チャ・ハギョン(VIXX エン)「バッド・アンド・クレイジー」で俳優としても活躍!7月には来日も決定“ドキドキしています”

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話題の韓国ドラマ「バッド・アンド・クレイジー」が4月26日よりHuluプレミアにて日本初・独占一挙配信が決定! イ・ドンウク扮するクールな悪徳刑事リュ・スヨルと、ウィ・ハジュン扮する正義感あふれる破天荒男Kがタッグを組んで事件に挑むアクションコメディーで、あっと驚く展開の連続に夢中になることうけあいだ。

アイドルグループVIXXのエンとして活動し、近年は俳優として活躍中のチャ・ハギョンも警察庁反腐敗係の末っ子警官オ・ギョンテ役で出演。彼の兵役直前にもインタビューを敢行したKstyleでは、約3年ぶりのインタビューを行い、ドラマの見どころや近況、そして日本のファンへの想いまでたっぷりと話を聞いた。

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――出演作「バッド・アンド・クレイジー」の日本初配信が決まりましたが、いかがですか?

チャ・ハギョン:Huluでの配信が決まり、とてもうれしく思います。日本に住んでいる姉とその家族にも見てもらえそうです。日本のファンの皆さんも、ぜひご覧ください。

――役柄のご紹介をお願いします。

チャ・ハギョン:今回、僕が演じたオ・ギョンテは原則主義のソヒャン交番の若手巡査です。普段は温和で優しい性格ですが、自分の信念を貫くためならどんな困難も恐れません。

――出演を決めたきっかけは?

チャ・ハギョン:一番は台本が面白かったことです。それにギョンテは、ただのいい人ではありません。自分の信念を貫く時のたくましい姿に惹かれたのだと思います。そのシーンを研究して、カッコよく演じる努力をしました。

――台本を読んでみてドラマ、そして演じられたキャラクターに対する初印象はいかがでしたか?

チャ・ハギョン:最初はギョンテのまじめな一面が堅苦しいと感じていました。でもその部分について監督や脚本家と話すうちにギョンテを深く知り、魅力を感じたんです。初めはもどかしかったですが、とても魅力のある役でした。

――監督がオ・ギョンテ役をハギョンさんにオファーした理由は聞いていらっしゃいますか?

チャ・ハギョン:監督は最初、写真で僕を見て「眼がとても強いからオ・ギョンテ役には合わないかもしれない」と思ったそうですが、その後、直接お会いして話をしてみたら「あ、ギョンテだ」と感じたそうです。特に理由はなく、ただ話し方や表情や眼差しがギョンテらしいと感じたと聞きました。

――監督が描かれていたイメージと同じだったということですね。

チャ・ハギョン:最初に僕が部屋に入ってくるなり「オ・ギョンテが歩いてきた」と思われたそうで、ありがたいことにギョンテ役を演じることができました。
 

正義感が強い警察官役「終る頃には95%くらいのシンクロ率に」

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――オ・ギョンテはとても正義感が強い警察官ですが、ハギョンさんご自身は正義感は強いですか? シンクロ率はどのくらい?

チャ・ハギョン:最初は、シンクロ率はそんなに高くなくて60%くらいだと思っていました。なぜなら、あまりにも優しくて純粋すぎて、ちょっと息苦しいキャラクターだと感じたからです。でも、ギョンテの性格を分析したり、ギョンテを理解しようと思いながら演技を続けるうちに、思ったよりも自分と似ている部分が多いと感じるようになり、作品が終る頃には95%くらいのシンクロ率になりました。

――ハギョンさんが正義感が強いことがわかるエピソードはありますか?

チャ・ハギョン:そんなに大したことではないのですが、海辺とか道端にゴミが落ちていたら、拾ってゴミ箱に捨てます。でもそれは正義感というよりは、ゴミが落ちているのにそのまま通り過ぎたら自分に悪いことが起きそうというジンクスみたいなものなんですけどね(笑)。

――警察官を演じるにあたって実際に警察官の方々に質問をしたそうですね。

チャ・ハギョン:普段どんなお仕事をされているか、いろいろと細かく質問したのですが、幸いにもとても丁寧に答えてくださって、演じるうえでとても役に立ちました。

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――警察官の制服を着るとどんな気持ちになりますか?

チャ・ハギョン:気持ちが引き締まるような、動きもどことなく固くなる感じがします。誰もがスーツを着る時に自然と姿勢がよくなるのと同じように、警察の制服もそんな感じでした。そう考えると、実は制服もギョンテになりきるのに一役買っていたかもしれませんね。制服を着ると、自然とギョンテの気持ちになれた気がします。

――この作品に出てから警察官を見る目に変化はありましたか?

