「人気歌謡」のカメラワークが神すぎる!IVE、Stray Kids、aespaら人気アイドルのステージに注目(動画あり)

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写真=「SBS KPOP」YouTubeチャンネルキャプチャー

最近、K-POPファンの間で「『人気歌謡』のカメラワークがすごい」と話題になっています。アーティストに超接近したり、振付に合わせて細かくカメラを動かすなど、技術が素晴らしいという声がファンから続々上がっています。そこで今回は、「人気歌謡」のカメラマンが明かしたこのような映像を撮るまでの過程と、アーティストとカメラマンが一つになって作り上げた、迫力のあるステージ映像をいくつか紹介します。

 

◆躍動感のあるステージを撮影する秘訣とは?

写真=「SBS KPOP」YouTubeチャンネルキャプチャー
SBSのYouTubeチャンネル「SUBUSUNEWS」には最近、「人気歌謡」でアイドルたちのステージを撮影しているカメラマンたちのビハインドストーリーが公開されて注目を集めました。番組で話題となった超密着映像を撮っているのは、カメラマンのソン・ナクフン氏とチョ・ジンヒョン氏。2人は深夜から、その日撮影するアイドルのダンス練習映像を何度も見て、どのように撮るのがよいか研究しています。当日だけでなく、ソン・ナクフン氏は「土曜日は家で一日中アイドルのダンス動画を見ている」と告白。歌手と一緒にステージに上がって近い距離で撮影を行う2人に与えられた時間は、通常の撮影が終わった後の5分だけ。たった1回きりであるため、歌手のダンス、動き、視線の向きまで、事前に全て覚えるのだといいます。撮影時に初めてアーティストに会い、簡単に打ち合わせをしてから撮影に。このようにして撮られたステージ映像は단독샷캠(単独ショットCam)というタイトルでSBS KPOPのYouTubeチャンネルにアップされています。


 

アイドルのフォーカス映像に写り込むカメラマンの姿が話題に

体力的にも負担があるため、この方式で撮影するのは1回で2~3グループのみ。約5kgのカメラを持ってバランスを取りながら約5分間動き回るため、チョ・ジンヒョン氏は「3、4分間走っているのと同じ感じだと思う。終わったら汗が流れる」と語っています。実際、「人気歌謡」のアイドルたちのチッケム(一人にフォーカスした映像)を見ると、カメラマンがアイドルの素早い動きにしっかりとついて行き、撮影しているのが分かります。コメント欄を見ると、アイドルを絶賛する声だけでなく、「カメラマンの動きがすごい」といったコメントも見られます。


 

◆IVE「ELEVEN」

写真=IVE Instagram
IVEがデビュー曲「ELEVEN」で出演した「人気歌謡」の映像は、すぐにファンの間で話題を呼びました。「SUBUSUNEWS」でこれを撮影したのはソン・ナクフン氏であったことが明らかに。特に「あなたを映した瞳はodd」という歌詞でイソを超アップで撮影した部分は、ファンから「カメラがものすごく近い(笑)」「超アップだけど美しいイソもすごい」「カメラワーク最高」などの声が上がりました。

また、曲の出だしで全員が座って踊っているシーンも、全員を少し上から撮った後、中央のリズに近づいて、映像に立体感を出しています。


 

 

◆aespa「Savage」「Dreams Come True」

写真=aespa Instagram
WINTERのアップから始まる「Savage」。続くKARINAのパートも手がカメラにぶつかるのではないかというほどの近さで撮影し、見る人をさらに引きこみます。また、正面からだけでなく、横に移動してより躍動感のある映像に仕上げた場面も。特に後半の「Get me get me now Get me get me now (Zu Zu Zu Zu)」の部分では、メンバーたちの顔や手の動きに合わせて、細かくカメラの動きを変えて注目を集めました。

