ファン・イニョプ、Netflix「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」で学生役を演じる“勉強よりもドラマが好きな子供だった…童顔と言われて嬉しい”

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=Netflix
俳優のファン・イニョプが、オンラインでNetflix「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」に関するインタビューを行い、作品や共演俳優、監督について語った。

Netflix「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」で、親の夢を強要される秀才ナ・イルドゥン役を引き受けた。若者のまた別の声を代弁したファン・イニョプ流のナ・イルドゥンは、自身の感情を表現するのは苦手だが、ユン・アイ(チェ・ソンウン)を追いかけて行った遊園地で魔術師リウル(チ・チャンウク)に出会い、彼を通して自身の夢について改めて考えるようになるキャラクターだ。

特にファン・イニョプは、昨年2月に韓国で放送終了したtvN「女神降臨」でも、魅力的なルックス、モデルのようなスタイル、しっかりとした肩、ボディラインで、10代のキャラクターを演じた。

写真=Netflix
1年ぶりにもう一度制服を着たファン・イニョプは、自身の童顔について「『女神降臨』の時からすれば、30代で学生の演技をすることになるんですよね。僕は年齢は考えずにオーディションを受けました。僕の可能性を見てキャスティングをしてくださったので最善を尽くして臨みましたが、多くの方々が童顔だと僕のビジュアルも好きになっていただき、感謝しています」と視聴者に感謝の挨拶をした。

また彼は「自分が童顔だとは全く思わなかったのですが、考えてみれば、僕の両親が童顔だったんです。それで『僕も童顔なのかな』と思いました。制服を着ることは、今後演技をする上でどれだけあるだろうかとも考えました。今、僕の最もきれいで美しい姿を作品を通じて残せるだろうと思い、とても幸せに感じながら撮影しました。今後ずっと残る作品になるのですから、とても幸せでした」と明かした。

では、ファン・イニョプが童顔のビジュアルを維持するために特別に努力していることはあるだろうか。彼は「皮膚科にもちゃんと行かなければならないのですが、両親が幼い頃から日焼け止めをこまめに塗ってくれていたんです。また、夏になるとよく焼けてしまう肌なので、パックをたくさんしてくれました。マスクパックを買ってたくさん使いました」と自身だけの方法を公開した。

写真=Netflix
彼は「18アゲイン」を皮切りに「女神降臨」「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」まで、ずっと片思いの演技を披露している。そのため一部の視聴者は、彼に「すでに片思いの演技の境地に達した」という反応を見せた。

これについて彼は「僕が今まで片思いだけしてきましたよね」と恥ずかしそうに笑った後、「『片思いの演技の境地』とおっしゃってくださるのは、称賛だと思います。頭の中で、いつも同じ文章にはてなマークをつけているようです。『なぜ僕のことが好きじゃないのか?』『僕は君が好きなんだけど』『僕を好きになってくれないか?』『僕を好きになって』と思いながら演技していると思います」と明かした。

また、実際の経験が片思いの演技に役立ったかと尋ねると「実を言うと、全く役に立たなかったんです」とし「逆に僕が演じるナ・イルドゥンが僕よりもっと勇気があると思います。僕は(相手に伝えずに)好きな気持ちだけがあったことが多かったんです。経験した部分があったとすれば『なぜ僕のことが好きじゃないのか?』という気持ちだったと思います」と振り返った。

特に彼は、片思いの演技と互いに愛する演技のうち、一つを選ぶならどちらにするかという質問に「好き嫌いはありません。僕が引き受けて表現できるのなら、何でもやるべきだと思います」としながらも、「片思いの演技の境地に達したと言ってくださったので、これからは互いに愛する演技に最善を尽くしてみますね」と答えた。

写真=Netflix
ファン・イニョプは視聴者の反応についても語った。ドラマが公開された直後、多くの視聴者は彼の声に惚れたと称賛した。彼は「こんなに多くの方が僕の声のトーンを好いてくださるとは思いませんでした。声について褒めてくださったことにとても感謝しています。父も良い声をしているのですが、『僕のおかげだ』と言っていました」と話して笑いを誘った。

10代の生徒を演じただけに、自身の学生時代についても語った。特に彼が演じたナ・イルドゥンは数学以外は1位を逃さない人物だったため、実際の成績についても聞いてみた。

