【REPORT】レベチなガールズ・グループ LE SSERAFIM、初のショーケースはモード系ファッションショー

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BTSを輩出したHYBEが⼿掛ける初のガールズ・グループ、LE SSERAFIMが5月2日に1st Mini Album『FEARLESS』をリリースし、鮮烈デビュー! それに先駆け、同日15時から、メディアショーケース(会場:ソウル・奨忠体育館)をオン・オフラインで同時開催した。

 

格の違いを見せつけた6人

KIM CHAEWON、SAKURA、そしてHUH YUNJIN、KAZUHA、KIM GARAM、HONG EUNCHAEからなるLE SSERAFIM。6人は、ミニ・アルバムのオープニング・トラック「The World Is My Oyster」をバックに、黒のスタイリッシュなファッションに身を包んで、姿を現した。そして、キリリとした表情で、ランウェーを歩くかのように颯爽とステージ前方へと足を進め、その姿はまるでモード系のトップ・モデルのよう。会場はラグジュアリーなファッションショーにも似た雰囲気に包まれ、初っ端から“格の違い”を見せつける。
フォトシューティングの後は、本人たちから「LE SSERAFIMとは?」がスタート! まずはメンバーがこれまでも踏まえつつ、抱負をこう述べた。

KAZUHA「私は15年間、バレエをしていましたが、K-POPの魅力にはまり、アイドルを夢見ることになりました。このような素晴らしいメンバーに出会い、デビューの夢を叶えることが出来、とても幸せです。これからも頑張ります」

KIM CHAEWON「こうした公式の場はほぼ1年ぶりなので、すごく緊張しています。これまでデビューの準備をする中で、(自分の)新しい姿を発見することが出来ました。これからもLE SSERAFIMの活動で、格好いい姿をお見せしたいと思います」

KIM GARAM「初めてのメディアショーケースなので、すごく緊張しています。こうした素敵なメンバーとデビューが出来て、とても幸せです。これからも素敵なステージをお見せしたいです」

SAKURA「全ての活動を終えた後、グループ活動を続け、世界を舞台とするアーティストとして活動したいと思いました。その時にSOURCE MUSICから『新しいガールズ・グループを準備している』と聞いたのですが、それが私の考えている事と多くの点で合致し、合流することになりました。(アーティストとして)活動を初めてから約10年が経ちますが、この3回目のデビューも大きなプレッシャーを感じ、もっと良い姿をお見せしたいと思っています。プレッシャーがあれば、その分、成長すると考えているので、これからもLE SSERAFIMとしていい姿をお見せできるよう頑張ります」

HONG EUNCHAE「今回、レコーディングや撮影などを初めて経験し、慣れなかったこともありましたが、メンバーと一緒に乗り越え、このステージに立つことが出来て,とても嬉しいです」

HUH YUNJIN「背景の違う6人が一つのチームとしてデビューできた事はとても嬉しいし、運命のようです。また、これまで頑張って努力してきたものが結果になったことは誇らしいし、やりがいも感じます。これからも成長する姿をお見せしたいと思います」
 

BTSを生んだバン・シヒョクPDが陣頭指揮

気になるチーム名LE SSERAFIMはIM FEARLESSのアナグラム方式で作られた名前だという。そこにはどんな意味が込められたのだろうか?

KIM CHAEWON「世の中の視線に揺らぐことなく、挑戦していくという意味が盛り込まれています」

HUH YUNJIN「名前を聞いた時、すごく上品に感じました。また、IM FEARLESS がLE SSERAFIMに変わると聞いて、とても不思議でしたし、感動的でした。そして(名前の由来の)説明を聞いた時、鳥肌が立ち、涙も少し出ました(笑)」

KAZUHA「バン・シヒョク総括プロデューサーが直接つけて下さった名前なので、もっと意味深いと思います」

バン・シヒョクだけではない。ビジュアル・コンテンツはBTSのビジュアル・クリエイティブ・ディレクター、キム・ソンヒョンが手がけ、ワールド・クラスの制作チームがメンバーをバックアップした。同時に初のミニ・アルバムにはメンバーの意見も大きく反映されている。

SAKURA「アルバムは『強くなりたい、最高になりたい』という欲望に従って、誰も行ったことのない旅路を始める物語を盛り込んでいます。メンバー、製作チームと『周りの視線を意識するよりも、私達が出来ることをしよう、ありのままの私達を見せよう』と話しをしました」

