ソン・ガンホ&カン・ドンウォン&IUら、12分にも及ぶスタンディングオベーションに感激!是枝裕和監督の韓国映画「ベイビー・ブローカー」カンヌで公式上映が終了

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6月24日(金)より公開となる是枝裕和監督作品「ベイビー・ブローカー」が、「第75回カンヌ国際映画祭」でワールド・プレミアとなる公式上映を終えた。

カンヌ国際映画祭のメイン会場となる「PALAIS DES FESTIVALS(パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ)」で公式上映が行われ、2200席の会場が満席となる中、大きな拍手で迎えられながら、レッドカーペットを終えた是枝裕和監督を先頭に、キャスト陣が続く形でにこやかに場内に入場し、上映が始まった。

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本編前にカンヌ映画祭にゆかりのある監督名が流れる中に是枝監督の名前が出てくると、場内が沸き、本編への期待もさらに高まる様子が見られた。上映中は「赤ちゃんポスト」をきっかけに出会ったブローカー、母親、刑事たちの一風変わった旅路に、中盤までは笑いがおこる場面も。

さらに終盤にかけては、涙をすする音が聞こえてくるなど、是枝監督の社会に切り込む鋭い視線と韓国映画界最高峰の才能がぶつかり合い生み出された「一つの命を巡る物語」に、観客はすっかり魅了され、感動した様子がうかがえた。

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上映終了後は、そんな感動を反映するかのように12分にも及ぶスタンディングオベーションが続き、是枝監督とソン・ガンホ、カン・ドンウォンは3人で肩を組みお互いを称えあう様子も。またIU、イ・ジュヨンも監督と目を合わせ微笑みあったり、場内を見上げて手を振り満面の笑みを見せるなど、割れんばかりの拍手喝さいを全身で受け止めた。

コメントを求められた監督は「こんなに沢山の拍手で迎えてくれて本当に有難うございました。コロナの中で、すごくチャレンジングなチームだったと思うのですが、本当に一体感のある現場でスタッフ、キャストが一丸となって作り出した映画が、ここで皆さんのもとへ届けられたことをとても嬉しく思っています。有難うございました」とスピーチし、会場はさらなる盛り上がりをみせた。本作がカンヌの観客から愛される作品になったことがひしひしと伝わるワールドプレミアとなった。

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■作品情報
「ベイビー・ブローカー」
6月24日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー

〈ストーリー〉
古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)と、〈赤ちゃんポスト〉がある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)。ある土砂降りの雨の晩、彼らは若い女ソヨン(IU)が〈赤ちゃんポスト〉に預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。彼らの裏稼業は、ベイビー・ブローカーだ。しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づき警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく白状する。「赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。一方、彼らを検挙するためずっと尾行していた刑事スジン(ペ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)は、是が非でも現行犯で逮捕しようと、静かに後を追っていくが……。〈赤ちゃんポスト〉で出会った彼らの、特別な旅が始まる。

監督・脚本・編集:是枝裕和
出演:ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン、イ・ジュヨン

製作:CJ ENM
制作:ZIP CINEMA
制作協力:分福

提供:ギャガ、フジテレビジョン、AOI Pro.
配給:ギャガ
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■関連リンク
「ベイビー・ブローカー」日本公式サイト:https://gaga.ne.jp/babybroker/

記者 : Kstyle編集部