WEi キム・ヨハン「トキメク☆君との未来図」撮影裏話を明かす“寒波注意報の中、まさか水に入るなんて想像もしなかった”

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“若手俳優の登竜門”と呼ばれ、過去にコン・ユ、イ・ジョンソク、ナム・ジュヒョクをはじめ、数多くの若手俳優を輩出してきた「学校」シリーズの最新作「トキメク☆君との未来図(原題:学校2021)」が、本日4月28日(木)よりU-NEXTで日本初・独占配信スタート!

それぞれの事情を抱え、大学受験ではなく別の道を選択した18歳の若者たちの夢と友情、壁にぶつかりながらも未来に向かって成長していく過程を描いていた本作。WEiのキム・ヨハンが、怪我をきっかけにテコンドー選手としての夢を諦め、自身の進路について模索する祖父想いの真っ直ぐな青年コン・ギジュン役を熱演した。

今回、日本初配信を記念してキム・ヨハンにインタビューを実施! 本作の見どころや撮影秘話、さらにKstyle独占の質問にもたっぷりと答えてくれた。

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――本作に出演することになったきっかけと初めて台本を読んだ際の感想を聞かせてください。

キム・ヨハン:この「学校2021」(トキメク☆君との未来図)という作品は元々、「学校2020」の予定でした。しかし出演が決まって準備をしていく過程で、何というか……制作側で問題が発生したんです。2年ほど待ってもう諦めようかと思っていた頃に、突如「“学校2021”として撮影できることになった」というお話をいただき、とても嬉しかったですし、長い間待った末に光栄な作品に出会うことができたように思います。

――キム・ヨハンさんが本作で演じたコン・ギジュンについて紹介をお願いします。

キム・ヨハン:コン・ギジュンという人は、幼少期から両親ではなく祖父の元で育ちました。テコンドー選手になるという夢だけを見つめて生きてきた彼は、表向きは足首を負傷して自分から辞めたと話しますが、実際は実力不足でクビになってしまいます。その後、目標もなく途方に暮れていた中で、友人たちの助けや自分自身の意志、祖父のおかげもあって新たな夢を見つけながら前に進んでいくという役柄です。また、彼はどこか抜けていて天然という要素も持ち合わせています。

――コン・ギジュンの役柄を表現するために撮影前に準備したことはありますか?

キム・ヨハン:演じるにあたって、僕がそのキャラクターに合わせるというよりは、実際にコン・ギジュンと書かれた名札を胸に付けるんだという心持ちで、僕キム・ヨハンをギジュンに置き換えようとしていました。

――俳優キム・ヨハンとコン・ギジュンの性格の共通点、シンクロ率はどのくらいだと思いますか?

キム・ヨハン:実際の性格は多少似ている部分もあります! なぜなら普段の僕の性格をそのままに演技した部分もたくさんありますし、特にアドリブをする際にはそういった共通点が見られたように思います。ですからシンクロ率は……70%くらいだと思います。

――台本には無いアドリブもしましたか?

キム・ヨハン:はい、たくさんアドリブを入れたと思います。監督もそれを好んで下さったので……1話からアドリブが見られますよ(笑)。
 

寒波注意報の中、海辺で撮影「まさか水に入るなんて…」

――この学校シリーズはキム・ヨハンさんが生まれた年の1999年から開始していますよね。

キム・ヨハン:はい。「学校」シリーズは、僕と同級生なんです。

――そのようなドラマへの出演となりましたが、やはり特別なものでしたか?

キム・ヨハン:う~ん……僕は99年の作品を観ることができませんでした、そのときに生まれたので(笑)。ですが、「ゆれながら咲く花 ~学校2013~」でイ・ジョンソク先輩とキム・ウビン先輩のブロマンス(男の友情)を観て、同じ男性としてすごく胸が高鳴りましたし感動しました。それをとても楽しく拝見していたのですが、まさかそのシリーズに僕が出演するなんて当時は想像もできなかったので、とても不思議な気分でした。

――劇中では建築デザイン学科の学生として出演されていましたが、実際に何かを作ったり制作したりすることは得意ですか?

キム・ヨハン:特に素質はないです(笑)。ドラマの中ではキャラクターの役柄に忠実に演じただけです(笑)。

――ドラマの撮影を通して記憶に残っているシーンやセリフはありますか?

キム・ヨハン:実はドラマを観ている際には感銘を受けるというよりも、このシーンを撮影するときに僕はこうだったよな、ああだったよな……という考えがたくさん浮かんでくるんです。今でもはっきり覚えているのは、8話のシーンでヨンウ(チョン・ヨンジュ役)と海辺で倒れながらケンカをするシーンです。……とても苦労して撮影した記憶があります(笑)。撮影当時は、寒波注意報が出るほど寒かったんです! まさか水の中に入るなんて想像もしてなかったのに……入りました。

――服装も薄着でしたよね?

