YGヤン・ヒョンソク前代表、5回目の公判が延期に…5月30日に再開

MYDAILY |

写真=マイデイリー DB
元iKONのB.Iの麻薬投与隠ぺいの疑いが持たれているYG ENTERTAINMENTの前代表ヤン・ヒョンソクの5回目の公判が延期となった。

本日(16日)午前、ソウル中央地裁刑事合意23部(部長判事:チョ・ビョング)は、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(報復脅迫)などの嫌疑で起訴されたヤン・ヒョンソクをはじめとする3人の5次公判の期日を変更した。

この日の公判は、証人のA氏が健康上の理由で欠席したため、延期となった。A氏が14日に欠席の意思を明かしたため、裁判当日の16日午前に公判期日が延期が正式に決定した。

A氏は2019年、国民権益委員会を通じて、ヤン・ヒョンソクがB.Iに関する麻薬投与を隠ぺいしたという疑惑を提起した情報提供者だ。A氏は2016年、BIGBANGのT.O.Pと大麻を吸引した疑い(麻薬類管理に関する法律違反などの疑い)で起訴され、懲役3年、執行猶予4年、保護観察、薬物治療講義120時間、追徴金87万ウォン(約8万7千円)を宣告された。その後、覚醒剤投与の疑いが明らかになり、1年6ヶ月の実刑を宣告されて現在は服役中だ。また、A氏は3次公判と4次公判にも証人として出席した。

ヤン・ヒョンソク側の弁護人は、A氏が健康上の理由で証人尋問に出席しなかったことに遺憾の意を表した。そして、A氏の健康に実際に問題があるのか、疑問を呈し、当日に迫った期日変更に懸念を伝えた。弁護人は「A氏が裁判の手続きを軽く考えていると思う。(期日の変更は)納得し難い」と述べた。

これに対し、検察はA氏が今まで誠実に尋問に答えていたことを挙げ、一蹴した。また「A氏は拘置所に収監中の状態で、日曜日は体調が悪かったので、裁判所に連絡できたのが当日になってしまった。迅速な裁判の進行に協力する」と明かした。

ヤン・ヒョンソクは、YGの経営支援室長だったB氏から、A氏の警察供述に関する報告を受けた後、B氏を通じてA氏をYGの社屋に呼びだし、供述を変えるように脅迫した疑いが持たれている。しかし、彼は「A氏に会ったことはあるが、脅迫したことはなく、供述を覆して欲しいと言ったこともない」と一貫して否定している。

A氏は先月18日に開かれた3次公判で、YG社屋で会ったヤン・ヒョンソクから「君は花柳界や芸能界に所属していると思うが、君一人殺すことは簡単なことだ。でも、供述を覆すならお金もあげるし、弁護士も選任してあげるよ」と脅迫されたと主張した。

B.Iは当初、嫌疑を否認したもののiKONから脱退。その後、IOKカンパニーに所属事務所を移籍して麻薬投与の事実を認めた。彼は昨年9月10日、第1審で懲役3年、執行猶予4年を宣告された。

延期となった5次公判は5月30日に行われる予定だ。

記者 : カン・ダユン