彼は「本当に秘密です」とし、「良い時も悪い時もありました。僕もよく分かりません。でも、勉強に最善を尽くすことはなかったですね。勉強よりは親とドラマを見ることがもっと好きな子供だったので、いつも夜10時になるとドラマをよく見ていました。最高順位は思い出せません。それでも小学生の時は10位以内に入ったことがあるような気がしますね」と打ち明けた。

「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」は公開直後、グローバルランキング4位を記録し、多くの視聴者たちに愛されている。ファン・イニョプは「制作から撮影まで2年ほどかかりましたが、一生懸命作っただけに、大きな愛をいただき感謝しています。グローバルランキング4位と聞きましたが、このように愛していただけるとは想像もしていませんでした。すごく嬉しいです」と語った。また彼は「ナ・イルドゥンは両親から夢を強制され続けてきた子です。常に成功のために勉強を頑張って、決められた道だけで生きなければならない人物です。僕の学生時代とは異なるので、最善を尽くしてイルドゥンを理解しようと努力しました。監督と僕が考えるナ・イルドゥンは違いました。共通点を探しながら、どんなナ・イルドゥンを作っていくか悩みました」と重点を置いた部分について話した。

写真=Netflix
監督とファン・イニョプが考えたナ・イルドゥンはどう違ったのだろうか。彼は「監督が考えていたナ・イルドゥンは、ぶっきらぼうで人とコミュニケーションがとれない人でした。一方、僕が考えていたナ・イルドゥンはそれでも好きな女性の前では可愛らしい姿もあるかもしれないと思っていました。監督が僕とたくさんコミュニケーションをとってくれて、もともと考えていた枠から抜け出してキャラクターを組み立てていきましたが、僕の意見をたくさん受け入れてくれました。『ファン・イニョプが表現するナ・イルドゥンがナ・イルドゥンになる』『私もそう思う』と信じてくれました。ちょっとぶっきらぼうなナ・イルドゥンと、愛らしいナ・イルドゥンの違いだと思います」と話した。

ファン・イニョプは原作である同名のウェブ漫画への格別な愛情を表した。彼は、「オーディションを受ける前にウェブ漫画を見たのですが、とても面白くて、そのまま最後まで見ました。伝えるメッセージがすごく良いなと思ったんです。その後オーディションを受けたのですが、原作に音楽が加わって、ジャンルもファンタジーミュージックドラマなので、すべてが皆初めて試みることだったんですね。実験的で挑戦的だったので、プレッシャーを感じるというよりは『かっこよく作ろう』という思いがより強かったと思います」と語った。

彼は、同作を通じて歌と演技を完璧にこなした。ミュージカル出演の計画はないかと聞くと「良い機会があればぜひやってみたいという気持ちはあります」としながら、「演技と歌を一緒にやるということにプレッシャーが全くないと言えば嘘です。しかし、音楽監督が僕の声色に合わせて歌を作ってくださって、プレッシャーはありましたが、『こんなにまで僕に合わせて音楽、状況を準備していただいたのだから、僕が絶対にかっこよくやりきりたい』という気持ちが大きかったです。幸いなことに、美しく収められていたのでとても満足しています」と笑った。

写真=Netflix
さらにファン・イニョプは、本作で共演したチ・チャンウク、チェ・ソンウンを絶賛した。機会があれば、他の作品を通じてもう一度共演してみたいほどだという。彼は「チェ・ソンウンさんはすごく話が合って、コミュニケーションをたくさんとりました。僕にとって一番良い感情をいつもきちんと伝えてくれて、演技する時にすごくありがたかったです。いつか機会があれば、また共演してみたいと思うほど、感謝している方です。僕が悩む部分があった時、アドバイスもしてくれました。僕より年齢は若いですが、同じ高校生の役だったので頼りにしていました。隣でチェ・ソンウンさんが素晴らしい演技をしてくれたから、今のナ・イルドゥンを演じることができました」と話した。

それだけでなく彼は「チ・チャンウク先輩は、撮影現場以外でもすごくジェントルマンでかっこいいです。見習いたい部分が多い先輩です。撮影中、緊張することが多かったのですが、明るい現場を作ってくれて感謝しています。チ・チャンウク先輩を見ながら、僕もこういう先輩になりたいと思いました。本当に感謝しています」と語り、チ・チャンウクへの愛情を示した。

記者 : イ・スンフン