是枝裕和監督の初韓国映画であり、IU、ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジュヨンが共演する「ベイビー・ブローカー（Broker）」が6月に韓国で公開される。

同作は、子供を育てられない人が匿名で赤ちゃんを預けていく“ベイビー・ボックス”を巡り、出会っていく人間関係と予想できなかった特別な旅を描く、オリジナルストーリーだ。

本日（11日）公開された予告ポスターは、晴れた空の下、赤ちゃんを中心に予想できなかった旅程を共にすることになった彼らの相反した瞬間を捉えて注目させる。ベイビー・ボックスに預けられた赤ちゃんの新たな親を探して特別な取引をしようとする自称善意のブローカーサンヒョン（ソン・ガンホ）と彼のパートナーであるドンス（カン・ドンウォン）。2人が眺めあいながら明るく笑う姿のポスターは、和やかな雰囲気を醸し出している。また「義兄弟」以降、約12年ぶりに共演する2人の一層深まったアンサンブルも期待される。

一方、思いがけなかった旅程に合流した赤ちゃんの母ソヨン（IU）が、奥底が知れない表情で窓の外を凝視する姿は“ベイビー・ボックス、そこから始まった特別な取引”というフレーズーと相まって、ベイビー・ボックスを通じて遭遇することになった彼らの特別なストーリーが好奇心を刺激する。

「ベイビー・ブローカー」は、「万引き家族」（18）でカンヌ最高賞であるパルムドールを受賞し、社会で疏外され保護を受けられない人々の人生を鋭い視線で見つめながらも、温かく描いて、世界中の観客に大きな響きを与えた是枝裕和監督の初の韓国映画演出作であるだけに、期待を集めている。

赤ちゃんを育ててくれる“適任者”を探してあげようとする自称善意のブローカーサンヒョン役のソン・ガンホから、サンヒョンのパートナードンス役のカン・ドンウォン、ブローカーの旅程を執拗に追いかけている刑事スジン役のべ・ドゥナ、ベイビー・ボックスに赤ちゃんを預けた理由も、それなのに再び戻ってきた理由も分からない母ソヨン役のIU、スジンとともにブローカーを追う後輩の李刑事役のイ・ジュヨンまで、韓国を代表する俳優たちが披露する演技とシナジー（相乗効果）に関心が高まっている。

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