チェ・ミンシク、映画「不思議の国の数学者」でスクリーン復帰…脱北した天才数学者に変身

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写真=SHOW BOX
俳優のチェ・ミンシクが映画「不思議の国の数学者」で脱北した天才数学者に変身し、心温まる感動を届ける。

全世代に愛されるチェ・ミンシクは映画「不思議の国の数学者」(監督:パク・ドンフン)で、約3年ぶりにスクリーンに復帰する。今作は身分を隠して高校の警備員として働く脱北した天才数学者が、数学を諦めた学生に出会って繰り広げられる物語を描く。

映画「オールド・ボーイ」「悪魔を見た」「新しき世界」をはじめ、観客動員数1千万人を超え、大ヒットを記録した「バトル・オーシャン/海上決戦」に至るまで、チェ・ミンシクは作品性や興行性、演技力を持つ韓国を代表する俳優として、圧倒的な存在感を見せている。

33年間の演技経歴と数多くの作品を通じて、観客を泣かせたり笑わせたりした彼は、新作「不思議の国の数学者」で脱北した天才数学者イ・ハクソン役を演じ、再び人々を魅了する予定だ。

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チェ・ミンシクが演じたイ・ハクソンは、天才数学者であるという事実を隠したまま、成績上位1%の自立型私立高等学校の夜間警備員として生きていく人物で、ある日、学校で出会った学生ハン・ジウ(キム・ドンフィ)に数学を教えることになる。数学を諦めていた学生に、単純な試験点数ではなく、正解を見つけるために正しい方向性を提示するイ・ハクソンは、私たちの人生でも共感できるメッセージを伝え、温かい感動を与えるとみられる。

脱北した天才数学者という興味深いキャラクターを演じたチェ・ミンシクは、難しい数学の公式も滞りなく書き下ろす天才的な一面はもちろん、「シュリ」以来、約22年ぶりに北朝鮮の方言まで完璧に使いこなし、作品への没入度を高める予定だ。

演出を務めたパク・ドンフン監督は「シナリオを読んだときから、俳優のチェ・ミンシクが作品のエネルギーを高めてくれるだろうという確信がありました。キャラクターの解釈能力や拡張性に長けている俳優です」とチェ・ミンシクの演技を絶賛した。

「心温まる物語です」と今作を説明したチェ・ミンシクは、秘密を持っている数学者の物語を密度のある演技で描き、人生の正解を探していく人々に希望と励ましのメッセージを伝える予定だ。

「不思議の国の数学者」は韓国で3月9日に公開される。

記者 : キム・ナラ