一緒に怒ってくれてドラマを楽しんでくださったことに感謝し、長く覚えていただきたいと思います。そして私は他のドラマで全く違う姿で挨拶をすることになると思います。ソン・ウォンを記憶し、次の私の姿も待っていただければと思います」と感謝を伝えた。

記者 : キム・ナヨン