Wanna One出身カン・ダニエル、1stフルアルバム「The Story」でカムバック…記者懇談会で満足度を語る(総合)

OSEN |

Wanna One出身のカン・ダニエルが、3年間の成長物語を収めたフルアルバムでカムバックした。

カン・ダニエルは24日、ソウル江南(カンナム)区グランドインターコンチネンタルソウルのパルナス・オーキッドルームで1stフルアルバム「The Story」の記者懇談会を開催し、アルバムについて話した。

昨年4月に発売した3rdミニアルバム「YELLOW」以降、約1年ぶりに1stフルアルバムでカムバックしたカン・ダニエルは、「血が熱くなる感じだ。しばらく観客に会えないまま2年ほど活動して、演技にも長くした。このように音楽で戻ってくることができて、大切な機会でありドキドキしている」とカムバックの感想を語った。

カン・ダニエルが、ソロデビュー後初めて披露するフルアルバムである「The Story」は、すべての人、すべての状況にはそれらだけのストーリーが存在し、そういったストーリーがすべての関係を作り、特別な意味を残すという内容を盛り込んでいる。

今回のアルバムについて彼は、「本当に一生懸命に準備した。楽しく制作した。自分についてより淡泊に表現したいと思っていた。今までの自分の色を探していく過程を表現したアルバムだ。さまざまな話が入っている。癒やしになる音楽をやりたいと思い、多くの曲が集まった。『MAGENTA』の活動が終了した後からフルアルバムを企画し、活動しながら感じたことを整理し始めた。今回のフルアルバムがより意味深いのは、歌手として出したいロマンのようなアルバムでもある」と説明した。

カン・ダニエルは、今回のアルバムの10曲全ての作詞に参加。物語の主人公であり、ストーリーテラーとしてアルバムを完成させた。彼は「アルバムで伝えたいメッセージは、実を言うとないと思う。自分自身にあげる賞牌のような感じだ。仕事においては満足という単語をあまり使わないけれど、初めて満足できるものができたと思う。すべての曲が大切で、今までの自分の旅程が収められている」と伝えた。

タイトル曲「Upside Down」は、ミディアムテンポの楽曲で、カン・ダニエルとChancellor、Knaveが作詞し、MZMCが作曲した。思い通りにならない状況に対する彼ならではの愉快なソリューション、メッセージを盛り込んだ楽曲で、明るく軽快なリズムで、ポジティブなエネルギーを届ける。

彼はタイトル曲について「何をしてもうまくいかない日があるけれど、そういう日を可愛らしく覆そうと語る曲だ。聴きやすい曲だ。ドライブする時に聴くといい曲だと思う。僕がB-BOY出身なので、『Upside Down』を初めて聴いた時、この曲で僕を表現できるだろうと思った」と話した。

いつのまにかソロ歌手になってから3年という時間がたった。カン・ダニエルは、「デビューアルバムは、本当に大変な状況からなるべく早く抜け出したくて、僕に似合いそうなスタイルを考えながら、難しくない形で、急いで書いた記憶がある。その後、自分はソロミュージシャンとして何を見せたいのかという疑問が生まれた時に、カラー3部作のアルバムを準備した。3年間、自分で満足できるほど、本当に一生懸命に活動した」と明かした。

続いて「初めてソロアルバムを出して学んだことは、頭で考えていたようにはいかないということだった。事務所の方々と意見が合わない時もあったし、不満も多かった。しかし、音楽制作をしながら自然に知ったことも多く、勉強もしてみると、アルバムがミュージシャン個人の力だけで作られるものではないことが分かった。その裏に本当にたくさんの方々がいることを改めて知った。大切な家族がたくさんできた気分だ。今は家族がたくさん増えて嬉しい」とつけ加えた。

また、「心の中でちゃんと整理ができたと思う。3年間多くのことがあったし、幸せなことばかりではないけれど、胸がいっぱいだ。一喜一憂せず、固い芯ができた気分だ。デマを見たら、当然気分は良くない。しかし自分はそういう人ではないし、自分を信じてくれる人がたくさんいるから、自分が動揺しなければいいと思う。大衆の前に立つ人の宿命ではないかと思う。成長したようだ」と伝えた。

最後に彼は、今回のアルバムで達成したい目標について「成績よりは、自己満足度が高いので、活動を楽しみたい。カン・ダニエルの曲が良いという言葉だけ聞けたら嬉しい」と話した。

記者 : イ・デソン