アン・ボヒョン&チョ・ボアら出演ドラマ「軍検事ドーベルマン」韓国で初めて軍事裁判を題材に

OSEN |

写真=tvN
見たことも聞いたこともない、斬新な法定物が誕生した。

23日の午後2時、新型コロナウイルスの感染防止のため、tvN「軍検事ドーベルマン」の制作発表会がオンラインで行われ、チン・チャンギュ監督、アン・ボヒョン、チョ・ボア、オ・ヨンス、キム・ヨンミン、キム・ウソクが出席した。

「軍検事ドーベルマン」は、お金のために軍検事になったト・ベマン(アン・ボヒョン)と、復讐のために軍検事になったチャ・ウイン(チョ・ボア)が出会って、軍隊内の腐れ切った悪を懲らしめ、本物の軍検事へと成長していく物語を描く。

チン・チャンギュ監督は「軍法定という韓国で取り扱ったことのない題材を取り扱う。全く異なる2人が、軍検事として会って軍隊内の不正を撲滅し、個人的に復讐する話だ。法廷物なので重い印象があると思うが、軽快ながらもライトな雰囲気になっている。俳優たちも、これまでの演技とは全く異なる雰囲気を披露している」と説明した。

アン・ボヒョンは、軍服を脱ぐ日だけを心待ちにしている軍検事ト・ベマン役を務めた。彼は「ドラマのオファーを受けた時、その場で台本を4部まで一気に読んだ。本当に面白かった。『こういった雰囲気の法定物を自分に演じることができるだろうか? 難しいだろうな』と思っていたけれど、新鮮な題材と痛快なカタルシスが文章だけでも感じ取れた。挑戦だと思って、一生懸命に撮影している」と意気込みを語った。

彼は陸軍本部の儀仗隊出身であり、2016年のKBS 2TV「太陽の末裔」ですでに軍人役をwんじたことがある。アン・ボヒョンは「軍服を着るのは今回で3回目だ。制服を着たら不思議な気分だった。現役に戻ったような気持ちで、チャレンジ精神をもって臨んだ。軍人の真面目さを表現するために、細かいところにまで気を配ろうと努力した」と自信を表した。

チョ・ボアは、財閥家の一人娘で、新米軍検事のチャ・ウイン役を務める。彼女は「私がこのドラマを選んだ理由は本当にたくさんある。素晴らしい執筆力を持つ脚本家さんたちが柱を築いて、綺羅星のような先輩たちにアン・ボヒョンさんまでいるからだ。また、監督とは『モンスター』で息を合わせたことがある。また一緒に仕事ができて、本当に楽しく撮影している」とし、笑顔を浮かべた。

オ・ヨンスは、8年ぶりにドラマにカムバックし、圧倒的なオーラを放つ初の女性師団長ノ・ファヨンを演じる。彼女は「女性は軍隊についてよく知らないので新鮮な楽しみがあると思うし、視聴者として知らないうちに蓋をしていた不正や悪行などは、軍隊に行った経験のある人も楽しめると思うし、キャラクターが生き生きしていて面白いと思う」とし、ドラマカムバックの感想を語った。

続いて、彼女は「久しぶりのカムバックなので、安全なキャラクターをしようかと思ったけれど、ノ・ファヨンは役自体がものすごく強い。実は監督に会いに行く時は、断るつもりだった。髪が長かったけれど、打ち合わせが終わって別れる時に、『髪を切ります』と言った。他の女優がノ・ファヨンを演じていたら嫉妬していたと思う」とし、笑顔を浮かべた。

キム・ヨンミンは、国内屈指の法律会社の代表で、検事出身の弁護士ヨン・ムング役でもう一度存在感をアピールする予定だ。彼は「脚本家と監督に対する信頼が大きく、2人の相乗効果が本当に楽しみだった。しかも、台本が重くなく軽快だった。サイダーのように爽やかに読めた」とし、チン・チャンギュ監督と脚本家のユン・ヒョンホに対する高い信頼を示した。

キム・ウソクは、20代前半に屈指の軍需企業の会長になったノ・テナム役で、“ヤング&リッチ”ヴィランの誕生を予告した。彼は「サイダーのように痛快なシーンが多かった。だからノ・テナム役をやってみたいと思った。今までとは違う役だったので、しっかりやり遂げたくてオーディションを受けた」とし、自信を表した。

韓国で放送開始を控えているこの作品は、映画「弁護人」、ドラマ「無法弁護士~最高のパートナー」など、法定物を執筆してきたユン・ヒョンホとドラマ「バッドパパ」「ミリオネア邸宅殺人事件」を演出したチン・チャンギュ監督がタッグを組んだ作品だ。韓国で初めての軍法定物を予告しており、視聴者から期待が寄せられている。

チン・チャンギュ監督は「軍法定は世界にも数ヶ国しかない。判事、検事、弁護士が階級で絡み合っているため、お互いに尊重し合う関係だ。そこから来る葛藤とドラマが面白いと思う。師団長の直結命令があれば、軍の判決も変えることができる。法が優先か、階級が優先か、軍法定ではそんなジレンマがあると思った。階級の限界を乗り越えて、ト・ベマンとチャ・ウインが問題を解決できるのか、楽しみにしていてほしい」と語った。

アン・ボヒョンも「今までに見たことがないドラマだ。僕も軍検事という職責についてよく知らなかったけれど、視聴者の皆さんもこのドラマを通じて勉強になると思う。それに内容も難しすぎない法廷物だ。軍隊を背景としているが、軍隊の話ではないので、軍隊に行ってない人でも楽しむことができる」とし、期待を高めた。

監督と俳優がいずれも痛快なストーリー展開に期待を呼びかけた。それぞれの人物が見せるオーラに、軍法定という題材、そしてスリリングなアクションと痛快なカタルシスが合わさってお茶の間を魅了するだろう。彼らが軍隊内の悪をどのように根絶するのか、その痛快な活躍は、韓国で28日の午後10時30分に公開される。

記者 : パク・ソヨン