パク・チャヌク監督、映画「別れる決心」がカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞!4度目のコンペティション部門進出作

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写真=Newsen DB
パク・チャヌク監督が「第75回カンヌ国際映画祭」で監督賞を受賞した。

29日午後(現地時間)、パク・チャヌク監督はフランス・カンヌで開かれた「第75回カンヌ国際映画祭」の閉幕式で監督賞を受賞した。

5月17日に開幕した同映画祭には、韓国映画「別れる決心」と是枝裕和監督が演出した韓国映画「ベイビー・ブローカー」がコンペティション部門に進出し、韓国映画の受賞に対する期待を高めてきた。

パク・チャヌク監督は「コロナ禍を迎えて、我々人類が国境の壁を高く感じる瞬間もあったが、恐怖と心配を共有したりもした。映画も劇場にお客様が来れぬ時代を経たが、その分劇場がどんなに大切なのかみんなが悟るきっかけにもなった」と話し始めた。

続けて「我々が新型コロナウイスを乗り越える希望と力を持っているように、映画も映画人も、映画館を守りながら映画を永遠に守りこなせると信じている」と付け加えた。

また彼は「すべてのサポートを惜しまなかったCJとミッキー・リー氏(CJグループ副会長のイ・ミギョン)、脚本家のチョン・ソギョンさんをはじめ、多くの関係者に感謝を伝えたい。何よりパク・ヘイルさん、タン・ウェイさんの2人に送る僕の愛は、言葉では表現しきれないので省くことにする」と受賞の感想を語った。

パク・チャヌク監督は映画「オールドボーイ」で2004年のカンヌ国際映画祭で審査委員大賞を受賞した。「コウモリ」では2009年のカンヌ国際映画祭で審査委員賞を受賞、「お嬢さん」は2016年のカンヌ国際映画祭でコンペティション部門に招待された。今年の「別れる決心」は4回目のコンペティション部門進出作だ。

“カンヌ・パク”というニックネームで呼ばれるほど、カンヌ国際映画祭と深い縁を誇ってきたパク・チャヌク監督は、4回目のコンペティション部門進出作で監督賞のトロフィーを追加することになった。

韓国で6月29日に公開予定の映画「別れる決心」は、山で起きた変死事件を捜査することになった刑事のへジュン(パク・ヘイル)が、被害者の妻ソレ(タン・ウェイ)に出会って、疑心と関心を同時に感じることから始まるストーリーを描く。

記者 : イ・ジェファン