日本マンガ「ソウルリヴァイヴァー」映像化決定!韓国でOTTドラマ開発が始動

Kstyle |

日本マンガ「ソウルリヴァイヴァー」がドラマ化される。

映画・TVCMなどを中心とした映像エンタテインメントやイベントの企画プロデュースを手掛ける株式会社ロボット(以下「ROBOT」)は、2020年12月に日本と韓国のIPコーディネート業務を目的とした専門チーム「Japan-Korea IP Coordinate Team(通称J-KIP:ジェイキップ)」を設立していたが、今回ヒーローズ刊「ソウルリヴァイヴァー」(藤沢とおる・秋重学)を原作に、韓国の制作プロダクションB.A.エンタテインメントとともに、OTTドラマ化開発を進めていくことが決定した。

J-KIPは、これまでROBOTが行ってきたコンテンツ開発事業に加え、ライセンス管理会社からの委託を受け、日本の小説・コミック・戯曲等の韓国での映像展開や、コンサルティング事業を手掛けている。日本のライツ保有者への信頼・安心を保証した提案から完成その後の二次展開等まで、韓国側とのアソシエイト業務を担っている。

今回ドラマ化する「ソウルリヴァイヴァ―」は、平成24年1月から平成27年1月まで「月刊ヒーローズ」にて連載された原作・構成・キャラクターデザイン藤沢とおる、作画・秋重学によるSFアクションコミック。本作は、無になる前に魂を連れ帰ることができれば、死んだ人を生き返らせることができる死と無の狭間「死界」で繰り広げられる「魂」の救済(サルベージ)を、大人気マンガ「GTO」の藤沢とおる氏がプロデュースを行い、秋重学氏が作画を務める痛快ファンタジーアクションだ。なお、セカンドシーズンとなる「ソウルリヴァイヴァーSOUTH」もヒーローズにて刊行されている。本件を機に、ヒーローズとROBOTは同社作品の韓国映像化を積極的に進めていく。

(C)Tohru Fujisawa Manabu Akishige 2012
今開発は、2021年10月にオンライン開催された映像産業振興機構VIPOによる韓国映像制作会社と日本のIP保有企業とのビジネスマッチングからスタートした。ROBOTのJ-KIPが、双方の指向を調整し締結に結び付け、ROBOTの小出真佐樹プロデューサーがアソシエイトプロデューサーとして作品の完成まで参加する。

本ドラマの開発を行う韓国のプロダクションは、韓国で多様な商業映画、OTTシリーズを手掛けるプロダクションのB.A.エンタテインメント。代表作に2016年の「トンネル」(主演:ハ・ジョンウ)、2017年の「犯罪都市」(主演:マ・ドンソク)、2018年の「藁にもすがる獣たち」(主演:チョン・ドヨン)、2019年の「悪人伝」(主演:マ・ドンソク)、2021年のNetflix「キングダム:アシンの物語」(主演:チョン・ジヒョン)の他、今後「ボストン1947」(主演:ハ・ジョンウ)、「犯罪都市2」(主演:マ・ドンソク)などの公開も待機している。

ROBOTは、ここ5年で韓国IPの日本映画化、日本IPの韓国映画化、演劇公演化を成立させた。2022年には、撮影確定作品が3作品、発注作品が18作品控えている。

記者 : Kstyle編集部