EXID ソルジ、1stミニアルバム「First Letter」をリリース“完全体での活動についてメンバーと話し合いも”

MYDAILY |

写真=C-JeSエンターテインメント
最近、EXIDのソルジの1stミニアルバム「First Letter」の発売記念オンラインインタビューが行われた。

グループでメインボーカルを務めるソルジは「覆面歌王」「デュエッド歌謡祭」など、様々な音楽競演番組で優勝し、抜群の歌唱力を証明した。実力派ボーカリストである彼女が、1stミニアルバム「First Letter」で、1年6ヶ月ぶりにカムバックした。

「First Letter」は、彼女がソロ歌手として初めて発売するミニアルバムだ。以前より豊かになったソルジの感性と、多彩な音域が印象的なトラックで構成された。

この日、彼女は「早くカムバックしたかったけれど、やむを得ず空白期間が長くなりました。ファンの皆さんにも申し訳なかったし、早く挨拶したいという考えで気持ちが焦っていました。(カムバック出来た今は)とても幸せで、胸がときめいています」と、1年6ヶ月ぶりにカムバックした感想を伝えた。

2020年にリリースしたソロデビュー曲「Rains Again」は、シングルだった。しかし、今回の「First Letter」は別れの苦しみを収めたバラード曲「こうやって別れている」や、リズム感が印象的なソウルジャンルの「Pillow」など、計6つのトラックで構成されている。

「胸がときめいて、早くカムバックしたいと思いながらも、プレッシャーを感じていました。初のミニアルバムなので、意欲が湧いたんです。『完璧なアルバムでカムバックするには、どんな方法が良いのか』と悩み続けました。フィジカルアルバムも発売されるというニュースを聞いて、私も欲しいと思いました。一人で準備するのが初めてなので、責任感とワクワクが共存する中で、気持ちよく準備しました」

タイトル曲「季節の果てで」は、彼女だけの感性的なボイスと卓越した曲の解釈が印象的なバラード曲だ。季節の最後に差し掛かった時と、ある人への悲しみ、恋しい思い出を同時に表現し、ソルジがその主人公になりきって歌っている。

彼女は「数ヶ月間悩みました。3曲の候補の中で、投票で(タイトル曲を)決定しました。『季節の果てで』への反応が一番良かったのですが、その中でも若者たちの反応が最も熱かったです。世間の人々の反応を考えた時に、たくさんの方が好きになってくれるのではないかと思って、タイトル曲に決めました」と説明した。

続いて「最初は今の歌詞ではなく、違う雰囲気の歌詞でした。2年前にもらった楽曲で、メロディーが良いなと思っていましたが、このアルバムに収録されるとは思いませんでした。修正過程を経てさらに満足している楽曲です。早く皆さんに聴いてほしいと思っていました」と付け加えた。

タイトル曲の他にも、このアルバムは別れの苦しみを収めたバラード曲「こうやって別れている」、リズム感が印象的なソウルジャンルの「Pillow」と「Have a good day」など、全6曲で構成されている。特に「Pillow」は、彼女が作詞に参加した曲で、より意味深い。

「メロディーに合う歌詞を書こうと努力しました。私なりに勉強をしていますが、皆さんに完璧な作品をお見せしたいと思いました。『Pillow』はファンの皆さんのことを考えて歌詞を書きました。疲れた時に気楽に抱きしめてあげたいと、枕になってあげたいと思いました。温かく抱きしめてあげたいという気持ちで歌詞を書きました」

今回のアルバムで彼女は、自身のボーカルの個性に集中しようとした。自らボーカリストの道を歩みたいと強く考えていたため、目標もはっきりしていた。歌を通じてストーリーを伝えること、癒しを届ける歌手になること。繊細に感情を伝えることも彼女の夢だ。そのため起承転結を込めている感性的な部分を、曲のメッセージ性を理解して歌う姿を見せようと努力した。

タイトル曲だけではなく、実際に季節の終わりに立っている彼女はどんな気分だろうか。彼女は「少し寂しい。でも違う季節の始まりでもあるから、寂しい一方でワクワクしている。私も感情の起伏が激しくて、ある時には心が寂しいときもあるが、ある時には胸がワクワクして心地よく感じる。歌手のソルジはもう春を過ごしている気がする。花も咲いて、鳥もさえずっている。スタートしないと」と笑顔で伝えた。

ソルジはグループへの愛情も伝えた。タイトル曲「季節の果てで」を決めてくれたのも、メンバーのジョンファとハニだった。彼女は「事務所の方とタイトル曲を決めようとした時、候補リストが多かったんです。なのでハニ、ジョンファに相談しました。彼女たちが『季節の果てで』を選んでくれたので、タイトル曲に決めました」とメンバーへの愛情を示した。

「私は“EXID”自体が私だと思っています。ソロとして活動するのも私で、EXIDのソルジも私なので。本当に大切な存在です。人々に私たちの存在を知らせてくれたありがたいグループで、愛するグループです」

完全体での活動については「みんなグループへの愛情が大きいです。最後のアルバムを発売する時『当分はそれぞれの道を歩いて、またいつか一緒に挨拶する』と申し上げましたが、その部分について話し合いました」とし「具体的なアルバム計画については話し合いませんでしたが、『いつ挨拶しようか』『いつアルバムをリリースしようか』など、気軽に話し合ったりします」と説明した。

続いて「ファンの皆さんもEXIDの音楽を待ってくださっています。今すぐ完全体で活動するとは約束でませんが、しっかり準備しています。ずっと待ってくださるファンの皆さんには申し訳ありませんが、よい音楽で必ず帰ってきます」と完全体での活動に言及した。
2006年、2NBとしてデビューしたソルジは、もうデビュー17年目になった。彼女は自ら、たくさんの面で成長したと語った。18歳だったデビュー当時。まだ完成形ではないボーカルだったため、自身でもデビューしてもいいのか悩んだという。そして17年の時が経って、ボーカルもマインドも、すべてが成長した。歌を歌う時、なにか重要なことを決める時、そして自身の考えも。詳しく説明できないが、彼女は以前より成長したと確信している。

「デビュー17年目なんて、信じられません。20歳の時や、デビューしたのが昨日のことようなのに……あまり実感が湧きません。デビュー17年目という話を聞いて『そうなんだ』と思いました。色々なことがありました。ステージたった1つでも、準備するのが大変でした。歌手として認めてくれない雰囲気。新人時代の悔しさが一番辛かったです。たくさん愛された時が一番幸せでした。EXIDとして1位を取った時、『覆面歌王』で歌王になった時。辛かった時間を認められ、報われたような気がしました」

淡々と17年間の活動を思い出していたソルジに、今回のアルバムを通じて成し遂げたい目標を聞くと、彼女は幼い少女のように笑い「私だけの成果を達成したと、評価されたいです。一歩一歩、皆さんに近づいていきたいです。何か大きな目標を立てるよりも、初めてのことや、何かを始める第一歩のように。こんな曲を歌う歌手がいるということを知って欲しいです」と伝えた。

記者 : カン・ダユン