チョン・ジョンソのハリウッド進出作「Mona Lisa and the Blood Moon」今年下半期に韓国で公開…話題の作品がついに劇場へ

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写真=PANCINEMA
女優チョン・ジョンソの米ハリウッド進出作であり、彼女が主演として活躍した「Mona Lisa and the Blood Moon」が、「第78回ベネチア国際映画祭」で作品賞(金獅子賞)にノミネートされるなど話題を集めた中、韓国で今年下半期に上映されることが確定した。

彼女は「カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門の候補作である「バーニング 劇場版」だけでなく、ハリウッド進出作「Mona Lisa and the Blood Moon」も「ベネチア国際映画祭」のコンペティション部門に相次いで出品され、世界的に演技力を認められることになった。

特に、本作が出品された昨年の「第78回ベネチア国際映画祭」は、ポン・ジュノ監督が審査委員長を務め、世界中からスポットライトを浴びた。また、最高賞である作品賞の受賞をめぐり、「アカデミー賞」で監督賞を受賞したジェーン・カンピオン監督の映画「パワー・オブ・ザ・ドッグ」と、世界的な巨匠であるペドロ・アルモドバル監督の映画「パラレル・マザーズ」、女優クリスティン・スチュワート主演の映画「スペンサー ダイアナの決意」など、錚々たる作品と熾烈な競合を繰り広げ、大きな注目を集めた。本作は、米ニューオーリンズを背景に、非凡ながらも危険な力を持っている少女が、精神病院から逃げ出すことから繰り広げられるストーリーだ。

映画「ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女」でカルト的な人気を博したアナ・リリ・アミリプール監督がメガホンを取った本作は、「第78回ベネチア国際映画祭」で作品賞にノミネートされただけでなく、サウンドトラック特別言及賞を含めて計2冠に輝いた。

また、ジャンルに特化した映画祭の中でも、最大規模と最高のラインナップを誇る「シッチェス・カタロニア国際映画祭」でも音楽賞を受賞し、中毒性の強いEDMサウンドトラックとして完成したスタイリッシュな音楽と、独創的な演出が絶賛された。

チョン・ジョンソは、危険な力を用いて新しい自由を求めて旅立つ主人公のモナ役で熱演を繰り広げ、「アカデミー賞」で助演女優賞にノミネートされた女優ケイト・ハドソンとともに幻想的なケミ(ケミストリー、相手との相性)を披露する。さらに「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を通じて「アカデミー賞」作品賞の栄誉を手にしたベテランプロデューサー、ジョン・レッシャーとディラン・ウィサレッドが制作を引き受け、映画の完成度をさらに高めた。

このように、世界有数の映画祭で注目を集めている本作は、海外メディアから「チョン・ジョンソの声、手振り、オーラに魅せられざるを得ない」(Espinof)、「チョン・ジョンソのエネルギーに圧倒されるだろう」(London Evening Standard)など、ハリウッド進出作で世界3大映画祭の1つである「ベネチア国際映画祭」に進出した彼女の熱演が好評を博した。

さらに「スタイリッシュでファンキーな、大人のための童話」(Variety)、「幻想に浸る夢幻的なファンタジー」(The Hollywood Report)、「我慢できない面白さがあふれる、挑発的な作品」(Time Out)、「ホットソースを添えたような、五感を刺激する中毒性のある作品」(Guardian)、「カルト的なファンダム(特定のファンの集まり)を作る素敵な作品」(The Film Experience)、「見ていないていない人はいても、一度だけ見た人は絶対いないだろう」(El antepenúltimo mohicano)、「糖度100%の甘い夢を見ている気分」(The Playlist)、「あなたを魅了するEDMのビート、バーボン・ストリートのカクテルのような映画」(The)、「女性バディームービーの新しいパラダイム」(BFI)など、独特なストーリーと中毒性の強いサウンドトラックで完成された本作の、卓越した作品性に対する絶賛が相次いだ。

「ベネチア国際映画祭」作品賞にノミネートされたチョン・ジョンソの主演作「Mona Lisa and the Blood Moon」は、韓国で今年下半期に公開される予定だ。

記者 : ヤン・ユジン