チャ・ハギョン:子どもの頃から警察官はとてもかっこいい職業だと思っていたので、特に見る目に変化はなく、考えていた通りにかっこいい仕事だと思いました。小さい頃に、よく迷子になって警察官の方が一緒に探してくれたり、家に連絡をしてくれたりしたので、僕の子どもの記憶の中にはヒーローみたいな存在として残っています。

――オ・ギョンテのシーンで見どころを教えてください。

チャ・ハギョン:ギョンテが後半部分で一番恐ろしい敵と相まみえるのですが、その時にギョンテがどう対処していくのかに注目してください。そのシーンがギョンテを一番うまく表現できたと思いますし、ギョンテの見せ場でもあるので!!
 

髪を伸ばしていた理由「個人的にも長めの髪が好き」

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――役作りのために伸ばしていた髪を切られましたが、どんな気持ちでしたか?

チャ・ハギョン:正直言うと、ちょっと残念な気持ちでした。兵役を終えてから一生懸命に伸ばした髪だったので(笑)。でもギョンテを表現するにあたっては短い髪のほうがイメージに合うし、切ってから後悔したことはありませんでした。

―― 一生懸命に伸ばしていた理由は?

チャ・ハギョン:これからどんな役のオファーがあるかわからないから、新しい姿をお見せする準備として伸ばしていたのと、個人的にもいろんなスタイリングができるから長めの髪が好きなんです。

――これまで長髪というほどに伸ばした姿は見たことがないですが……。

チャ・ハギョン:一度はしてみたいですね。長髪が似合う役があるかわかりませんが。

――あるインタビューで「賢い医師生活」を見て、医者役や専門職のドラマに興味があるとおっしゃっていましたが、今回は警察官役でした。次はどんな専門職のドラマに出たいですか?

チャ・ハギョン:弁護士とか医者とか、やってみたい職業がたくさんあります。勉強や努力を重ねて知識を得た専門職というのは魅力がありますし、その職業を演技を通じて経験しながら、いろんな感情を表現してみたいです。
 

VIXXメンバーからの応援「ケンは相変わらず愛嬌を…」

――兵役中は、ファンにどんな姿を見せようかと期待して毎日想像していたそうですが、具体的にどんな想像をしていたのでしょうか?

チャ・ハギョン:どんなステージをお見せしようか。どんな音楽をお聞かせしようか。どんなコンセプトでお会いするのがいいかとか、たくさん考えていました。以前の「えん返し(エンが恒例で行っているファンミーティングの名称)」で新幹線をコンセプトにやったことがあったのですが、そんなふうにおもしろいコンセプトをあれこれと考えていましたね。ファンの方々が僕のどんな姿を見たいだろうと想像して、ステージの構成も考えましたが、今ここで話してしまうとネタバレになってしまうので(笑)。

――俳優としてはどんな姿を思い描いていましたか?

チャ・ハギョン:ジャンルとか役柄とかにはこだわらずに、いろんな分野に挑戦したいと考えていました。先ほど話したように専門職のドラマもやりたいですし、時代劇にも挑戦したいです。ほんわかした雰囲気のラブストーリーもやりたいですね。これまで痛めつけられる役が多かったのでファンの方々や僕の両親が心を痛めていたそうで(笑)、これからは笑いながら見られる作品にも出たいです。

――復帰にあたっては期待ばかりで不安はなかったですか?

チャ・ハギョン:幸い不安はまったくなかったですね。健康に平穏に日々を過ごしていましたし、なによりも僕を待っていてくれる人たちがいることが力になっていました。またファンの皆さんとお会いする日をあれこれ想像していたら、思ったよりも早く時間が過ぎました。

――ご両親や周囲の人たちは最近の俳優としての活躍をご覧になって、どんなことをおっしゃっていますか?

チャ・ハギョン:両親はもちろんすごく喜んでくれています。「バッド・アンド・クレイジー」では、最初は痛めつけられたので胸が痛かったそうですが(笑)、最後までとても楽しく見たと言っていました。僕がよい人々と出会って演技をしていることが、とてもうれしいそうです。VIXXのメンバーたちも応援メッセージをたくさん送ってくれます。レオも除隊してミュージカルで復帰したので演技についていろいろ話したり、ヒョギも最近演技を頑張っているので近況を報告し合いました。ラビは周囲に俳優の先輩たちがたくさんいるから撮影現場での話をたくさん聞くみたいで「大変だな、頑張れよ」と励ましてくれます。ケンは相変わらず愛嬌をふりまきながら「兄さん~」って連絡をしてきます。
 

7月には日本へ!「日本語でドキドキ…今まさにそんな状況です」

――7月には来日イベントが予定されています。久しぶりに会う日本のファンとどんな時間を過ごしたいですか?

