元4Minute ナム・ジヒョン、映画「デッドキャンピング:ザ・ライブ」で初の単独主演を務める“休まず常に何かをしていたい”

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写真=Gnos、Danal Entertainment
4Minute出身のナム・ジヒョンが、「デッドキャンピング:ザ・ライブ」を通じて初の単独主演を務め、女優として成長した姿を見せた。

ナム・ジヒョンは最近、ソウル市鍾路(チョンノ)区昭格洞(ソギョットン)にあるカフェで、マイデイリーとのインタビューを行い、「デッドキャンピング:ザ・ライブ」について紹介した。

「デッドキャンピング:ザ・ライブ」は、キャンプ系YouTuberのスヨン(ナム・ジヒョン)が、必ず罠に掛かる“あいつら”を狩るために、人通りの少ない山の中で展開するキャンピングアクションスリラーだ。

彼女は作中、スヨン役に扮して、デビュー後初の単独主演を務めることになった。スヨンはアイドルさながらの清純なルックスはもちろん、専門家に負けないキャンプの知識でたくさんのチャンネル登録者から熱い支持を受けている人物だ。YouTuberとして人通りの少ない山の中で一人だけのキャンプの生配信を行っていると、予期せぬ状況に直面し、謎の人物に拉致される。しかし、スヨンはこの状況を予想していたかのように、犯人を一人一人ずつ始末し始める。彼女はこのようなキャラクターを披露するために、ボクシングとアクションの練習を並行し、凄絶な狩りのアクションを披露した。

2009年に4Minuteのメンバーとしてデビューしたナム・ジヒョンは2016年、グループの解散後、女優に転向した。これまでドラマ「マイ・リトル・ベイビー」「最強配達人」「不滅の恋人」「悪魔がお前の名前を呼ぶ時」「恋愛は面倒くさいけど寂しいのはイヤ」などに出演した。

彼女は「デッドキャンピング:ザ・ライブ」への出演を決心した理由について、「事務所に所属せずに活動しているので、キャスティングディレクターの方がキム・ヒョヌ監督からこの作品について聞いて、私のイメージにぴったりだと私を紹介してくれました。そして監督と会って2~3時間ぐらい会話して、話が合うなと思いました。私も社会的な問題に関する記事を見て、怒りが湧く時が多かったんです。実際に、日常生活で復讐することはできないじゃないですか」と述べた。

また「被害者の立場で、加害者への軽い処罰について怒りを表現したいと思いました」とし「この作品が、現実ではできない復讐を代わりにしてくれる気がしました。観客の皆さんもカタルシスを感じてほしいです」と、出演の理由を明かした。

初の単独主演を務めることになった感想については「とても緊張して、プレッシャーもたくさん感じました。肩の荷が重くなった感覚でした。なので、作品について、より詳しくなろうと思いました。ヒットへのプレッシャーは二の次で、私がこのシナリオをしっかり表現できるかが、プレッシャーになりました。私を作中の人物として見てほしいです。それが一番の希望です」と語った。

また、ナム・ジヒョンは「この作品を撮影している頃、事務所から出て、どんな女優になるかについて悩んでいました。実は今もさまよい続けているし、これからもずっとその悩みは続くと思います」と明かして注目を集めた。

続けて「不安を克服するために、日常を精一杯に生きようとしています。それが演技を通じても伝わると思うので、常に休まずに何かをしようと思っています。最近では、ピラティスインストラクターの資格も取得しました。舞踊を勉強したので、元々体を使うのが好きでした。毎日ピラティスを学びに行っていましたが、こんなに時間とお金をかけるなら、ピラティスインストラクターの資格を取得した方がいいんじゃないかと思いました。何よりも、女優としてメリットになると思いました。最終的にはピラティススタジオを運営したいと思っているのですが、今は女優としての活動が優先です。ヨガインストラクターの資格の勉強もしていますが、これもいつかは演技に役立つのではないかと思って挑戦しました。何でも頑張ろうと思っています」と、演技への情熱を示した。

ナム・ジヒョンは「4Minuteのときから同じ先生から7年間演技のレッスンを受けています。先生はもう教えることはないとおっしゃりますが、まだ未熟だと思うので、電話をかけたりして(先生に)執着しています(笑)。本作の撮影のときも、2回ほど電話をかけました」と語った。

彼女は「役者としてうまくできているのか、ずっと悩んでいます。アクションとか、ラブコメのジャンルにも挑んでみたいと思っています。日常ではできないことにチャレンジしてみたいです」とし、「ジャンルを問わずに、私に与えられた作品には全て感謝していますし、私自身を最大限に引き出して表現したいです」と語った。

現在放送中のドラマ「なぜオ・スジェなのか」に出演している彼女は、作中、空気は読めないが、率直でハツラツとした魅力を持つ人物ナ・セリョンを演じている。

彼女は同作について「現実を描いたロースクールドラマです」と言いつつ、「法廷もので、ノワールやロマンスなどのジャンルが混じっているので、面白いと思います」と自信満々に紹介した。

そして彼女は「自分で運転して端役のオーディションを受けに行ったのですが、ナ・セリョン役に選ばれました。当時、スタッフの方に『どのような役者になればいいか分からない。役者として迷っている』と率直に打ち明けて、台本を読んだのですが、号泣してしまいました。悲しいシーンではなかったのに、何もかも悲しくなってきてしまって……。プライドを捨てたら、素敵な作品に出会えました」と、出演決定の裏話を明かした。

記者 : キム・ナラ