KIM CHAEWON「アルバムのコンセプト、タイトル曲の歌詞は、私達と製作チームが話し合いを重ねて、決めました。バン・シヒョク総括プロデューサーも『これは皆さんの話を反映した作品なので、しっかり気高く表現するといいと思います』と言って下さいました。私とSAKURAさんは再デビューになりますし、YUNJINさんはオーディション番組で、あるイメージが作られていたと思います。またHYBE初のガールズ・グループということから、大きな関心をもらっており、そのため、他の人の視線から自由ではない部分があると思います。その意味でも『過去には捕らわれず、世の中の視線に揺らぐことなく、前に進んでいこう』と製作チームと話し合いを重ね、そうした想いをアルバムに込めました」

KAZUHA「アルバムを作るにあたり、率直に話す時間をたくさん設けましたし、自分達の考えを歌にどう溶け込ませるかをずっと相談しました」

デビューに先駆け、LE SSERAFIMは、アルバム・トレーラー、コンセプトフォトなど多彩なコンテンツを展開。ファンの大きな関心を集めることに成功した。

SAKURA「プレッシャーを感じると同時に、大きな関心にありがたいと思いました」

HONG EUNCHAE「プレッシャーを感じる度に、(右手でガッツポーズを作りながら)メンバー同士で『私達はFEARLESSじゃん!』と言いながら、一層、練習に励みました」

KIM GARAM「BTS先輩のビジュアルを担当された方が私達のビジュアルを担当されると聞いて、本当に驚き、『もっと頑張らなきゃ!』と思いました」

HUH YUNJIN「全てのビジュアル・コンテンツが好きですが、特にPVのジムで撮ったダンス・シーンはとても印象的なので、是非、チェックして下さい」

HONG EUNCHAE「メンバーの紹介映像、デビュー・ミニ・アルバムのティーザーなど、見どころが多いですよね。撮影は大変な時もありましがた、仕上がりを見たら、やるべきだったと思いましたし、ファンの皆さんも喜んで下さったので嬉しいです」

KAZUHA「トレーラー映像の、メンバーそれぞれのダンス・シーンは各自で直接、振付をしました。そうした経験も凄くよかったです!」

そうしたプロモーションが攻を奏し、先行予約は38万枚上を記録。デビュー前から、大きな結果を残している。

SAKURA「(先行予約の)最初のニュースが出た時、私が一番先に起きて確認しました。それで、グループ・チャットにリンクを送って、メンバーに教えてあげて、両親にも教えてあげて。ファンの方に感謝しています」

KIM GARAM「SAKURAさんが教えてくれたのを皆が見て、大騒ぎになって、私も嬉しくなり、絵文字をたくさん送りました。その後、練習中に、アップデートされたニュースを聞き、嬉しさのあまり、叫んだ記憶があります」

KIM CHAEWON「私もニュースを見て、本当に嬉しかったし、おかげで、その日は一日中、幸せに過ごすことが出来ました。ファンの方に感謝の気持を伝えたいです」
 

「目隠しダンス」で旋風を巻き起こす

当日まではティーザーが公開されるのみだった。この日、6人はタイトル曲「FEARLESS」を初めてパフォーマンスし、そのベールを脱ぐ。バン・シヒョクが作詞とプロデュースに参加し、サウンドはSCOREとMegatoneからなるプロデューシング・ユニットの13がメイキング。さらにはBTSの「Life goes on」を作業したシンガーソングライターのBLVSHとアメリカの有名ポップ・アーティストのDestiny Rogersが参加し、これまでのK-POPに見られたガールクラッシュとは一線を画すサウンドを作り上げた。KAZUHAは、弾ける笑顔でBワードを発したかとおもえば、韓英のバイリンガル・ラップでクールネスを爆発させ、その姿はまさに恐れ知らず。そんな彼女と気持ちを一つにするように、6人は手を繋いでハンズアップし、ネクストステージへと駆け上がっていく。

さらにはFearを吹き飛ばすかのようにハイキックを一発キメ、痺れるほどに格好いい! そしてサビでは「貴方が見ているのは?」と英語で問いかけながら、左腕を左右にし、偏見にまみれた相手からの視線を遮っていく。また、HUH YUNJINはセンターで「欲を隠せという君の言葉はおかしい」と歌いながら、オーディエンスを挑発するように大胆ポーズ! こうして6人は1stステージから“別格”を印象付けた。