「SUBUSUNEWS」でチョ・ジンヒョン氏が撮影したと紹介された「Dreams Come True」も、メンバーたちが近距離で美しくカメラに収められたと好評を得ています。チョ・ジンヒョン氏は「Dreams Come True」にも登場する振付について、「手を前に投げ出すような振付は、手がカメラレンズに向かうとインパクトが出るので、そういった部分は予め撮影前にカメラの方向にやってほしいとお願いをすると、アーティストがうまく合わせてくれる」と語っています。


 

 

◆Kep1er「WA DA DA」

写真=Kep1er Twitter
キム・チェヒョンのカリスマ性溢れる表情のアップから始まるKep1erの「WA DA DA」。出だしのパートをキム・ダヨンがセンターに来て歌う場面では、メンバーたちが手を振り下ろすタイミングに合わせてカメラもその衝撃を受けたように動く演出で、振付を生かしました。ソ・ヨンウンがフロアまで姿勢を下げて行うパフォーマンスを披露する時は、カメラも同じく低い位置まで下がり、ダイナミックに撮影。群舞が美しい部分は引きで撮り、ソロパートはアップにと、計算された映像がファンの間で話題になりました。


 

◆Stray Kids「DOMINO」

写真=Stray Kids Twitter
Stray Kidsは、2ndフルアルバム「NOEASY」の収録曲「DOMINO」のステージで注目を集めました。同曲では、チャンビンのラップで曲が始まると、ヒョンジンとフィリックスが手をつないで円を作り、その間から歌っているチャンビンが見えるようなパフォーマンスがあります。「人気歌謡」では2人のアップを表情までしっかりと収めながら、間から見えるチャンビンもきれいに撮影をして目を引きました。また、右のメンバーから左へと、ドミノが倒れていく様子を連想させる流れるような振付がありますが、その場面も右から左へと次々とメンバーをフォーカスしていく撮影法で立体感を出しました。刻々と変わっていくフォーメーションにも完璧に対応しているカメラマンの技術に称賛の声が寄せられました。

ニューミニアルバム「ODDINARY」で最近カムバックしたStray Kids。SNS上では「『人気歌謡』ではタイトル曲『MANIAC』をどのように撮ってくれるのか楽しみ」という声が早くも上がっています。


 

◆NCT DREAM「Hot Sauce」

写真=NCT DREAM Instagram
NCT DREAMの「Hot Sauce」では、ステージを目の前で見ているような錯覚を起こす臨場感と共に、力強いダンスを堪能することができます。特にチソンのダンスパートでは、カメラの向きを大胆に変えながら迫力のあるパフォーマンスを収めました。さらに全員でのダンスブレイクで、途中に入るジェミンの「選んで ma dish」という歌詞を歌う一瞬だけジェミンをアップで捕らえ、その後すぐに前にいたマークが登場するというテクニックで、視線を釘付けにしました。


 

◆ENHYPEN「Blessed-Cursed」

写真=SBS KPOP Twitter
ENHYPENの「Blessed-Cursed」は、ジェイのアップで始まり、彼が左手でカメラを引き寄せるような動作を見せて一気に見る人を引き寄せます。また、ヒスンがカメラに向かって銃を撃つような動きをしたり、ソンフンがセンターで、手を上げて何かを打つような振付のパートでは、カメラが打たれたかのように揺れる映像で躍動感を出しました。その他にも、全体的にメンバーの手が触れそうなほど近くで撮影した場面が多く、目を引きました。


 

◆fromis_9「DM」

写真=fromis_9 Twitter
美しく完成度の高い映像を撮ることができるというソン・ナクフン氏はfromis_9の「DM」の撮影を担当、その様子が「SUBUSUNEWS」で紹介されました。彼は「全体的にダンスを美しく撮りながら、ソロパートでは個々の表情をきちんと撮りたいと思った。それを考えて動線を考えている」と明かしました。撮影を終えたfromis_9のメンバーたちは「カメラマンさんが、ほぼ私たちと一緒に踊ってくれているような感じだった。一緒にウォーキングをしてくれて、つい私も動きを大きくしてしまった。良い映像を撮ってくれてありがとうございました」「私の鼻のところまで来そうだった」「手を上から下に広げながら下ろす時、弾けるような感じがするけれど、その時カメラマンさんも(それを意識したように)離れた。気持ちよく踊ることができた」など、撮影を絶賛しました。ソン・ナクフン氏も「ものすごく疲れた」と話しながらも「fromis_9と息が合ってうまくできたと思う」と満足感を表しました。