キム・ヨハン:はい。そのときはシーンの都合上、冬服ではなかったので。それが最も記憶に残っていますね。きっとヨンウに聞いても同じ回答をすると思いますよ(笑)。

――お二人とも風邪はひかなかったですか?

キム・ヨハン:僕はその撮影の前日に2回目のワクチンを接種したので(笑)。

――では、なおさら辛くはなかったですか?

キム・ヨハン:水に浸かった当日は大丈夫でしたが、その翌日に死にそうになりました。その日は撮影がなかったんです。翌々日にはまた撮影があったのですが……奇妙なことに体調が優れない日は休ませてくれますね(笑)。

――よかったです。そうでなければ撮影が継続できなかったですよね。

キム・ヨハン:いえ、僕はやっていたと思います。僕は……やります(笑)。

――よりによってワクチン接種の翌日に海辺でケンカするシーンがあるなんて……。

キム・ヨハン:僕もあれほどまでとは考えていませんでした。水に入って、全身濡れて、寝転がって……。そこまでとは思いませんでしたが、いざやってみたら……そうなりましたね?(笑)

――他にも楽しかった撮影や笑いすぎてNGが出たというようなエピソードはありますか?

キム・ヨハン:僕は笑い上戸なうえに、よく人を笑わせもするんです。ですからアドリブをするにしても面白くしようとしたり……意外とそういうところがあるんです。それに僕を見ただけで出演者の子たちが笑うんですよ! だから、ただ僕の存在自体が面白いみたいです(笑)。ですから、撮影の最中はすべての瞬間が面白かったです。

――ムードメーカーだったんですね。

キム・ヨハン:ボルムビョル(カン・ソヨン役)、ヨンウ(チョン・ヨンジュ役)、イヒョン(チン・ジウォン役)、僕を含むこの4人の中だったら、きっと僕がムードメーカーだったのではないかなと思います。

――今このインタビュー中もそうですが、キム・ヨハンさんのお話が面白いから皆さん笑ってくれるのではないですか?

キム・ヨハン:お互いに楽しく笑い合うことができればいいなという思いから、撮影現場などで何か発言をする際は常に相手を笑わせようと考えながら話しています。
 

幼い頃のアルバイト経験「お金を稼ぐことが簡単ではないと…」

――「トキメク☆君との未来図」は高校を背景にしたドラマですが、ご自身の高校生活で記憶に残っているエピソードはありますか?

キム・ヨハン:僕はソウル体育高校出身なのですが、友人をはじめとする全校生徒がみんな運動部でした。ですが……特にメディアでお話しするほどのエピソードはないと思います(笑)。

――ドラマの中でギジュンがハンバーガー店でアルバイトをしていますが、ご自身はアルバイトの経験はありますか?

キム・ヨハン:幼い頃に一度だけ経験したことがあります。寮生活をしながら運動をしていたので、アルバイトをする時間がほとんどありませんでした。当時は両親からお小遣いをもらって生活をしていたのですが、次の日に遊ぶお金が足りないときがあって(笑)。それでたった一日だけ、同期の友人と一緒に夜8時から明け方6時までお弁当屋さんでアルバイトをしました。

――大人になった今、その当時の経験が助けになっているのではないでしょうか?

キム・ヨハン:はい。そのおかげで、お金を稼ぐことが簡単ではないと知りました。そしてアルバイトをした翌日はぐっすり眠りました(笑)。

――最近はコロナの影響で家にいる時間が多くなりましたが、キム・ヨハンさんだけのおうち時間のルーティンはありますか?

キム・ヨハン:家にいるときは、ほとんど何もせず確実に休むタイプです。コロナとはいえ、常に外に出て仕事をしていますし、ついこの間までは「トキメク☆君との未来図」の撮影に加えてソロアルバムの準備まで重なっていたので、3日間連続で寝なかったこともありました。ですから、家にいるときはひたすら休んでいます。食事も疎かにして眠って、起床したらテレビを観たり携帯電話をいじったりして、また眠りますね。

――今作では、様々な困難を経験しながらも夢に向かって努力する学生役を演じていましたが、今後挑戦してみたい役柄はありますか?

キム・ヨハン:僕はどんな役の依頼が来ても嬉しいです。ありがとうございます(笑)。あえて選ぶとしたら、僕がテコンドー経験者なのでアクション系の作品で末っ子の刑事役などを演じてみたいです。または、お調子者の弟のような明るいイメージの役柄を演じてみたいです。

――ヨハンさんにとって「トキメク☆君との未来図」とは、どのようなドラマでしたか?

