キム・ドンウク&キム・ソンギュ&チェ・ジョンアン出演、ドラマとして再誕生した「豚の王」に期待(総合)

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写真=TVING
2022年上半期最高の問題作であるTVINGオリジナル「豚の王」がベールを脱いだ。

本日(15日)午後2時、TVINGオリジナル「豚の王」の制作発表会がオンラインで生中継された。俳優のキム・ドンウク、キム・ソンギュ、チェ・ジョンアンと共に脚本家のタク・ジェヨンと制作者のイ・ジェムンが出席した。

今月18日に公開を控えている同作は、ヨン・サンホ監督の同名の長編アニメを原作としている。連続殺人事件の現場に残された20年前の友人のメッセージから、“暴力の記憶”を思い出すことになった人々のストーリーを描いた追跡スリラーだ。

キム・ドンウクが務めるファン・ギョンミンは、何某かの理由により過去のトラウマから目覚め、急激な心境の変化を経験する人物だ。キム・ドンウクは「子役が築いた叙事を成人キャラクターが葛藤を起こして事件を起こす。どんな心理でこのような行動に及んだかを中心に表現しようとした」と話した。

続いて「ファン・ギョンミンはいじめの被害者だ。演技する時に色々な考えや感情が交差した。慎重に接近して真剣に考えて表現しなければならなかった。訳ありの人物で、胸の痛む背景を持っている人物だが、ギョンミンだけでなく社会が体験している問題であり、メッセージについて悩んだ。容易ではなかった」と付け加えた。

キム・ソンギュは、広域捜査隊の警部補チョン・ジョンソクに扮し、友人だったファン・ギョンミンを追跡する。彼は「僕は主に犯罪者役を務めてきたが、原作を見る前に台本を先に読んだけれど、緊張感をもって最後まで読んだ。監督に会ってみて、いい作品になると思った。しかもキム・ドンウクが出演するということなので、断る理由もなく受け入れた」と明らかにした。

また「刑事という職業が重要な作品だが、それ以前にチョン・ジョンソクがどのように20年を過ごしてきたのか、ギョンミンに会って過去の記憶から抜け出したい刑事で友人として冷静に事件を見る。人間的に様々な感情が生じる。行き場のない1人の人間としての姿を一緒に考えられるように演技した」と説明した。

チェ・ジョンアンは、原作にない原則主義者刑事のカン・ジナを演じる。彼女は「台本が本当に面白かった。スリラージャンルには初めて挑戦するけど、私のキャラクターが最初は見慣れないかもしれないが、そうじゃないという気分の良い共感を呼びたくて選択した。荒っぽく見づらい強い部分があるが、解説者の感じのカン・ジナだ。視聴者の立場で一諸に推理することができる」とアピールした。

ヨン・サンホ監督が手掛けた長編アニメ「豚の王」は、悲劇的な運命の人物たちを通じて、学校内でのいじめをはじめとする社会の暴力の起源を描いて話題を呼んだ。2012年の「カンヌ国際映画祭」や多数の映画祭ですでに作品性を認められており、ドラマとして再誕生した同作に期待が高まっている。

脚本家のタク・ジェヨンは「原作ファンを裏切らないようにしよう、そして知らない方々も十分に楽しめるように書こう、この2つに重点を置いた。原作が与える重要なメッセージはそのままリメイクして、成人パートはリブートしようと思った。追跡スリラーの面白さを加えて、初めて見る方々も集中して観られるように書いた。原作では疲弊した成人たちが過去を思い浮かべるが、ドラマではおぞましい過去を持つ人物たちが成人になってどのように生きているかを取り扱った」と説明した。

制作者のイ・ジェムンも「原作のオーラが強い。暗くて聞きづらい話だが、私たちは12部作12時間以内にお見せしなければならなかった。興味深く観られるポイントに最も重点を置いた。ファン・ギョンミンとチョン・ジョンソクは追いつ追われつではあるが、似ている人物だ。原作とは違って2人が感じる皮肉さと感情の幅を最高値で伝えたかった」と明らかにした。

記者 : パク・ソヨン