3月1日（火）より、J:テレにて韓国ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ？」のオンエアがスタート。パク・ソジュン＆パク・ミニョンの超豪華共演で大人気ウェブ漫画を実写化したこのドラマは韓国で同時間帯視聴率1位を記録し、日本でも多くのファンを虜にした最上級のラブコメディだ。Jテレは全国のJ:COMエリアならば無料で見ることができるため、まだ見たことがない人はもちろん、すでに見た人が再度視聴するチャンス。そこで何度見ても楽しめる「キム秘書はいったい、なぜ？」の魅力を分析する。

◆見るべき理由 その1．
究極の俺様ナルシストを魅力たっぷりに演じるパク・ソジュン

ビジュアル、頭脳、経営手腕まで完璧なユミョングループの副会長イ・ヨンジュン役を演じるのは、ドラマ「梨泰院クラス」でその名を世界中にとどろかせ、2022年公開の映画「マーベルズ」でハリウッドに進出を果たすパク・ソジュン。「魔女の恋愛」「彼女はキレイだった」「サム、マイウェイ～恋の一発逆転！～」など多数のラブコメをヒットに導いたことから“ラブコメの神”との異名を持つ彼が、本作では、すべてが完璧性だが性格はやや難ありの究極のナルシストに変身。周囲がドン引きする俺様発言をしれっと発しては大爆笑を誘い、その自然な“なりきり”ぶりに「さすがはパク・ソジュン」と絶賛の声があがった。

自己愛の塊で他人に関心を持たず、冷静沈着ヨンジュン。だが、その姿は第1話の序盤で早くも崩壊する。9年間支えてくれた敏腕秘書キム・ミソが「私はもう辞めます」と退職宣言をしたことで、ドラマのタイトルのとおりに彼女が辞める理由を「いったい、なぜ？」とあれこれ推測してはストレスをため、表向きは冷静を装いながらもあの手この手で引き留めようと必死になる姿に笑いが止まらない。

初めはミソを引き留めたい理由が恋だとは気がつかず、むしろミソが自分を好きだと勘違いするほどナルシストだったヨンジュンが、恋に目覚めてからは相手を思いやるロマンチックガイに変化するのも見どころ。実は恋愛経験ゼロで、女心をわからぬゆえに的外れな行動をとってはミソを困惑させるところも母性本能をくすぐる。

◆見るべき理由 その2．
パク・ミニョン扮する好感度満点のヒロイン

他人を認めないヨンジュンが唯一信頼を寄せる秘書キム・ミソを演じるのは「トキメキ☆成均館スキャンダル」や「彼女の私生活」「気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能？！」などで愛される“ラブコメクイーン”のパク・ミニョン。キビキビと仕事をこなし、ヨンジュンのナルシスト発言や毒舌にもスマートに対応。ヨンジュンに寵愛されてもおごることなく、同僚からも信頼が厚いミソは好感度抜群のキャリアウーマン。実は家族の借金を一身に背負って大学進学をあきらめ、努力によって今の地位をつかんだ……というバックグラウンドも応援したくなる。オフィスではジャストフィットのタイトスカートとヒールでキリっとした表情を、私生活ではスエット姿であどけない笑顔を見せるところもギャップ萌えで、クールとキュートの両面の魅力を併せ持つパク・ミニョンだからこそ、原作とのシンクロ率が満点のヒロインになったのは言うまでもない。

プライベートもろくにないほど仕事に専念してきた“キム秘書”ではなく、これからは“キム・ミソ”としての人生を行きたいと退職を決めたミソ。ミソの固い決意は、果たしてヨンジュンの引き留め攻撃に揺らぐのだろうか？！

◆見るべき理由 その3．
オフィスの濃厚なサブキャラクターたち

ユミョングループの社員はひと癖ある濃いキャラばかり。その筆頭株がユミョングループの社長かつ留学時代からのヨンジュンの友人ユシク（カン・ギヨン）だ。オーナーと雇われ社長という序列から、ヨンジュンの横暴な態度にも我慢、我慢で絶対服従なのだが、恋愛においては経験のないヨンジュンに先輩ヅラでアドバイス。しかし、実は離婚経験者ゆえにあまり役に立たない助言を繰り返し、ますますヨンジュンを混乱させる。