キム・ヨハン:僕を更に成長させてくれた作品であり、僕にとっては大変感謝すべき作品です。「トキメク☆君との未来図」という作品を通して今の僕には身に余るほどの新人賞とベストカップル賞を受賞することができましたから。

――日本でも「トキメク☆君との未来図」を心待ちにしている方々がいます。日本の視聴者の方々へメッセージをお願いします。

キム・ヨハン:ドラマをご覧になった皆さま! 「トキメク☆君との未来図」は楽しくご視聴いただけましたでしょうか? 今後も様々な活動を通してより良い姿をたくさんお見せいたしますので、これからのキム・ヨハンにも期待していてください。みなさん、愛してます♡
 

Kstyle独占の質問に回答!「本当に辛い時はウイスキーを一杯(笑)」

――日本でも本作を楽しみにしているファンが多いですが、見どころを教えてください。

キム・ヨハン:「トキメク☆君との未来図」はロマンスもあり、ブロマンス(男の友情)もあり、ロマンシス(女の友情)もありますので、登場人物同士のケミ(相性、コンビネーション)をポイントにご覧いただけたら面白いかと思います。

――ドラマやバラエティと様々な番組に出演し、忙しい日々を過ごしていると思いますが、その中での楽しみやリフレッシュ法はありますか?

キム・ヨハン:僕は気分転換をするというよりは、辛いことや悔しいことがあってもすぐに忘れてしまうタイプです。ですから、本当に辛く大変であってもその作品の撮影や仕事が終われば、辛かった記憶を思い出せないんです。それでも本当に辛いときは、僕も成人した大人ですから……ウイスキーを一杯飲みます(笑)。そうすればどうってことないです。

――まだ挑戦したことのない役や作品のジャンルで、気になっているもの、やってみたい役柄はありますか?

キム・ヨハン:アクションやスリラーに挑戦してみたいです。また、「その年、私たちは」というドラマでチェ・ウシク先輩が演じていたチェ・ウンという役がとても素敵だったので、そのような役柄もやってみたいなと思います。やってみたいことがたくさんあるんです(笑)。

――演技活動を続ける中で、成長したなと思うときはどんな瞬間でしょうか?

キム・ヨハン:「トキメク☆君との未来図」を観た後に初出演作品である「美しかった私たちへ」を観たとき。初出演作品は観れそうにありません……本当に目も当てられないです(照)。……胸が痛いですね(笑)。

――初出演作を見直した際に演技が上達したなと実感されるんですか?

キム・ヨハン:演技が上達したというよりは、「自信がついたな」と感じました。演技の技量に関しては監督や視聴者の方々が判断なさることですが、自信は自分が身につけるものじゃないですか。当時は委縮してしまっていましたが、今は自分に自信が持てるようになりました。

――今後、日本へ行けるようになったら行ってみたいところや、食べたいものはありますか?

キム・ヨハン:日本の豚骨ラーメンが食べたいです。僕の父が日本のテコンドーチームのコーチをしながら日本に住んでいたことがあるのですが、時々父に会いに日本に行っていました。その当時、父が連れてってくれた豚骨ラーメン屋さんがあるのですが、僕が今まで食べた豚骨ラーメンの中で一番美味しかったんです。

――東京ですか?

キム・ヨハン:いえ、名古屋の方でしたが……とても美味しかったです(笑)。

――日本へ行く機会がありましたら必ず召し上がってください(笑)。

キム・ヨハン:食べたいです……。日本と韓国にある他のどの豚骨ラーメンよりも、そのお店のものが美味しかったんです! 道がわからないので父に聞いてまた行こうと思います(笑)。



■配信情報
「トキメク☆君との未来図」(原題:学校2021) 全16話

配信元:U-NEXT
配信日:2022年4月28日(木) 見放題配信スタート!
配信URL:https://t.unext.jp/r/wei
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【あらすじ】
幼いころからテコンドー選手として期待を持たれていたギジュン(キム・ヨハン(WEi))。しかし足のケガによりその夢は閉ざされることに。さらに追い打ちをかけるように不幸が続き、祖父と暮らしている家の物が全て差し押さえられ、お金を稼ぐため高校内の企業プロジェクトに参加したり、アルバイトを始めることになる。それによって幼馴染のジウォン(チョ・イヒョン)と共に行動することが増えるが、事情を知らないジウォンは常にギジュンが付きまとってくると誤解して対立ばかり……。そんな中、転校生のヨンジュ(チュ・ヨンウ)がやってくる。最初からギジュンに攻撃的なヨンジュだが、元々2人は小学生のときからテコンドー選手の道を歩もうとした大親友であり、過去にある事件がきっかけで2人の間には深い溝ができてしまった……。そして、ヨンジュがこの学校に転校してきたのには他にも目的があり……。

記者 : Kstyle編集部