イ・ミンホ「花より男子」以来13年ぶりにオーディションで「パチンコ」に出演“従来のイメージを壊すことが重要だった”

OSEN |

写真=Apple TV
俳優のイ・ミンホが、13年ぶりにオーディションを経て「パチンコ」に出演した。時代劇でカムバックした彼は、グローバル進出とイメージチェンジに対する率直な感想を打ち明けた。

最近行われたApple TV+「パチンコ」のインタビューに、イ・ミンホが参加した。

イ・ミンホは、オーディションにより「パチンコ」に合流した。彼は「『花より男子~Boys Over Flowers』以来初のオーディションで、13年ぶりでした。13年前の自分を思い浮かべました。評価されて、選ばれなければならない立場です。生まれ変わる気分でした。“整えられていない感性”に惹かれました。今の時代を生きていたら絶対に感じることのできないものを感じことができました。(自身の演じた)ハンスは、悪い姿、暗い姿を見せながら、生き残るために戦いました。凄絶さと暗い一面のため、視聴者には悪い男と思われるかもしれないですが、そんな彼に胸が痛みました」と語った。

「パチンコ」は、禁じられた愛から始まるストーリーで、韓国と日本、そしてアメリカを行き来しながら戦争と平和、愛と別れ、勝利と審判に関する忘れられない年代記を描く作品だ。

イ・ミンホは同作を通じて不倫をする。彼は、「これまで良い環境の中でロマンチックなキャラクターをたくさん演じてきました。今回の作品で、ハンスがソンジャ(キム・ミンハ)に初めて会うシーンがあります。単純に一目惚れするというレベルではなく、人間と人間が強く惹かれるところを表現しようと思いました。キスシーンもロマンチックではないですし、海や山で原始的に描かれました」と話した。

イ・ミンホは共演したキム・ミンハに対する称賛を惜しまなかった。彼は「キム・ミンハさんを初めて見た時、俳優ではなくその役の人に見えました。オーディションを見に行ったら、ソンジャがいたんです」と話した。

イ・ミンホは、海外のマスコミとのインタビューを通じて、K-コンテンツの誇らしさを感じた。彼は、「海外メディアから『K-POP、K-コンテンツなどについてどう考えているか」という質問をたくさん受けました。私たちが作っていっている、一生懸命に歩んでいる道に関心を示してくださいました。韓国に対する質問をたくさん受けて嬉しかったです。アジアを中心に活動していたら接することができなかった国々の記者の方たちに会いました。グローバルな時代を生きています。特に大きな関心を持っていなくても、他の国の文化に共感することができる時代です。韓国のコンテンツが知られて、韓国だけの長いノウハウで作ったコンテンツにも関心が高いようです」と説明した。

イ・ミンホは、韓国の現場とAppleと作業した現場に大きな差はなかったと打ち明けた。彼は「現場の雰囲気に違いはなかったです。影島(ヨンド)市場のシーンが登場するのですが、毎朝4トントラックで午前にもらった海産物を運んできて準備をします。リアリテとかディテールとか、そういったものが細分化されていることに驚きました。演技や台本についてコミュニケーションしながら作っていくのは、韓国の現場と同じでした」と打ち明けた。

彼は、時代劇を通じて多くの気づきを得た。「私たちはありがたい時代を生きています。ドラマの時代に選択というものはありませんでした。夢を見たり、希望を抱くことができなかったんです。食べること、明日のことを心配せざるを得ない時代です。今回一番考えたことは、ご先祖様がいて、我々が良い時代を迎えることができのだということです。常に胸が痛みました。そのような言い方をするハンス、そのような選択をするソンジャに共感しました。その時代のイメージを探してみようとしました。胸が痛んだのは、その時代に朝鮮人が写った写真の中には、1枚も笑っている写真がないということです。彼らの顔に夢と希望がなかったんです」と伝えた。

イ・ミンホは、「パチンコ」で新しい一面を見せるために努力した。彼は「作られたイメージを壊すことが重要でした。この作品に入り込んで人物を感じればできると思いました。なるべく他のことは排除して、ハンスを感じて共感しようと努力しましした。劇場で1部を見たのですが、シネティックだったと思います」と評価した。

イ・ジョンジェと世界進出について話し合ったことも打ち明けた。イ・ミンホは、「先日、イ・ジョンジェさんがアメリカで賞をもらったので、お会いしたんです。韓国でコンテンツを作っている方々は淡々としています。『僕たちがやり遂げた』というよりは、最善を尽くして前に進んでいます。そのような面でイ・ジョンジェさんを尊敬していますし、お祝いしたいです」と表現した。

「パチンコ」は、Apple TV+を通じて全世界に公開される。8つのエピソードで構成され、3月25日の3つのエピソードを皮切りに、4月29日まで毎週金曜日に一本ずつエピソードが公開される。

記者 : パク・パンソク