KIM CHAEWON「『過去に拘らずに、揺らぐことなく前に進んでいこう』『世の中と妥協するよりは最高になるために頑張ろう』というメッセージが込められています」

HUH YUNJIN「『FEARLESS』とは、私達のチーム名のように、世の中の視線に揺らぐことなく、堂々と進むことを意味します。他人の評価には振り回されずに、本当の私を見せるのが一番格好いいと思っているので、そうした考えを音楽に込めて伝えていきたいです」

SAKURA「本当の私を見せるのは、思ったより大きな勇気が必要なので、それをやり遂げることが本当の『FEARLESS』なんじゃないかなと思います」

HUH YUNJIN「ガイド曲を聞いた瞬間、とても良くて、驚きました。何より、ずっと聞きたくなる中毒性があります。『これを私達の声で歌ったらどうなるだろう?』と気になっていましたが、本当に良く仕上がり、すごく驚きました。そしてより好きになりました」

HONG EUNCHAE「自分たちの声をレコーディングした歌を聞いた時、本当に世界に出ていくんだなと感じ、胸が一杯になりました」

SAKURA「曲では、GARAMさん、CHAEWONさん、YUNJINさんと歌い繋ぐことが多いんですね。そして、皆で話す時はGARAMさんが優しい味、CHAEWONさんが中間の味、YUNJINさんが辛口の味で話します。この部分も注目して聞いて頂きたいです」

KIM GARAM「振り付けではカズハさんのラップ・パートが格好いいと思います。そして、もう一つ選ぶなら、私のパート。猫の様に歩く動作も格好いいかなと思います」

KAZUHA「サビで眼を覆う動作が繰り返されますが、歌詞と合っていて真似しやすいので、そこがポイントです。横になって始めるイントロのダンスも格好いいですね」

HUH YUNJIN「私もサビの振付が一番格好いいと思います。メンバー同士では『目隠しダンス』と名付けました(笑)」

ショーケースではリード曲だけでなく、HYBEオリジナル・コンテンツ「Crimson Heart」のテーマ曲「Blue Flame」も披露。ハイスクール・ファッション&ディスコ・チューンで魅了した。KIM CHAEWONとHUH YUNJINが作詞参加したのもポイントだ。

KIM CHAEWON「これからも曲作りに積極的に参加したいですね。今後も是非、ご期待下さい」

HUH YUNJIN「本当に幸せで、光栄に思いました。また、自分で作詞したパートを私が歌うことになり、嬉しく、そして、楽しく、歌うことが出来ました。私も曲作りに欲があるので、詞が思い浮かぶ度に、書き留めています。これからも頑張って、次のアルバムではもっと参加できるようになりたいです」
 

初日から放ったワールド・クラスな存在感

チームの活動はここからスタート。6人はK-POP界に新風をもたらし、世界を変えていく。

HONG EUNCHAE「LE SSERAFIMはありのままの私達を歌とパフォーマンスで表現するグループです。私達の堂々とした姿を見て、『私もああなりたいな』と感じてもらえたら、本当に幸せです。これからも私達の率直な話を盛り込んだ音楽で、良い刺激と影響を与えられるグループになれるよう頑張ります」

SAKURA「私達のデビューを待って下さった全ての方々に、本当に感謝しています。多くの方々が期待して下さった分、本当に頑張って活動し、『レベルが違うチームとは何か?』をお見せできるよう、努力します」

また、活動初日ながら、6人の眼差しは既に、その先を見据えている。

KIM CHAEWON「多くの方が私達を『レベルの違うチーム』と呼んで下さっているので、そうした呼び名に相応しいチームになりたいですね。そのためにも(今年という)スタートが一番重要なので、2022年の活動を上手にやっていきたいです」

SAKURA「今年、一所懸命活動をし、年末に沢山の授賞式のステージに立ちたいです。そして、そこでスペシャルステージをし、新人賞も貰えたらなと考えています」

ラストはHUH YUNJINが英語で、KAZUHAが日本語で、KIM CHAEWONが韓国語で挨拶。グローバル対応もバッチリとあって、6人は世界中に、そのレベチっぷりを見せつけた。

取材:きむ・たく

記者 : Kstyle編集部