VERIVERY、タイトル曲「Undercover」MV公開…派手なCGとダイナミックなパフォーマンスで新たな挑戦

Kstyle |

米経済専門誌フォーブスで“2021年に期待されるKPOPアーティスト”に選ばれ、アメリカツアーも成功させるなど飛躍的な成長を見せるVERIVERYが、満を持して初のフルアルバムをリリースした。

“自分の中にある様々な姿に向き合う”というキーワードで展開してきた「FACE it」から、見ないようにしてきた、けれど必須不可欠な存在である“暗い内面”について描いた「SERIES ‘O'」まで、強固な世界観を構築してきたVERIVERY。こうしてクライマックスにたどり着いた世界観は、初のフルアルバム「VERIVERY SERIES O [ROUND 3 : WHOLE]」で華やかに表現された。

前回の「SERIES ‘O'」で、未知の存在からパーティーに招待され、暗闇の空間(O)を発見し、ついにその実態と向き合うこととなったVERIVERY。「ROUND 3 : WHOLE」では、闇に立ち向かおうとする者と闇を守ろうとする者の対立が主となる話で、“Hello Darkness”を核心キーワードとしている。

“Hello Darkness”は、VERIVERYが「SERIES ‘O'」を通じて伝えたい究極のメッセージでもある。結局は共存しながら生きていくことを選ぶしかない必須不可欠な真理、“暗闇”。共存する方法と意味は各自に委ねる。

決戦は勝負を決める喧嘩だ。“暗闇”での戦いの末、勝敗は存在するが彼らは共存しながら生きていかなければならず、それぞれの世界で彼らはこれからも平和を維持しながら存在するだろう。今回VERIVERYは“決戦”というコンセプトを多様な方法で表現した。ジャケットではファイトクラブのようなリングセットを具現し、メッセージを直観的におさめ、アンティークなエレベーターセットはミステリアスなムードを醸し出し、雰囲気を盛り立てている。

特に、前のシリーズと繋がったストーリーをおさめたコンセプトフィルムは、強烈なアンビエンス効果が耳を掴み、一編のホラー映画を見ているような緊張感を与える。

ミュージックビデオでは“暗闇”の中で彼らが向かい合い戦うクライマックスとなる話を見せる。まるでアクションブラックバスター映画を見ているような対立の場面と派手なCGが登場し、人々の五感を刺激する。

VERIVERYは今回のフルアルバムを通じて、アーティストとして成長した姿を惜しみなく見せる。タイトル曲「Undercover」は、初めて試みるラテンヒップホップジャンルの曲で、次元の異なるジャンル的な成長を果たす。また、新たなスタイルではあるがVERIVERYならではのディテールを加え、唯一無二のクオリティを誇るパフォーマンスは、ダイナミックな曲の構成に完成度をプラスした。

特に、デビュー当時より自ら作詞・作曲した曲を継続し発表してきた彼らは、今回のフルアルバムに計4曲の自作曲を収録。Pop Rockジャンルの才気煥発な雰囲気が光る「Childhood」、VERIVERYならではの清涼感を感じられる「Velocity」、叙情的なメロディに柔らかいボーカルが加わった「Our Spring」、まだ不完全で彷徨っている青春の暗い時間を雨に例えた「Fine」まで、多様なジャンルの曲でトラックを満たし、初のフルアルバムを完成させた。

記者 : Kstyle編集部