チャ・ハギョン:本当に久しぶりなので、とてもドキドキしています。イベント会場と日にちが発表されて、今はどんなステージをしようかとスタッフたちと話し合っている段階ですが、そんな時間のすべてが幸せでトキメキます。だから1日も早く、その日が来てほしいし、ファンの皆さんと直接目を合わせながら話がしたいです。僕はよく「(日本語で)ドキドキしています」と言っていましたが、今まさにそんな状況です。

――今までのイベントはご自分でいろんな企画をされていましたが、今回もそうされるのでしょうか?

チャ・ハギョン:今までも周囲の方々の助けを借りながら僕が考えた企画を実現してきましたが、今回もイベントタイトルは僕が考えましたし、コンセプトも舞台監督や会社と話し合いながら、いいものを考えているところです。おもしろいコンセプトを考えていますので、皆さん期待してもいいですよ~(笑)。

――最近は俳優業が中心ですが、久しぶりにアーティストのエンを見ることができるんですよね?

チャ・ハギョン:そうですね。久しぶりに歌もあるし、たぶんかっこいいダンスもあるんじゃないかな(笑)。期待してください~。

――今もダンスの練習は続けているのですか?

チャ・ハギョン:最近は時間がないので練習というほどではないですが、身体をほぐす程度のことは続けています。筋トレもしているので、かっこいい姿をお見せできると思います。
 

「日本ファンのおかげで僕はいつも幸せ」

――2019年3月にKstyleで兵役直前のインタビューをさせていただきましたが、その記事が大反響でした。日本のファンにも本当に愛されていますね。

チャ・ハギョン:そうなんですか? うれしいですね。そのインタビューのことはもちろん覚えていますよ。

――兵役中も、日本のファンの声は届いていましたか?

チャ・ハギョン:SNSのメッセージやファンレターを読んでいたので、皆さんの心は届いていました。その心が十分に伝わり、力になったので7月のイベントも準備したんです。ファンの皆さんがとても恋しかったし、長い間ずっと同じ場所で待ってくれていたことにとても感謝しているので、その気持ちにどう恩返しすべきか、たくさん考えています。この気持ちを直接お会いした時に表現しようと、今想いをたくさん充電しているところです(笑)。

――来日にあたって楽しみにしていることは?

チャ・ハギョン:当然、一番の楽しみはステージとファンの皆さんにお会いすることです。あとは食べ物。味噌カツとか、牛カツとか、神戸牛とか……。日本のコンビニはおいしい食べ物がたくさんあるから行きたいです。ほろほろクッキーっていう白いクッキーがおいしかったです。そして家族が神戸にいるので、大阪のファンミーティングに招待すること楽しみにしています。

――最後にメッセージをお願いします。

チャ・ハギョン:(日本語で)いつも言っていますが、日本のファンの皆さんのおかげで僕はいつも幸せです。だから元気でいてください。ファンミーティングでぜひ会いましょう!! 本当にありがとうございます。そして「バッド・アンド・クレイジー」も、オ・ギョンテも、応援してください。



取材:安部裕子

■配信情報
Huluプレミア「バッド・アンド・クレイジー」
2022年4月26日(火)から全12話を独占配信

出演:
イ・ドンウク(「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」)
ウィ・ハジュン(「イカゲーム」)
チャ・ハギョン(VIXXエン「知ってるワイフ」)
ハン・ジウン(「恋愛体質~30歳になれば大丈夫~」) ほか

監督:ユ・ソンドン(「悪霊狩猟団:カウンターズ」)
制作:スタジオドラゴン/ミンクエンターテイメント
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【あらすじ】
野心家の警部リュ・スヨル(イ・ドンウク)は自らの利益と成功のためならば多少の悪事も厭わない。学歴もコネもなく、ずる賢さを武器に出世競争を勝ち抜いてきた。しかしある日、彼の前に謎の男K(ウィ・ハジュン)が現れる。Kは何をしでかすか分からない“クレイジーな”破天荒さと、度を越えた正義感の持ち主で、まさにスヨルとは“真逆”の人間。Kが現れてから、スヨルの出世計画と人生は大きく狂い始めるのだった。
ある町でシングルマザーが子供を置いて失踪する事件が発生。単なる家出ではないと察した警察官オ・ギョンテ(チャ・ハギョン)がスヨルに掛け合うも、スヨルは事件を軽視し、うやむやに終わらせようとしていた。しかしその夜、スヨルがひどい頭痛にうなされ目覚めると、なんとそこは失踪した女性の家。そして、スヨルの隣にはヘルメットをかぶったKが立っていて……。

視聴ページ:https://www.hulu.jp/bad-and-crazy

記者 : Kstyle編集部