「最愛の敵~王たる宿命~」イ・ジュン、行事に参加するカン・ハンナを発見するも…現実から目をそむける【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=KBS 2TV「最愛の敵~王たる宿命~」画面キャプチャー
カン・ハンナが朝鮮の王、イ・ジュンの正体を知って驚いた。

韓国で10日に放送されたKBS 2TV「最愛の敵~王たる宿命~」では、王と淑儀(皇帝の側室)として再会するイ・テ(イ・ジュン)とユ・ジョン(カン・ハンナ)の姿が描かれた。

この日、パク・ゲウォン(チャン・ヒョク)の姪になったユ・ジョンは、王妃の揀擇(王室の女性となる者選ぶ行事)に参加しないと伝え、「それでも参加しなさいと言うなら、大妃と宗親たちの前で私は左議政の姪じゃないと暴露します」と宣言した。

ユ・ジョンはパク・ゲウォンにも「私を開放してください。そうしたら、ここでのことは全部秘密にしておきます。私を開放してくれないなら捕盜庁に告発します。それでも帰してくれなかったら、息子さんに告発します」と強く言った。

パク・ゲウォンは「僕の息子は真っ直ぐな性格だから、自分の父親だろう容赦なく監察するだろう。しかし、あの子もパク氏だ。滅門されることを分かっていながら、監察できると思うか」と一蹴した。

続いてイ・テとユ・ジョンの出会いに言及しながら「15日だ。半月ごとに会ったと聞いた。君が優先順位を決めなさい。僕が誰を先に殺すべきなのか」とプレッシャーを与えた。

結局、ユジョンは彼の前に跪き、許しを求めた。パク・ゲウォンは「顔を上げなさい。これから君は決して誰にも頭を下げてはいけない。君はな、僕の国の国母になるんだ」と冷たく言った。

ちょうど15日にユ・ジョンを待っていたイ・テは、彼女が自分の意志で去ったのではなく、“連れて行かれた”と確信し、チョン・ウィギュン(ハ・ドグォン)にユ・ジョンを探すように指示した。

問題はパク・ゲウォンがチョン・ウィギュンを監視中だっということだ。これを通じてパク・ゲウォンは、イ・テとユ・ジョンが深い仲だということを知った。

この日、イ・テは王妃の揀擇に参加した女性のうち、ユ・ジョンがいることを見て驚きながらもユ・ジョンであるわけがないと現実から目をそむけた。

続いて彼は、大臣たちが集まっている席で兵曹判書チョ・ウォンピョ(ホ・ソンテ)の娘チョ・ヨニ(チェ・リ) が目に入ったと言いながら「王妃は百姓の母なので簡単に選べない。なのでご意見を聞きたいと思います」と意見を聞いた。

イ・テが選択を任せた人は大提学キム・チウォン(カン・シニル)だった。彼はパク・ゲウォンの影響力が届かない唯一の人物だ。キム・チウォンはイ・テが三年の喪(父母の死に際して、子の服すべき喪の期間)をきちんと行ってなかったという理由で、揀擇不可を宣言した。

これによってユ・ジョンとチョ・ヨニが淑儀になって揀擇を待つ状況になった中、ユ・ジョンは「どうして私なんですか? 左議政の姪になれると言ったら全てを捧げる女性がたくさんいるのに」とストレートに聞いた。パク・ゲウォンは「僕もそれが気になったんだ。どうして淑儀なのか、淑儀でなければならない理由は何なのか」と話した。

イ・テがチョ・ヨニを選んだことに対しても、ユ・ジョンは「殿下に言って、順番を守ってくださいと言いなさい。どんな女性でも初夜は奪われたくないものだ」と露骨に不快感を表した。

これは廃庶人(王族が庶民の位に落とされること)になるためのユ・ジョンの努力だった。イ・テは「宮殿に入るや否や、廃庶人の名分になって嫉妬でもするのか? とてもありがたいことだ。こんなに早く廃庶人になることを宣言するなんて」と笑いながらユ・ジョンのところを訪れた。

その時になってやっとお互いの正体を確認し、驚愕するイ・テとユ・ジョンの姿が後半を飾り、今後の展開に対する好奇心を高めた。

記者 : イ・ヘミ