 

◆VICTON「Chronograph」

写真=VICTON Instagram
VICTONの「Chronograph」の撮影風景も、「SUBUSUNEWS」で紹介されました。チョ・ジンヒョン氏は足が速く、体力もあるということからVICTONを撮ることに。撮影前に「男性アイドルなので、ダイナミックな感じも出さなけれないけないし、『Chronograph』というタイトルだけあって、時計をモチーフにしているように感じられる部分もあったので、そういったところをよく見せたいと考えている」と話していたチョ・ジンヒョン氏。撮影前、メンバーたちに「私が出てこようとした時に円を描いて、カメラの下にいる人はあまり映らないので手の動きを大きくお願いします」と指示。出だしでメンバーたちが手を重ねて段々と下へ降りていく動作にカメラも沿って動き、メンバーの視線や手の動きに合わせてカメラの向きはこまめに変化。かがむチェ・ビョンチャンを中心に、メンバーが周りを囲んで円を作り手を合わせる場面では、一度チェ・ビョンチャンに合わせてカメラも下がった後、再び上へと全員の手をクローズアップする場面なども目を引きました。「SUBUSUNEWS」ではメンバー個々の魅力をカメラに収めるため、ステージを走り回るチョ・ジンヒョン氏の姿がとらえられ、注目を集めました。


 

◆TREASURE「JIKJIN」

写真=TREASURE Weibo
TREASUREの「JIKJIN」では、サビの手を下ろしていく部分に合わせてカメラも下へと動く演出でより立体感を生み出しています。後半にチェ・ヒョンソクを中心に全員が横一列に並んで踊る場面では、メンバーたちを下から撮ることによってダイナミックな映像に仕上げました。また、TREASUREは人数が多く、それでいてぴったりと揃った群舞が見ごたえたっぷりであるため、「人気歌謡」が公開しているまた別のアングルで撮られた動画「항공캠(航空Cam)」で見ると新たな発見があります。これは、パフォーマンスを上から撮った映像で、常にステージ全体を見ることができるので、美しいフォーメーションをまた違った角度で確認することができます。


 

 

◆NMIXX「O.O」

写真=NMIXX Twitter
デビュー曲「O.O」で音楽界に第一歩を踏み出したNMIXXは、新人とは思えないようなパフォーマンスで毎回注目を集めています。ギュジンがセンターに立った出だしは、少し上から撮って徐々に下がっていくことで、グループのカリスマ性を引き立てました。最初のジニのパートでは、彼女の手の動きに合わせてカメラを移動させ、衣装が変わって転調する部分では、ソリュンが手を振り上げたのに合わせて映像が揺れるような演出を加えています。デビューしたばかりの新人であるにもかかわらず、ダンス、歌だけでなく視線や表情なども完璧な彼女たちが大きな話題となっています。
 

 

◆Billlie「GingaMingaYo」

写真=Billlie Twitter
最近、日本人メンバーつきのチッケムで話題を集めているBilllieの「GingaMingaYo」。スヒョンがアップで首を動かす動作から始まり、スタートからパワフルなステージに期待が高まる映像です。メンバーたちの豊かな表情をキャッチし、特につきとはるなが担当している「welcome to the strange world wow」のパートでは、メンバーたちが指をまわす度に徐々にアップにしていく演出が目を引きました。さらにつきがソロでフロアに手をついて行うアクロバティックなパフォーマンスも、同じ高さまでカメラを合わせて立体的に収めています。

記者 : Kstyle編集部