“ベイビーソウルから改名”LOVELYZ イ・スジョン、1stソロアルバム「MY NAME」に込めた想い“新しい出発を共に見守ってほしい”

Newsen |

写真=Woollimエンターテインメント
活動名をベイビーソウルから本名に変更したLOVELYZのイ・スジョンが、新しい出発を知らせた。

イ・スジョンは4月26日午後6時、各音楽配信サイトを通じて1stソロアルバム「MY NAME」をリリースした。

今回のアルバムは2014年にLOVELYZとしてデビューして以来、8年ぶりにリリースする1stソロアルバムだ。最近、Newsenとのインタビューを通じて彼女は「まだ実感が湧かないです。(アルバムが)公開されて、人々の反応を見たら、やっと実感できそうです」と緊張した様子を見せた。

ソロ曲としては、LOVELYZとしてデビューする前だった2011年にリリースしたデジタルシングル「No Better Than Strangers(Feat.フィソン)」以来初めてだ。10年以上の間、多くのことを経験してきた彼女が、新しい出発を知らせるアルバムであるだけに、大きな意味を持つ。

イ・スジョンは「あの時は練習生でしたし、自分の曲であることも知らないで歌いました。その時も、自分の曲が音源で発売されると思ってドキドキしました。グループ活動をしながらもソロアルバムを出してみたかったです。遂にリリースできて嬉しいです。もっと上手にやりたくて一生懸命に準備しました」と話した。

イ・スジョンは、ソロ歌手として本格的な活動を控え、活動名もベイビーソウルから自分の本名であるイ・スジョンに変更した。彼女は「私のほうから事務所にソロ活動を本名でしたいと話しました。自分のままで音楽をして、人々に本当の私の話を伝える感じがして良かったと思っています。名前について心配してくださる方々も多かったけれど、本当の自分の姿をお見せしたいと思い、全く不安はなかったです」と説明した。

このようなイ・スジョンの気持ちを反映するかのように、アルバム名も「MY NAME」だ。彼女だけの音楽を盛り込んだアルバムで、もう一つの新しい挑戦を知らせるアルバムだという意味が込められている。タイトル曲「月を歩いて」をはじめ「My Name」「Say Goodbye」「体温」「鏡」「Cosmos」まで、全6曲が収録された。

今年初めから本格的にアルバムの準備を始めたというイ・スジョンは、全曲の作詞に参加して、自分の素直な感性を盛り込んだ。「初のアルバムから自分の話を盛り込むことに負担は感じなかったのか」という質問にイ・スジョンは「負担よりはむしろそれを私が望んでいました。本当の自分の姿をお見せして、自分の話をすること自体が面白くて楽しみでした」と話した。

続いて「制作に参加したアルバムは初めてだったので一つのテーマを決めて、その中ですべきかなという悩みはありましたが、悩みを忘れ、いただいた曲の上に歌詞を書いていたら、結局さまざまな状況で自分が感じる感情とストーリーでした。完成後に見たら、結局は自分という人間の中にある多様性を感じました。アルバムの中で私が感じた感情とちゃんと繋がりました」と付け加えた。

タイトル曲「月を歩いて」は、新しい始まりに対する希望のメッセージを“月”という媒体を通じて表現した楽曲で、2年前にリリースした自作曲「弦月」の延長線のような概念だ。イ・スジョンは「『弦月』は、私が一番大変だった時期に書いた楽曲です。未完成の自分の姿を弦月になぞらえ、今回は月が満ちて、暗かった夜が過ぎて新しい日を迎えるという内容です」とし「グループ活動を終了し、初のソロアルバムからスタートするだけに、これまで大変だった時間を過ぎて、私もソロ活動を通じて新しい自分に生まれ変わるという意味を込めました」と伝えた。

「コスモス」では歌詞を4回も書き直すなど、イ・スジョンは今回のアルバムにいつも以上に精魂を込めた。収録曲を1曲ずつ丁寧に説明した彼女は「『体温』の歌詞を書く前まで、1人でいるのが好きな人間だと思っていました。歌詞を書く時、1人でいる私に手を差し出す人が多かったのですが、結局私も人の温もりが必要であることに気付きました」とし「これまで見えるものに合わせて生きてきて、自分が何を望んで、どんな人間なのか分からなかったです。『鏡』には7年間活動してきながら感じた混乱と、それにもかかわらず希望を見つけて自分をつかみたいという気持ちを込めました」と強調した。

最終の歌詞を送る直前まで、単語1つを何百回も考えるほど最善を尽くしたというイ・スジョンは、音源の成績や結果を離れ、満足度は「100点満点中100点」と自信を表した。彼女は「毎瞬、後悔したくなかったです。大変な時間を過ごした後なので、むしろソロアルバムを準備する時に負担のため苦しんだり、良い結果だけを見せようとはせず、自分が後悔しないことに集中しました。自分にできることをしましたし、最善を尽くしたため後悔はないです」と話した。

イ・スジョンは、今回のアルバムを通じて「自分の新しい出発を共に見守ってほしいです」と呼びかけた。彼女は「これまで知っていたイ・スジョンではなく、初めて見るアーティストが誕生したように感じていただけたら一番嬉しいですね」とし「ファンの皆さんが本当に長い時間待っていてくださったのですが、待つことは容易ではないことを知っています。それでも自分を信じて待っていてくださったので、本当にありがたかったです。その信頼に応えるために良いアルバムを完成させたので、このアルバムが皆さんの人生のエネルギーになって、一生懸命に生きていく上で力になったら嬉しいです」と期待を表した。

記者 : イ・ハナ