チョン・ウヒ、映画「君の親の顔が見てみたい」への出演オファーを一度は断るも“先輩2人から電話が来た”(総合)

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写真=MINDMARK
オ・ダルスに対する議論により、公開が無期限延期されていた「君の親の顔が見てみたい」が、5年越しに公開される。

映画「君の親の顔が見てみたい」の制作報告会が本日(7日)、オンラインで開かれ、ソル・ギョング、チョン・ウヒ、コ・チャンソク、キム・ジフン監督が出席し、公開の感想などを語った。

4月27日に公開される「君の親の顔が見てみたい」は、飛び降り自殺した学生の手紙に残された4人の名前、加害者として名指しされた我が子のために事件を隠蔽しようとする親たちの醜悪な素顔を描いた映画だ。

同名の演劇の原作を映画化した「君の親の顔が見てみたい」は、いじめという題材を加害者の視点で描く斬新な試みで話題を集めている。いじめの加害者として名指しされた我が子を守ろうとする親たちの醜悪でわがままな姿は、緊張感と没入感を届け、観客の共感と怒りを呼び起こす予定だ。

「君の親の顔が見てみたい」は、2017年にクランクアップして2018年上半期に公開が予定されていたが、2018年初め頃、主演俳優であったオ・ダルスがMeToo(セクハラ暴露)の加害者として暴露され、公開を延期した。

当初、この日の制作報告会に出席予定だったオ・ダルスは不参加となった。先立ってMCのパク・キョンリムは、オ・ダルスの不参加を伝えた。

いじめ加害者の父兄で、インターナショナルスクールの教師に扮したコ・チャンソクは、「5年以上も待った作品だ」とし、「この映画が日の目を見ず消えるんじゃないか不安だった。死んだと思っていた映画が生き返って嬉しい」とコメントした。

コ・チャンソクは「目を背けてはならない話を取り扱った映画なので、公開に先立って喜びと同時に若干の感激もある」と伝えた。そして「私も俳優である以前に、一児の親なので、『自分ならどうするか』と考えてしまい、複雑ながらも意味深い作品だった」と付け加えた。

同じく加害者の父兄で弁護士役のソル・ギョングは「映画のタイトルが強烈だった。内容も同じく強烈だ。実話をベースにした作品なので、その強烈さに惹かれた」と話した。

続いて「私もシナリオを見ながら残念で胸が痛んだ。複雑な感情が伝わってきた。この感情をたくさんの方々に共感していただきたいと思って出演を決めた」と、出演のきっかけを伝えた。

また、「この映画は、加害者の親の視点で作られた作品だ。すべての親たちが映画の中の親のような考えを持っているとは思わない。私は『自分の子がそんなことしているはずがない』という考えで、子供を信じる役割に徹底した」とし、期待を高めた。

いじめを告発する臨時教師役を務めたチョン・ウヒは、最初は出演を断ったということで、注目を集めた。

チョン・ウヒは「原作のファンとして、その気持ちを持っていたかった。その中でソル・ギョング先輩、オ・ダルス先輩が、どうやって私の電話番号を知ったのかわからないけれど、電話をくださった。本当にありがたかった」と話した。

また、「この作品に出演していなかったらどうなっていたのだろうと思う」とし、「この良い機会、良い縁を全部逃していたかもしれない」とし、映画に対する愛情を表した。

同作は4月27日に韓国で公開される。

記者 : ペ・ヒョジュ