「トレーサー」ムン・スイン、役柄との共通点は最年少?“イム・シワン&コ・アソンさんが現場の雰囲気をリードしてくれた”

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=CUBEエンターテインメント
「トレーサー」に出演した俳優のムン・スインが、放送が終了した感想を明かした。

ムン・スインは最近韓国で最終話を迎えたMBC金土ドラマ「トレーサー」で、租税5局の最年少調査官で柔軟な性格を持つキム・ハンビン役を演じ、チーム員の潤滑油としての役割を果たした。

初めての正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品)にもかかわらず、正確なセリフの伝達力とやりすぎない感情表現で、キム・ハンビンそのものに扮した彼は、ドラマをより豊かにした。国税庁租税5局の最年少調査官に完璧に変身し、格別な存在感を放ったムン・スインが、一問一答形式でインタビューに応じた。

――「トレーサー」の放送が終了した感想は?

ムン・スイン:多くの方が愛してくださり、とても感謝しています。撮影現場でもとても面白いドラマに仕上がりそうだと思っていましたが、やはり完成度の高い面白いドラマになったようで嬉しいです。「トレーサー」チームとご一緒できて嬉しく、素敵な先輩たちと一緒に演技しながら、良い経験を積み重ねることができて幸せでした。

――初めての正劇挑戦でしたが、いかがでしたか?

ムン・スイン:最初の台本読み合わせ現場を思い出しますね。台本読み合わせをどうやって乗り越えたか記憶がほとんどないくらい緊張し、普段から好きな先輩の皆さんと同じ場所に座っているだけでも気分が良かったです。キム・ハンビンというキャラクターをどう表現すればいいか、本当にたくさん悩んで準備して臨みましたが、先輩方や監督が好印象を持ってくださったようで良かったと思いました。

最初は撮影現場に行くたびに力もたくさん入り、緊張もかなりしたのですが、先輩の皆さんと仲良くなってからは少し楽になったのもあるのか、緊張も少しほぐれ、すべての瞬間、楽しく撮影に取り組むことができました。

――国税庁の職員というキャラクターに慣れない部分もあったかと思いますが、準備する過程はどうでしたか?

ムン・スイン:国税庁の職員の中でも、調査官というキャラクターを準備する過程がより不慣れで、難しかったです。なので先輩の皆さんとたくさん話し、国税庁調査官という職業に関する情報を集めて、考える時間も設けてみました。心構えのためにセジョン市にある国税庁に訪問しましたが、見学しながら“僕たちのセットスタジオはどんな感じだろう、何を参考にしていけばいいんだろう”と悩んだ記憶があります。周りに調査官をやっている方がいたら、本当に聞いてみたいことが多かったのですが、残念ながら縁がなかったので、直接聞くことができなかったのが残念でした。

――ドラマで最も記憶に残っている、もしくは好きなシーンは?

ムン・スイン:ソ・ヘヨン(コ・アソン扮)調査官が大変な時期を経験した後、ハンビンが「こういうときは僕に頼ったりもしてください」というシーンがあります。ヘヨン役のコ・アソンさんと台本を見ながら面白く表現してみたり、イタズラもしてみたりしながら様々なバージョンで準備した記憶があります。個人的にヘヨンに対するハンビンの気持ちが良く現れているシーンであり、ドラマで2人の人物の同僚愛を確認できた場面でもあるので、最も記憶に残っており、好きなシーンです。

――ドラマのキム・ハンビンとムン・スインとのシンクロ率は?

ムン・スイン:できるだけムン・スインという人物が入らないように努力をたくさんしましたが、やむを得ず少し投影された部分があったかもしれません。実際、ハンビンのように周りに先輩も多く、どこにいても最年少だったことが多いので、僕の姿が瞬間的に反映されたようです(笑)。

――撮影現場の雰囲気はどうでしたか?

ムン・スイン:本当に笑顔が多い現場でした。イム・シワンさん、コ・アソンさんのケミストリー(相手との相性)が撮影現場の雰囲気を良くすることに一役買っていたと思いますし、パク・ヨンウさんも面白いことをたくさん話してくださって、いつも笑顔がいっぱいの現場でした。

――租税5局チーム員との相性が良かったですが、特に相性が良かった俳優は?

ムン・スイン:本当に皆さん良かったですが、ムン・ウォンジュさんとの相性が良かったです。劇中でもムードメーカーで、実際の性格もとても良く、頻繁に会っていましたが、そのせいなのか演技をするときに良い相乗効果があったと思います。租税5局のすべてのチーム員と相性が良かったと思います。

――視聴者にどのような俳優として記憶されたいですか?

ムン・スイン:「初めての正劇にもかかわらず、ムン・スインは準備を本当にがんばった」という印象を残したいです。そして僕の演技を見て他の役を演じるムン・スインも見てみたいと思えるようになればと思っています。

――ムン・スインさんにとって「トレーサー」はどのような作品として記憶に残りそうですか?

ムン・スイン:一生忘れられない作品になると思います。最初のキャスティング段階から忘れられず、その後の台本読み合わせ現場、また6ヶ月ほどの間、尊敬できる先輩の皆さんと一緒に笑い、はしゃいだ幸せな日々を過ごしたので、初めての作品ということを抜きにしても、一生忘れられないと思います。また、初めての正劇でキム・ハンビンという魅力的なキャラクターを演じられたこともとても記憶に残りそうです。

――ドラマを愛して、関心を持ってくださった視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

ムン・スイン:これまで「トレーサー」を愛していただき、ありがとうございます。キム・ハンビン役を演じることができて、幸せでした。この作品の最初と終わりを共に過ごした俳優として「トレーサー」の制作陣の皆さんを尊敬し、本当にお疲れ様でしたと伝えたいです。最後に、今後の活動がより期待できる俳優になれるように努力します。ありがとうございました。

記者 : パク・ソリ