社内人気ナンバーワンのイケメン社員グィナム（チャンソン／2PM）は仕事一筋で、服を選ぶ暇を惜しんで同じデザインのスーツ10着をローテーションしていると噂されているが、実は1着のスーツを毎日着ているドケチな超倹約家。しかし、ミソの後任秘書のジア（ピョ・イェジン）は彼のスーツの同じ場所にごはん粒がついていることに気がついたことから、ジアはグィナムに目をつけられてしまう。社内では“高貴な人”と呼ばれているグィナムが、秘密を暴露されるのではないかという被害妄想からジアに難癖をつけまくり、セコイ男ぶりを発揮するのがなんとも笑える。

自称ゴールドミスのポン・セラ課長（ファン・ボラ）は、ミソの後任は社内一の美女である自分だと言い切るアラサー女子。社内の男性はみな自分が好きだと思い込むほど勘違いが甚だしく、根拠のない自信に満ちあふれている。イケメンにしか興味のないポン課長だが、あるピンチから救ってくれたヨンジュンの無骨な随行秘書ヤン・チョル（カン・ホンソク）が気になる存在に。ぶっとんだポン課長と、寡黙なヤン秘書との凸凹なラブラインにも注目だ。

◆見るべき理由 その4．
三角関係を交えたミステリー

中盤からは、ミソが大ファンである人気覆面小説家モルペウスが登場し、ミソに急接近。
実はモルペウスの正体はヨンジュンの兄ソンヨン（イ・テファン）であり、なぜかソンヨンを毛嫌いするヨンジュンと、ヨンジュンに劣等感を抱くソンヨンの間に緊迫感が走る。

一方で、結束バンドや女性に対してトラウマを持つヨンジュンと、クモを異常に怖がるミソの姿が描かれ、過去になんらかの事件があったことが推測される。確執を抱えた兄弟のミソをめぐっての三角関係と、過去の記憶にまつわるミステリーから目が離せない。

◆見るべき理由 その5．
悪者不在でストレスフリーの癒し系ドラマ

韓国ドラマを盛り上げるのに欠かせないのが悪役の存在だが、本作では一切登場しないのでストレスフリー。また財閥のエリートと一般家庭で育った高卒OLの恋愛には格差による障害がつきものだが、本作ではヨンジュンの家族がミソに絶大な信頼を寄せ、ミソの家族が偏見から財閥を毛嫌いするという、これまでとは逆のパターンが新鮮。優しいキャラクターたちが織り成す、温かさが満ちあふれたストーリーに癒されること請け合いだ。

◆今後も人気作が続々！4月からは「美男ですね」「星から来たあなた」も

J:テレでは、今後も人気作の放送が続々！ 4月からは、日本でも“グンちゃん”として、確固たる地位を確立している、チャン・グンソクの大ヒット主演作「美男＜イケメン＞ですね」が放送スタート。さらに、日本リメイクが話題のキム・スヒョン＆チョン・ジヒョン主演「星から来たあなた」、チュ・サンウク＆イ・ミンジョンの「ずる賢いバツイチの恋」、除隊後復帰作「赤い袖先（原題）」が韓国で大ヒットを記録した2PM ジュノ主演の「ただ愛する仲」も控えている。

詳細：https://www2.myjcom.jp/special/jtele/kimuhisyo

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執筆：安部裕子

■放送情報
J:テレ「キム秘書はいったい、なぜ？」
2022年3月1日（火） 22:00～放送スタート
以降、毎週（月）～（木） 22:00～ 1話ずつ放送

番組詳細：https://c.myjcom.jp/jtele/p/J00000006929/index.html

【4月放送情報】
「ただ愛する仲」
4月1日(金)スタート
毎週 月～金　13:00～

「ずる賢いバツイチの恋」
4月4日(月)スタート
毎週 月～金　16:30～

「美男＜イケメン＞ですね」
4月5日(火)スタート
毎週 月～木　22:00～

「星から来たあなた」
4月6日(水)スタート
毎週 月～金　15:00～

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